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なぜ?プログラミング授業を始める本当のねらいとは?
2020年4月、日本の小学校ではプログラミングの授業が開始されたのはご存知ですか?
プログラミングで思い浮かべるのは「パソコン」や「用語」などいろいろと思い浮かべてしまいますが、目的が違うんです。
今回はプログラミング授業を始める本当のねらいなどをまとめてみました。
本当のねらいとは?
文部科学省はこのようなねらいがあります。
子供たちに、コンピュータに意図した処理を行うように指示することが できるということを体験させながら、将来どのような職業に就くとしても、 時代を超えて普遍的に求められる力としての「プログラミング的思考」などを育成するもの。
プログラミング的思考とは 自分が意図する一連の活動を実現するために、どのような動きの組 合せが必要であり、一つ一つの動きに対応した記号を、どのように組 み合わせたらいいのか、記号の組合せをどのように改善していけば、より意図した活動に近づくのか、といったことを論理的に考えていく力 である
引用元:小学校段階におけるプログラミング教育の在り方について(議論の取りまとめ)文部科学省
このようなことが書いてありますが、難しいと感じますよね。簡単に言いますと、知識や判断力、学ぶ力を身に付ける授業となってます。
プログラミングの授業を入れる理由は、新しい技術がどんどん生まれるため、10年後の予測が難しいからです。
もちろん基礎であるタイピングなども入りますが、「コンピュータはどのように動くのだろう?」など、日本人があまり使ってない5W1H(誰が、いつ、どこで、何を、なぜ、どのように)を使って考える力を身に付け、説明やプレゼンなど将来役立つようにすることが最大の目的となってます。
日本はかなり遅れてる
本来なら論理的思考に関する授業をもっと早く取り入れるべきですが、日本はかなり遅れてるんです。
例えば、「マンションの水はどのように出るのでしょうか?」という問題があったとします。
いろいろな方法がありますが、最大の違いは電気を使ってる可能性があることです。
これは東京都の例になってしまいますが、3階建て以下のマンションは水道管から直結してる可能性があるため、電気を使ってない場合があります。
それ以外のマンションは電気を使って給水をしてるんです。
もう1つ例を挙げます。
「次は、トイレットペーパーとティッシュベーパーが品薄になります。製造元が中国です。生産元がティッシュベーパーとトイレットペーパーを生産をそもそもしてないのが根拠です」
トイレットペーパーが無くなると、デマを流した #富田優史。大迷惑です。#トイレットペーパー pic.twitter.com/bI5N0H9A6c
— たあ坊 (@kawabe0113) March 10, 2020
これは2020年に起きたトイレットペーパー騒動の時、ツイッターに載ってたデマです。これがデマだと思う理由はなんですか?
これも正解はいくつかあります。例は以下の通りです。
・ティッシュベーパーというものが存在しないから
・中国から何パーセント仕入れてるなどの根拠がないから
・中国以外の国で本当に作ってないなどの理由がないから
などいろいろな理由があります。これも論理的思考の1つとなっているんです。
このようにプログラミング授業は、論理的思考にするための授業となってます。
終わりに
今回は、2020年から始まったプログラミング授業の本当のねらいをまとめてみました。パソコンの練習をするだけでなく、いろいろな考えを持ってもらうのが本当のねらいとなってるんですね。
最後まで読んでいただきありがとうございました。
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