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※個人的な意見です。

“なぜ映画を観るのでしょうか?”

そんなこともはや考えることもなくなりました、そもそも理由なんて考えたこともない人だっていると思います。


私が、映画を観るようになったのはなんだっただろうか。


覚えているのは、小学生の頃に映画館に通っていた記憶です、母親にこの映画観に行きたいと言って無理やり連れて行ってもらいました。


印象に残っているのは、「子ぎつねヘレン」という映画です。大沢たかお主演で、主題歌が当時「粉雪」や「3月9日」で有名になった「レミオロメン」の「太陽の下」でした。エンディングと同時に口ずさんでいたような気がします。笑

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今回はいろんな人に“映画を観る理由”について聞いてみました。


そしたら

・好きな人(俳優や女優、アイドルなど)が出演している。

・好きな漫画、アニメ、小説が映画化された

・なんとなく面白そう(CMなど見て、人から聞いて)

・デートで観に行く

 などが上がりました。


多くの人が上記の理由ではないでしょうか。

他の理由としては、映画に限らずですが、小説や漫画、ドラマを現実逃避の方法として利用している方もいるみたいです。



“映画を観る理由”、確かに上記に挙げたようなものが主にですが、では映画の見方についてはどんな見方が有るだろうか。


私自身の話になりますが、たくさん映画を観るようになって、観たい作品が山ほどあります、またこれは映画館で観ようとか、最近ではサブスクリプションも普及しているのでそれで観ようかなとか、DVDをレンタルして、もしくは購入して、複数回観たいものは映画館に何回も行ったり、その後もサブスクリプションで観たり、気に入ったらDVDも購入したりなど手段は様々です。


“映画館に行って観る”意味や行為についてもお話しできたらと思ったのですが、ここでは割愛させていただきます。


すでに映画というものは、死ぬまでに全作品見終わることができないほど溢れていると思います。また作品それぞれに良さがあり、好みもあると思います。


では、どれから見ようか、、、。

私自身そのように迷ってしまうことが今でもあります。時間は限られているので、どうしようかと思いまずは、アカデミー賞にノミネートもしくは賞を取った作品から見ようと思いました。

それによって、アカデミー賞の傾向というものもわかるようになりました。

※良かったら上のリンクから見てみてください。



例えば、

2016年のアカデミー賞ぐらいからジェンダーについての映画が多くノミネートされるようになりました。

エディ・レッドメイン主演の「リリーのすべて」やA24作品の「ムーンライト」その後も2018年には半魚人と女性のラブロマンス映画「シェイプ・オブ・ウォーター」などアカデミー賞を実際に受賞した作品もあります。

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2019年は黒人ピアニストと白人運転手の友情を描く「グリーンブック」など人種差別についての作品が多くノミネートされていました。

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2020年からは、格差社会をテーマにした作品が多くノミネートされていました。ここでも取り上げた、ホアキン・フェニックス主演の「ジョーカー」やポン・ジュノ監督の「パラサイト 半地下の家族」などが挙げられます。

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2021年も、アメリカの雄大な原風景を背景に、 季節労働者たちの心のひだを見事に映し出した詩情的な作品「ノマドランド」がアカデミー賞を受賞しています。

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以前にも書きましたが2020年にアカデミー賞を取った「パラサイト 半地下の家族」はアジア初の快挙、そして2022年には日本の「ドライブ・マイ・カー」がノミネートされました。

これは本当に凄いことで、日本の映画が外国語ジャンルとしてノミネートすることは他の映画賞含めると過去にもありましたが、日本の映画としてストレートにアカデミー賞にノミネートしたことは日本人としてとても誇らしいことです。

近年アジアの映画が数々の映画祭で評価されたり、映画賞を受賞するようになってきました。また日本映画の良さについても書いているので是非読んでいただければと思います。


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このようにアカデミー賞にはノミネートするテーマについて傾向があり、予想するというのも楽しみの一つです。

また映画を通してその時代の社会を観ることができます。LGBTについてや、貧困など様々な問題について考えさせられます。


そしてアカデミー賞作品を見終わった後は、それで知った映画監督やいいなと思った俳優、女優を追って映画を探すようになりました。

上にも記載しましたが、ポン・ジュノ監督の作品だったり、エディ・レッドメインが出演している作品、ホアキン・フェニックスが出演している作品など。


こうして映画を観ていくと、この監督はこの監督の作品に影響を受けているんじゃないかとか、新たに面白い発見ができる時もあります。


有名な話だと、

クリストファー・ノーラン監督の「TENET」では1946年にて作品賞・監督賞・脚色賞の3部門を受賞した「カサブランカ」のラストシーンの「美しき友情の始まりだ」をサンプリングして、「美しき友情の終わりだ」としています。

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クリストファー・ノーラン監督についてだけでも他にネタはたくさんあるのですがキリがないのでやめておきます。


こういうサンプリングだったり、オマージュ含め影響を受けていたり、リスペクトしていてっていうのは映画だけに限らず音楽やファッション、小説や漫画にもよくあることですが見つけたり、気づけると面白いですね。


映画を観る上で、上記のことだったりファッションやBGMなどの音楽、俳優のキャスティング、お芝居だったりたくさん面白い要素や見方があると思います。


「TENET」に関しても、普通に観ても面白いのですが、物理とか化学について知識があるとより理解が深められたり、クリストファー・ノーラン監督がどういう作品を今までに作ってきたのか、どういう影響を受けているのか知るとさらに一本の作品が違った角度から観れてより楽しめると思います。


“映画を観る”ということは大袈裟かもしれませんが、“人生”なのかもしれないなと思います。


学生の頃に、数学や物理、歴史などを勉強したこと、あの当時は意味があるのかと思っていましたが意味があるかないかではなくて、その後“人生”を面白くするための一つの要素だったんだと思い、もっとちゃんと勉強していれば良かったなと思いました笑

そうすることで、もっと豊かに、いろんな角度から物事を捉えることができるようになるのではないかなと思います。


世界ではたくさんの映画が映画監督のもと作られています。

では、映画監督達はどのような目的で作り始めたのでしょうか?

そもそも映画ってどういうものなのか?

ここからはさらに“個人的な意見”になりますが、


この世に現時点で無いもの、もしくはないこと、あったらいいな、わくわくするなという気持ちから作られたのではないでしょうか?


わかりやすいのが、スティーブン・スピルバーグ監督の作品です。

彼の作品は、どれも有名ですが、「ジョーズ」や「E.T.」、「ジュラシック・パーク」などがあります。

ちなみに、私も大好きな「バック・トゥ・ザ・フューチャー」は制作には携わっていますが、ロバート・ゼメキス監督の作品です。


そして、この作品達には共通点があります。

現実世界には存在しない設定の内容であることです。

逆に言うと、映画の中なら現実にないものを自由に作れてしまうんですね。


観ているだけでわくわくさせられます、恐竜や宇宙人、タイムスリップなんて男の私には堪らないですね。

実際にその後誕生したものもありますし、「バック・トゥ・ザ・フューチャー」に関しては未来を予言していると言われています。

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“映画”というものは夢をみさせてくれている気がします。


ただやはりそれには限界があって、今現在ではほとんどやり尽くされている状態だと思います。

もちろん他にも「シザーハンズ」のティム・バートン監督やクリストファー・ノーラン監督、ディズニー映画作品、marvel作品も様々ありますが、すでにやり尽くされてしまっている感が否めません。


それでも、その中でクリストファー・ノーラン監督は「TENET」という映画を作ってしまいました。

あれは新しいわくわくや興奮、まだまだ夢が見れるんだと教えてくれた作品です。本当に凄いと思います。


そして、近年は“夢をみさせてくれる”ではなくて“寄り添ってくれる”ような映画が多いように思われます。特に邦画はそうなのではないでしょうか。もちろん私はそういう映画も大好きです。


映画は音楽、ファッション、演劇、映像などの総合芸術。作品なので、もちろんアートとして制作されている監督もいると思います。


また時代によって“夢をみさせてくれる”映画から“寄り添ってくれる”映画というように、時代によって在り方も変わってきていると思います。


映画に限らずですが、音楽、絵画、演劇、漫画、小説どれも作品ごとに見方や時代によっての在り方が変わっていきます。


ここで述べたのはあくまでも自論でしかないので何が良いとか悪いとかではなく、それぞれの人がそれぞれの楽しみ方をしていたら良いと思います。


“映画”は“人生”だ、なんて大袈裟なことを言っているかもしれませんが、映画に限らずいろんな見方や捉え方ができれば豊かに楽しくなっていくのではないでしょうか。































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