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おばちゃんとコナトゥス
ある年配の女性と電話で言い争いをして、2日ほど激しく落ち込む。
実家のスペースをカルチャースクールのための作業場として利用してもらっていたが、そろそろそれを終わりにしたいということを伝えるが、自分の都合だけをまくし立てて、やめないで欲しいという。利用料金も高い(!)から値下げしろ、貸出終了は一方的だから赦せないという。
こちらも色々と事情(健康問題とか・・)があるから申し出ている旨伝えるが、「そんな言い方をするもんじゃないですよ。(栃木弁で)」
元来話が通じない相手に、浅ましく自分の立場を理解してもらおうとした。
いかに自分が努力しているとか。
分かってもらおうと個人的な事情まで打ち明けてしまって、悲しい。そして、同情を惹こうと無駄に大事な情報だけ与えてしまった。
同じ相手とトラブルになるのは、その人の話をよく聞いていないからだ。また、説明=即理解を期待してはならない。
おばちゃんとの会話に、学んだことが生かせず何が教養だろう。俺。
言い争いの真理は、「それぞれに怒りがある」ということだろう。
受け入れてもらえないことを、受け入れて欲しいという欲だ。
それを知ったうえで、妥協案を探るか、撤退するか。
その前に、自分の話をする前に、核にある「この話を支えている存在意義」みたいなものをはっきりさせていく必要があるだろう。
それがなければ、沈黙した方がいい。
思い込みの激しい無学な相手であっても、そこに争いしか見いだせなかったら、自分がそれ以下の人間だということになる。
相手のことを「無学」とか言っている時点で、品格もない。