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「美」

「女は顔が9割」。
  〜中略〜
(でも)気づいたのは、顔のつくりは、美人でもブスでもみんな一緒だということ。皮膚をめくればみんな同じなんです。

是枝伸子先生


私は、小さい頃から容姿コンプレックスが
ものすごくあった。

「はなちゃん、すごいね」と言われても、
「かわいいね」と言われた記憶が
一度たりともない。

小さい頃の写真を見ても、
祖母が適当にざく切りした短いおかっぱ頭、
身体は生まれつき健康優良児。
眉毛はこち亀の主人公さながらに繋がっていて
お世辞にも「かわいい」とは言えない。

祖母が長い髪が嫌いだったので、
「にくそいね!」と言ってすぐに
ザクザクおかっぱに切ってしまう。笑

それでも、小→中→高とだんだん
成長していくうちに、
徐々に美意識が芽生えて、
自分でどげんかせんといかん!と
思うようになった。

眉を整え、
服をバイト代で買い漁り、
お風呂場で髪を染め、
色々試行錯誤して頑張った。

少しでも「美」に近づくためには
努力が必要だと学んだ。
元が普通の人は、
決して自動的に綺麗になったりしない。

だいぶ元よりマシになっても、
私は細くて可愛くて常にモテモテの妹に
強いコンプレックスを持っていた。

歯に衣着せぬタイプの父は、
「はなより◯◯(妹)の方が美人だな」
と言っていたし、

息子が3歳の時にも
「ねぇ、ままより◯◯(妹)のほうがかわいいね」
と言われて私は本気で泣いてしまった。笑

それ以来、息子は極度に気を遣うようになり
「ままってほんとうにびじんだよね🥹」
と事あるごとに言ってくれるように…笑笑

息子、ほんとにごめんね🙏笑


3つ下の妹は永遠のライバルであり、憧れだと思う。


とにかく、私は出産してママになっても
「美容に手は抜きたくない」という
強い意志だけは持っていた。

服が好きなので、
やりくりして好きな服を買い、
子どもたちが赤ちゃんだった時も
化粧をしなかった日はない。

「子どもがいるママに見えない」と
よく言われた。

20代、30代は、
基本的なスキンケアをしていれば
他にすることはあまりなかった。
少し体重が増えたら
食べる量を減らせば戻ったし、
特に何も心配のない時代だった。

でも40に差し掛かる辺りで、
色々悩みが出始めた。

痩せにくくなったし、
白髪はチラホラし始めるし、
顔もなんとなく衰えを感じるようになった。

😱😱😱

社会は若い女性至上主義だけど、
みんな平等に歳は取る。
今若くても、時間が経てば
確実に全員年齢を重ねていく。

それは悪でもないし、罪でもない。
自然の摂理だ。

ただ、そこで「美」を追求していきたいのなら
ものすごい努力が必要になってくることを
身を持って感じる。

顔も身体も、
重力に逆らっていかないと
下がるばかり。

女優さんですら、
「あの人は劣化した」云々言われる。

一般人はほとんどそんなにお金もないし
日々自分でかなり努力しないと何も保てない。

なので、私も例に漏れず
日々できる限りのことはやっている。

顔トレ、身体の筋トレ、
ヨガ、スキンケア、マッサージ、ストレッチ、
さらに今はダイエット、
美容院は2週間に一回(カラーリング)、
時々美容鍼…

これだけやってもまだ、
自分的にまだまだだと思う。
そして努力するだけでもダメだと思っていて
結果が出てなんぼだと。
なので結果が出なければ、また
別の方法を試す。

外側だけにとらわれるのも嫌だけど、
やっぱり人間だから見た目も重要だと思う。

そして冒頭の是枝先生の言葉のように、
元がどうか、ではない。
努力しているかどうかだと私は思う。

元々美人な人は、
安心感で努力しなかったりするから。
だから「美人風」でいいから
頑張って目指していきたい。


「美」の追求は絶対にやめないし
ずっと続いていくと思う。
それにせっかく女に生まれたし、
メイクとか服もずっと色々と楽しんでいきたいと思ってる。



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