Through the ages攻略 Ⅱ

 各時代のTier表を貼る。
 諸説あるが、これでほぼ間違いない。

・時代A

指導者・遺産

S+:ロドス島の巨島

 神。卍最強卍
 
2手で作れる。軍事+2と船+1。オマケに「時代Ⅱ・時代Ⅲ開始時に軍事カード3枚を引く」とかいう訳分からん効果がついている。訳分かるか? 俺には分からん。(ちなみにこの効果はルールによって付いたり付かなかったりする。付かないならA~A-)
 書いてあること全部が強い。

 軍事カードが引ける=戦術・戦争カードが引き込みやすい、と同義である。戦争屋にはたまらない一品だ。軍事+2もすごく……大きいです……。
 なぜか過去の記事を漁ると冷遇されているが、3手番使ってでも取るぐらい優秀な遺産である。

S:ユリウス・カエサル

 軍事アクション増加は強い。
 
これはスルージの基礎知識である。
 軍事指導者は強い。
 これもスルージの基礎知識である。
 二つ満たしてるこいつが弱いわけがない。

 軍事アクション+1に、カードを毎ターン2枚埋める効果に、オマケでついてる軍事+1。うーん余すとこなく全てが強い。
 安定感のある時代Ⅰ番長。彼のお陰で今日も平和だ。

 ちなみになんで軍事アクション増加が強いかというと、時代Ⅰは戦術を引けないと摘むからである。時代Ⅰの戦術5種を1枚も活用できないまま時代Ⅰが過ぎるとやがて酷い目に遭わされる。
 殴られたいか? 殴られたくないよな。じゃあ殴るしかない。

S:コロッセオ

 軍事アクションは強い。以上。
 オマケでついてる幸福も時代Ⅰ以降優秀だ。
 開発コスト減もバカにならず、1ゲーム通して科学が3~6ぐらい軽減されるため実質科学遺産という説もある。更に更に、開発のたびにほんのり文化が貰える。これはマジでどうでもいい。

 3手遺産だが、その価値はある。

S-:ローマ街道

 人口(=黄色トークン)は偉い。
 また、時代Ⅰに石+1、時代Ⅱに科学+1を提供してくれる。これがマジでデカくて、内政基盤を一段上に引き上げてくれるパワーを持つ。

 難点は4手必要ということと、要求石がキモいということ。
 ただ黄色トークン+1は要求食料減=食料増であり、時代Ⅰ序盤は軍事のために+1~2の人口が欲しいので、見た目以上の底上げをこいつはしてくれる。

A+:ピラミッド

 説明不要。とりあえず取っとけ。

A+:アリストテレス

 技術取るだけで科学を生むやべーやつ。
 こいつがいると青技術を2枚開発できることになる。法は当然として、石工術や臨時の戦術・航海術へのアクセス権を手に入れられるのは偉い。

 イベント:暗黒時代には気を付けよう!

A:アレキサンダー大王

 時代Ⅱ・Ⅲ指導者だったら世界を牛耳っていたであろうお方。
 たまに時代Ⅰ序盤で馬取って戦術引いて略奪して敵を轢き殺していく。
 マジでアレキがいるゲームでは剣士・馬がないと人権なくなるので注意しよう。

 ユニット毎に軍事+1はそこはかとなく偉いのだが、軍事ユニットに割く人口を序盤は確保し辛く、4人以上軍事に割くと流石に内政が崩壊するので見た目ほどのパワーもない。
 結局軍事アクションがないと攻める準備が整わないので、マジのアグロ一発屋である。しかし決まると一人ゲームから退場する。うーん神風。

A-:アクロポリス

 文化+1軍事+1。出力としては並。
 こいつの利点は作りやすさと、時代Ⅱ・Ⅲ政体へのアクセスの快適さにある。立憲の科学コストが7~10あたりまで下がり、時代Ⅲ政体を8~12あたりで引き込めるのは見た目以上のパワーがある。
 配置数が増える効果もそれなりに偉く、終盤6人で映画見始めるとネタではなくマジの強さを感じる。

 雑に作れて雑に強い。

B:空中庭園

 文化1、幸福2。以上。
 あれば確かに快適だが、なくても何ら困らないことで有名な遺産。
 幸福は特に過剰に稼ぐ意味のない出力なのでちょっとやりすぎである。文化+2、幸福+1だったらAだった。

 まぁ別に作ってもいいかレベル。

B:モーゼ

 初心者に雑魚扱いされがちなおじさん。
 使い方が知られていない。

 人口を増やすと何が出来るか。そう、軍事で圧倒したり、時代Ⅰ書庫・アリーナ・劇場を活用できるようになるのだ。
 このゲーム、時代Ⅰの軍事1位にはかなり価値がある。というのも時代Ⅰ・Ⅱのイベントは半分以上が軍事関連だからだ。人口がなければ軍事ユニットは増やせない。しかし他の文明が頑張って2~3人でせこせこ回してるところ、こいつは鼻歌歌いながら4~5人ぶち込んで笑顔で轢きに行ける。どれだけ頑張ろうと3人では5人に勝てないのだ。
 つまり、こいつは戦争指導者である。
 余剰人口の使い方を知らないと使えない。そういう意味ではちょっと他とは違うパターンの指導者ではある。

 また、書庫・アリーナ・劇場にぶち込むという使い方もできる。理想は軍事カチ上げ→イベント埋めつつ植民地奪取→他が軍事上がり始めたら人口を都市建造物に放り込んで指導者切り替え、という流れである。

B-:ヒポクラテス

 黄色トークンは偉い。
 偉いが、ちょっと遅すぎる。

 実際確かにパワーを提供してくれるのだが、そのパワーを感じるまでに相当のターン数を必要とする厄介なおじさん。
 ただ、勝率自体は悪くなく、取り合えず使ってもいいレベルで丸い指導者ではある。

B:ストーンヘンジ

 文化+1、幸福+1という悪くない出力。
 そして本命である即席6科学を提供してくれる。

 6科学がとにかく優秀なのだが、4手必要で石要求がキモいのと、何よりイベント:暗黒時代の餌食になるという宿命を課せられている。暗黒時代がこの世に存在しないなら余裕でTierA。
 これを作る時は時代Ⅰ序盤に技術・青技術カードが沢山流れてくることを祈ろう。これを見た瞬間、皆嬉々として暗黒時代を埋めに来るぞ。


B+:ブーディカ

 丸い指導者。
 軍事が必要なら石2を、軍事が十分なら食料1/石1/科学1からどれか1つをくれる。

 悪くない。どんな時でも安定したプレイが出来るようになる。科学が貰えるのはそれだけで強いし、食料も石もあと1あればって時はそれなりに多い。
 ただ、周りに左右される(軍事指導者ばかりだと石アドがあっても軍事最下位になる、自分の順番と先手番後手番のプレイに軍事は影響される)等があり、使い辛さがやや目立つ。

B-:孔子

 科学が貰えるが条件付き。

 使い辛さが目立つおっさん。軍事指導者じゃないのでイベント捲りたくない時あるし、戦術を山に埋めても結局全員に科学が行き渡るという始末。そもそも戦術は自分で使うんだが。

 ちなみにイベントカードは手札から捨てると捨札→イベント山が切れたら捨札から山札へ、という順路で移動し、イベントに埋めるとイベント→捲られたら捨札、という順路を取るため「俺いらないけど他人使われたくない戦術をイベント山に埋める」は確かにちょっとした効果はあるのだが、軍事アクションが大して存在しない時代Ⅰにイベント山が空になる事態はそうそうないため、あんま効果ない。

C+:アレクサンドリア図書館

 取りたくないがこれしかないなら取るしかない。

 文化+1科学+1。3手必要で141と石要求がキモい。
 科学+1は確かに助かるのだが、それにしたってなんというか……。
 231とか33とか131とかに出来んかったとですか?

C+:ハンムラビ

 内政アクション+1はめっちゃ強い。
 でも軍事アクション-1はめtttttっちゃ弱い。
 それだけ。

 良い戦術が速攻で引き込めるなら悪くないのだが、それにしたって軍事アクションを放り投げるのは流石にNG。
 時代Ⅰは取りたい技術が多いので内政アクションは強いとはいえ、軍事アクションを軽く見過ぎである。
 使いどころは選びましょう。初心者はよくこれ使って「戦術こねーなー」で爆発四散していきます。

C:クレオパトラ

 石が貰える。悪くなさそうに見える。
 が、実際この子で有効活用できる石は2、多くて4。
 遺産は速攻建てた方が強いし、時代Ⅰ科学とかも取ったら即上げた方が強いので、こいつの効果を活かそうとするプレイ自体が弱い。そもそも時代Aはイベントで石が貰える確率が非常に高い。あんまりとる価値がない。

 ちょっと使って時代Ⅰ指導者にさっさと切り替えるなら悪くない。

C-:アショカ

 カードを抱え込む行動自体が弱い。
 取ったカードは次ターンには使っとるわボケ。抱えたところで石+1って舐めとんのか。科学よこせ科学。
 好きなカードが1アクションで取れる初心者卓などでは強いかも。


時代Ⅰ

遺産・指導者

S:万里の長城

 優秀。
 歩兵・砲兵に軍事+1とアレクサンダーの効果を有しつつ、文化+1幸福+1という嬉しいオマケもついてくる。

 4手必要、要求石9という重さを誇るが、それでも十分強い。

S+:ミケランジェロ

 雑に強い。
 幸福度に応じた文化を提供しつつ、更に遺産を軽い内政アクションで取ることが出来る。

 勘違いしてる人が多いけれど、別にサンピエトロ大聖堂が必要なわけでも、時代Ⅰ・Ⅱ寺院が必要なわけでもない。
 こいつ取ってから劇場に1~2人突っ込みつつ、内政アクションを抑えて時代Ⅰ・Ⅱの遺産を取れる。それだけでパワーがある。
 噛み合えばバケモン、噛み合わなくとも時代Ⅰから文化で独走態勢に入れる。それがミケランジェロである。

S-:チンギス・ハン

 剣士を取るだけでどうして重騎兵隊が発動するんです?

 純粋に技術カード・戦術カードの受けが広がるのが強い。軍事アクションこそがないが、それ以上の安定をもたらしてくれる。
 剣士を取ったならチンギスを狙おう。
 逆に騎士を取れたならチンギスはいらない。

 チンギスを先に抱えに行く行為には諸説あるものの、別に戦士でも戦えるし、他の人も剣士に3アクション払う価値はないので悪くはない。
 まぁ流石に先チンギスやるなら、それなりに長く戦える時代A指導者が欲しい。

S:紫禁城

 説明不要
 時代Ⅰ・Ⅱは幸福問題が発生しだすため、そのあたりのケアも出来る優れもの。
 4手必要で要求石もキモいが、しかし内政アクションに勝るものはない。
 ちなみにピラミッドがAで紫禁城がSなのは他との相対評価。時代A遺産は強いのが多すぎたッピ。

S+:ヤンジシュカ

 軍事アクションは強い。
 チンギスハンにやや似ているが、こちらは状況を選ばないこと、戦術の受けが更に広いこと、軍事アクションがついているという利点がある。
 中世の軍隊とファランクスが優秀な他、レギオンも別に悪くない。
 シンプルにバケモンである。

 難点として植民地合戦にちょっと弱いため、余裕があれば歩兵を1~2人は作っておくと安心。

S-:イザベル1世

 植民地おばさん。
 状況を選ばずに石をくれる。
 
 時代Ⅰ・時代Ⅱ序盤は食料が難を迎えがちで、かつ植民地で2~3回はこぜり合うことになる時代。
 そんな時、人口に依存せずに植民地競争に参戦でき、かつユニット損失がないため次手番をスムーズに進めることの出来るこの人は見た目以上のパワーをお持ち。

 また、時代Ⅱ序盤まで石はいくらあっても困らないため、恒常的に石が貰えるのもGood。
 時代Ⅲ指導者にいつ切り替えても良いというのも便利。
 都合のいい女である。

A+:サンピエトロ大聖堂

 もう大丈夫、お前が幸福に困ることはない。

 文化+2、幸福+2。他に一つでも幸福カードがあれば一生幸せでいられる幸せ増幅装置である。
 文化+2が結構偉い。このあたりから文化の積み増しがあると凄く楽。
 2手番で作れて必要石8という軽さも素晴らしい。とりあえず取っとけの代名詞である。

A+:ジャンヌ・ダルク

 なぜかアーサー王と顔が一緒にされてしまった人。
 バリバリの武闘派。

 神政ジャンヌは立派な戦法。この二つと時代A寺院に1人突っ込んでるだけで、軍事+3文化+2軍事アクション+2幸福+2が確定する。うーん強い。
 ただ神政はカット対象である。少なくとも早期運用は2アクションを払う必要があるためそこがネック。

 しかしこの二つだけで時代Ⅰの覇者となり、ジャンヌ単品でも軍事+1文化+1軍事アクション+1のため普通に強い。軍事アクションがついてるだけで偉いんだこのゲーム。

A:クリストファー・コロンブス


 都合のいい男。
 こいつを使うときは出来れば長く使える時代A指導者を使いたい。

A-:レオナルド・ダ・ヴィンチ

 科学指導者。
 科学とハンマーのサポートをしてくれる。取り合えず取ってもいい。

A:サラディン

 軍事+2の丸い指導者。
 軍事が安定したり、山札の底が見えて場に何が流れるか予想がついたら内政アクションに切り替えるのも強い。
 初心者はなぜか内政アクションを欲しがるが、軍事+2で使うことの方が圧倒的に多いしそっちのが強い。

A:エレノア・アキテーヌ

 軍事アクションがないのに軍事カードを引き込み、なぜか文化まで稼いでいくオバケ。

 イベントカードを捲り続けながら毎ターン2~4の文化を稼ぐのは割とやってることとしてはおかしい部類。時代Ⅰ劇場2個+軍事アクション2個分の動きだからなこれ。
 軍事植民地やイベント手札操作が絡むとドカンと文化を稼ぎ、時代Ⅱ指導者を内政アクション3で抱えに行ってもロスがないという後腐れのなさ。

 とりあえず取っていい。
 

B+:マチュピチュ

 食料+1、石+1。
 一応言っておくと、最終的には食料も石も時代Ⅱ・Ⅲを使うことになるため、イベント:歳月による荒廃の餌にするのが吉。

 あれば嬉しい、そんな遺産。
 3手で作れる軽さもお手頃である。

B:姫路城

 文化+2、軍事+2。
 能力はあんまり使わないが、時代Ⅱ戦争の攻めとかで使うと割と強かったりする。あとこれを持ってると相手がやる気をなくす。

 2手で作れる作りやすさと、軍事も文化も良い数値貰えるのが魅力。

C+:タージ・マハル

 文化+3。
 作りやすく出力も良いのだが、流石にもう一声が欲しい遺産。
 ちょっとハンマー余って0アクションで取れるって時に取り合えず建てるのが一番いい付き合い方。

C:ブラハ・カレル大学

 文化+1、科学+2。
 科学+2は強いのだが、過剰科学なので時代Ⅰではあまり取りたくない遺産。時代Ⅰ終盤に出て余裕あるなら建ててやるか程度。
 3手必要なのは良いとして、要求石数が9個なのが気に入らない。(大体8)

C:シルクロード

 文化+2、科学+1、黄色カードの効果増。
 それより何より問題なのはバカタレ必要アクション数。
 5手必要って舐めとんのか。

 ただ、石工術等があるなら割と優先できる。効果自体は確かに強い。
 しかし黄色カードもまた結構取得に運が絡むものであり、3~4ターンに一度しか使えないといったこともザラである。
 プレイングが試される遺産。

C+:ヨハネス・ゲーテンベルク

 時代Ⅰ初期に取れたり、時代Ⅰ・Ⅱの科学・書庫を取れるなら選択肢。
 似たような能力のダヴィンチと違い取得タイミングに有用性が大きく左右されるのと、貰える出力が科学・石から文化に少し寄っているためパワーを感じ辛い。
 ただ、時代Ⅱの科学・書庫を場札から取る時の内政アクション補填はそれだけでかなり有用なので、人によってはTierBにおいても全然違和感はない。

C:ノストラダムス

 全員が似たような軍事力で団子になっている時、さっさとこいつに乗って内政に注力しにいく。
 軍事最下位さえ避けれればいいやという思考の持ち主が取る。実際軍事+3は破格のアド。

 が、結局仮初の軍事力はアテに出来ないし、文化+3効果も軍事1位に独走状態を作るのに働きがちなため、あまり取りたいものではない。
 時代Ⅰ序盤に事故ってしまい、手っ取り早い軍事がどうしても欲しい時に渋々取るのが一番良い使い方。

D-:フリードリヒ1世

 植民地をローコストで3つも4つも取れるなら最強。
 問題はそんなゲームはあり得ないということ。


・時代Ⅱ

 少女祈祷中。


 

 

 
 


 
 





 


 

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