【実家の介護未満】ホッチとプラム2019.7.12
2023.9.8
施設の父の部屋で棺に入れるものを探した。父は妹が毎週差し入れにつけていた一言メモや、母や私からの手紙を几帳面に残していた。その中に、母から父への愛情溢れる手紙が見つかった。父の謝罪を受け入れ、母からの謝罪、感謝と愛情を伝えた手紙。私や妹が知らなかった両親の邂逅があった。
えー?そうなんだ〜!?😭と思った。
父からは、認知症になり悲観的になっていた母への励ましの手紙があった。トップ画像はその一部の言葉。4人で海に行った思い出を描いて父の言葉を載せました。
------
2019.7.12
【補聴器のホッチ】
母の補聴器、もうかれこれ一ヶ月位は借りて試していて、途中で何度か通院して調整して慣らして、さて、じゃ買うの買わないの?というステップを踏むらしい。
先週の今日、母は、前日歩きすぎたらしく、疲れているようだった。膝が痛い等と言ってぶつぶつ言ってた。
私は母を補聴器外来につれていかなければならなかった。借りている補聴器を返して、購入する日のはずだったから。
なだめたりすかしたりしたが、母はだんだんイライラしてきて、とうとう怒り出して「耳なんか聞こえなくたっていい!行かない!」といって子供のようにソファにふて寝してしまった。
ふて寝してる母のとなりで、バスの時間を気にしながら足を撫でたりしたが、一度切れた母はどんどんエスカレートして
「なんでもかんでも私に押し付けないでよ!」「もう、あっち行けとか、こっち行けとか言わないでよ!」
「80にもなれば歩けば歩いたでどこか痛くもなるわよ!ほっといてよ!」
などと言う。こまつた。
仕方ないからただ話を聞いてた。すると、しばらく黙っていたと思ったら、
「デイサービスなんか行って運動してなんになるの?」という。
「運動して健康になってなんのためになるのよ!長く生きてたって、なんにもいいことなんかないわよ!」
ぐっさーーー!
あれ?自分のことでもないのに傷ついたよ、わたしが!😱
で、ひとしきり騒いだあと、その後もやさぐれた発言を繰り出しながら出掛ける準備をした母をつれて病院に行った。
そうしたらですよ!
なんと!予約は次の週だったよ!
わたしが間違ってました!
母は行かないで寝てるべきだった!
😱がーん!ごめーーーーん!
というのが、先週の話。😂迷惑で非情な娘!
で、今日、間違いなく約束の日。
改めて補聴器外来へ行って(今日の母はいたっておだやかだった)
補聴器をゲットしてきた。
母はなんとなくなげやりな感じだった。
(だからなによ、、、)という感じ。
帰りにお茶をしたときに、
「自分にこれぐらいの出費したこと今まである?」ときいた。
暫し考えてから「お父さんの紡ぎの着物ね!」という。
「そうではなくて、自分のものに、だよー」と私
「えーと、、、車かな~?」
「車はママだけのではないじゃない。」
そうか、と母は黙ってしまう。
「だからさー、今日はママだけのための価値のあるお買い物をしたんだよ~!自分にお金を使うってとてもいいことだよ!だから、おめでとう!♥️」
と言った。
母はピンと来ないような感じだった。
私はなんでもよいのだけど、なにか新しい気持ちになったらいいんじゃないかなーと感じて、そんなことを言ったのかもしれない。
が、余計なお世話なのかもしれない。
「こうなったらさー、補聴器に名前つけたら?」と言った。
母は笑った。
「チョーさんとかさー」
「やだー、そんな名前~」
「じゃ、ホッチはどう?」
二人でアハハと笑った。
「これからさー、ホッチといつも一緒だよ。いつも音を届けてくれてありがとーホッチ~!とって話しかけたりしてさ。ママだけのホッチなんだから」
何て言いながら、タクシーがいるとよいな~と思って駅に来た。
石神井公園の駅にはタクシーがなかなかこないのだが、お!タクシーが1台停まっていた。
ほら、タクシーがいたよ!といって、私たちは早足でタクシー乗り場に行った。
【父がプラムをどれぐらい好きかというと】
家に帰ると父がいて、父は足が浮腫んで傷ができてこちらもけっこう大変なのだ。
父のリクエストのプラムを買ってきて見せたら
「こ、これはすばらしいね!」という。
いや、普通のプラムです。ご飯の前に食べる?いま食べる?と聞くと
「いま食べる」というので、ひとつ洗ってあげた。
「集中して食べる」
という。😂
そしてしばらくしたら、
「これは後で食べる」と、半分残して渡された。😂
足のむくみに水ポット体操を教えてあげたら、気に入ったらしくて
「これはよい感じだ」
と言って、私が帰るときも自分でやっていた。
水ポット体操はペットボトルに水をすこしだけ入れて、それで体をパシャパシャ気持ちよいように叩くというお手軽セラピーである。おすすめですよ。
というところで、中途半端だけど終わる。
ながっ!
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?