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ありがたきムシバーラ、わが家の場合

もう10年ほど前のことになる。某歯科衛生企業が主催する、
歯の健康についての子供向けイベントがあり、
世界一有名なウサギさんも来るということで
絶対に行きたいと思い、抽選に応募したところ、
当選して、
当時1歳半の娘(長女)と親子3人で参加した。

2部構成で、
1部は楽しいミュージカル、うさぎさんや歌のお姉さんたちが出てきた。
2部は歯のバイキンとお姉さんたちが、会場のお友達と協力して戦う姿があった。

次の年にも当選し
今度は0歳の下の子、2歳の長女と親子4人で足を運んだのだが、
暗くなる場面になると取り乱した。
「いやあ○zあ△ヴえああ!!」
みたいに騒がしくなった。
0歳だった下の子の方がよっぽどおとなしく過ごしていた。
ムシバーラとの対戦の第2部、長女はホールの外父と過ごしていた。
「ムシバーラがいやだ」とは言わなかったので、
てっきり暗いのが怖いのだとしばらく思っていた。
しかしそうではなかった。
なぜわかったかというと、
歯磨きをしっかりする子になっていたからだ。
そうか、暗いのが怖いんじゃなくて、
暗がりから出てくる
ムシバーラが怖いのだとやっとわかった。


このミュージカルの威力は凄まじく、
通常なら、歯磨きするしない、
ムシバーラ対歯ブラシの前に
子供対親との戦いがありそうなモノだが、
ムシバーラを恐ろしく思っている娘は
歯磨きを嫌がることも、親と戦うことも、サボることもなく、
自分から一人で歯磨きをする姿が出来上がっていた。
子供の歯磨きだけでは磨き残しなどのため、
仕上げ磨きをするように歯医者さんから指導があったことがある。
それからは自分から「仕上げ磨きしてください」と申し出る。
ミュージカルの威力は凄まじい物だと驚いた。
そして、上の子が一人で歯磨きをする姿を見て、
下の子も自分から歯磨きをする、という素晴らしい姿であった。
パチパチ。

話はここで終わらない。
親の方はというと、
母は、四捨五入するとアラフィフにして、
奥歯は全て銀歯が入って、右上奥2本は根本しかなく抜糸予定。
差し歯もある。要するに歯の管理はとても悪い
(歯科矯正してきたのですが、、、とほほ)。
父も、似たようなもので、
四捨五入せずにアラフィフど真ん中、
奥歯の様子も同じ、そして左上奥2本を抜歯済み。
ついでの情報だが親知らずも抜いている。
実は母もついに、親知らずを抜く予定で、今から戦々恐々としている。
歯の状態がすこぶる悪いアラフィフ両親を反面教師として、
娘たち2人は、今年も昨年に引き続き、
歯の「ダイヤモンド賞」をもらってきた。
えらい。パチパチパチ。
自分たちの力だ。

でも習慣として、小さい時から気を付けていたことはある。
○寝る前に歯磨きをする(し損ねたら気づいた時に)。
 眠そうなら「歯磨きしてから寝なさい」と言葉掛けして歯磨きしてから寝せる。
○甘いもの禁止はしないけれどご飯は最優先とする。
 (ご飯とおやつの区別をして食べる)
 いつもいつも、甘いものを食べない。食べたくない時は目の前にあっても食べない。


そんな様子がありました。
しかし、そんな娘にも歯のことで悩みがありました。
(この後、具体的な歯の様子、レントゲン写真の写真が出ます!苦手な方は注意してください。)

それは、小3過ぎて、
前歯以外の大人の歯がほとんど生えていないことでした。
そこで、かかりつけの歯科で相談して、レントゲンで見ると、、、、


出るに出られぬ大人の歯、抜けるに抜けられぬ子供の歯


わわわ、今か今かと、大人の歯が顎の中でスタンバッている姿が見えます。
だけど、今生えている歯が邪魔になっていたり、顎が小さかったりして出てこられないということがわかりました。
このままだと「おそらく8本抜きますね」と言われ、
じっとしているのが苦手な娘は抜歯8本
(一気にじゃなくても)
無理だ〜(大人でもやだヨネ)
どうしよ〜と。
そんな時、
たまたま会合でお隣になった方が
歯科衛生士さんの経験がある方だったので、
初対面でしたが思い切って相談したところ、
私がそれまで知らなかったような
色々な選択肢があるということがわかり、
背中を押されるようにして、
とある病院での矯正歯科で治療を受けるようにしたのでした。
色々な選択肢の一つとして、器具を使って顎を広げるという
スペシャルな方法があると!長女はそれに挑戦し
現在のところ、着々と進行しており、
顎を六ミリ広げようとしています。
(すると、何本か生えられるらしい、、、。)

歯科矯正を始めてから1年半経つけれど、虫歯ゼロ、これからも絶対作っちゃダメ!

ママやパパのようになると大変!大変!
これからも気を抜かないで、歯磨き歯磨き。
  それと、あの時見たミュージカルのムシバーラのおかげだね。
  歯磨きしないと虫歯になるぞーって。怖かったけど、
  今日まで頑張ってる、えらいえらい。パチパチ。
だからきっとこれからも大丈夫!
ママも、今度、右下の親知らずと右上の根っこ2本抜くの、怖いけど、頑張るよ。
いらない親知らずがあると、
ムシバーラが住み付きやすくなるんだって!怖いね💦
親知らずを抜いた後は
顔がしばらく腫れたり、食べ物が食べづらくなったりするらしいから
少し大変みたいだけれど
虫歯になってもならなくても、お口の健康状態は人それぞれ、
歯医者さんと相談しながら、これからも過ごしていこう。

さて、今日は下の子の誕生日。
おいしい物を食べてお祝いしよう。

子供たちは、
虫歯を作らないことを目標に、毎日丁寧に歯を磨き、過ごしていこう。

親たちは
80歳まで歯が20本を目標に、あと30年、
今残ってる歯、総出で頑張ろう。子供達の歯磨きへの姿勢を取り入れて。

子供の誕生日のお祝いと、
一緒に、コンテストを通じて
歯の健康のことを考えることができて本当に嬉しいです。
(ちなみに扉写真の歯は下の子の子供の歯。本人が大切にとっておいている。)
一生懸命書きました。
お読みいただきありがとうございました。

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