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果物×名画¦曲面に描くアートの魅力。制作の裏話とVlogエピソード

今回のVlogでは、須磨海岸の美しい風景と果物に描いた名画シリーズを紹介しました。このブログでは、その裏話をお届けします。


名画シリーズ制作の裏側

今回のVlogに登場した名画シリーズでは、ピカソの『夢』、フェルメールの『真珠の耳飾りの少女』、バンクシーの『風船と少女』など、さまざまな作品を果物に描きました。
その中でも特に難しかったのが、ピカソの作品です。

果物×ピカソの難しさ

ピカソは、物の見え方をまったく新しい形で表現した画家です。ピカソの作品では、物を多角的に見てひとつの作品にまとめあげています。

たとえば、顔を描くときに、正面からの姿だけでなく、横や上から見た部分も一緒に描かれています。
この手法では、物体を分解し、さまざまな角度から見えるように再構成します。そのため、形が複雑になり、一度にいろんな方向から物を見るような感覚を生み出します。通常の絵では、遠くの物は小さく、近くの物は大きく描かれますが、ピカソはこのルールに縛られず、自由に描いています。

この技法をスイカのような丸い果物に使うと、曲面がさらに形を歪ませるので、描くのがとても難しくなります。
曲面に合わせてバランスを取るのが非常に難しく、何度も描き直すことになりました。

描きやすかった作品

一方で、フェルメールの『真珠の耳飾りの少女』は描きやすい作品でした。フェルメールの作品はシンプルな形状でありながら、陰影の描写がしっかりしているため、スイカの表面にも自然な仕上がりになります。

また、デ・キリコの『形而上的なミューズたち』も、シンプルなフォルムが多く、曲面に影響されにくいため描きやすい作品です。

このように、果物に絵を描く作業は、見た目以上に奥が深く、平面のキャンバスとは異なる挑戦があります。面白い!

これからも果物をキャンバスに、さまざまなアートに挑戦していきますので、引き続き応援よろしくお願いします。

P.S 肌寒い時期に真夏のVlogが続いてますが、あともう1回続きます。

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