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修学旅行の思い出話

はじめに

つい先日(2024年2月)、19年ほど前(2005年度)に高校1年生で担任させてもらったタイチさんと飲みに行くことができました。高2・高3とは別の先生が担任でしたし、授業も担当していないから、本当に彼が高校1年生のときの1年間だけのおつきあいです。それでもなぜか、彼とはときおり連絡しあっていて、高校卒業後も何度かごはんに行ったりしています。いつ再会しても、お互いの近況や思い出話で話題はつきません。


修学旅行

彼らの修学旅行は、スキー(北海道・ニセコ)を中心としたメニューで、最終日に小樽の自由散策をして、新千歳空港から大阪にもどってくる行程だった。そんな思いで話をしていると、タイチさんが言うのです。
「先生が(新千歳の)空港で、みんなを前にして言ったひとこと、いまだに忘れてないです」
確かに、修学旅行の係をさせてもらっていたので、空港でみんなを前に何か喋っていたのかもしれない。一般的には、「飛行機の中に刃物を持ち込んだらダメだよ。筆箱の中にあるカッターナイフとかコンパスがもしあったら、預ける荷物に入れなおすこと」みたいなことを話すのが通例です。
でも、そのシーンは思い出せません。わたしがいらぬことを言っていたのでしょうか。気になります。

「ボク、なんかいらんこと言った?」
「覚えてないんですかー?」
覚えてない……。10数年前の新千歳空港のでのワンシーン……。いらぬことを言っていたのか。冷汗がでてくる。
タイチさんの説明が始まりました。

カニ

「『飛行機に刃物を持って入ったらダメや』って、先生が注意したあと。誰やったか忘れたけど、ボケたやつがいたんですよ。『(小樽の市場で買った)カニのハサミは大丈夫ですか?』」
そういうボケ、大阪の男子高校生やなあ(^^)
他の地方の高校生は先生に向かって、こういうボケをやるんでしょうか。

それで、わたしはなんてこたえていたのでしょうか?
「先生は、『カニはすべてボクがあずかります。ここへ持ってきてください』って言ったんですよ~」

生徒さんからカニを巻きあげようとしていたんですね。
まったく覚えていませんでしたが、わたしなら言いそうです(^^;
おそらく、年配の先生方も笑いながら「またあんなこと言ってる~」と思われていたのだろうなあ。

思い出話で飲みに行くと、たまに恥ずかしくなります…。

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