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不思議の国のアリス展

松坂屋美術館で行われていた『不思議の国のアリス展』に行ってきました。

写真OKな展示だったため、私が好きな展示をいつくか記録に残したいと思います。


◎見返し

『不思議の国のアリス』
『鏡の国のアリス』

登場人物が一同に集まっている絵が楽しくて好きでした。物語の一部が切り取られているのがまた良いです!
不思議の国のアリスと言うだけあって、全員を集めてみると本当に不思議な世界のお話だなと思います。
ただ、『鏡の国のアリス』の見返しを見てみると、トゥイードル兄弟が1人しかいないのです。常に一緒なイメージがあったので、「一緒じゃないんかい!」と思いました。

◎チャシャーネコが消えていくところ

「とてもゆっくりと消えていきました」
すーっと消えていっている感じが好きでした。
前述しましたが、不思議の国のアリスには本当に不思議な生き物がたくさん登場します。言い方は悪いですが、バケモノのような生き物も登場します。
なのに、ネコが消えていく場面、顔と輪郭だけになってもバケモノ感はないところか凄いなと思いました。

◎鏡の国へ溶けていく場面のこだわり

このシーン、作者のルイス・キャロルさんは両面印刷することにこだわったそうです。
ページを鏡に見立て、鏡をくぐると鏡の国、つまりページをめくると鏡の国にしたかったみたいです。
素直に「なるほどね~!」と思いました。当時は裏表に印刷することが難しかったようで、ルイス・キャロルさんの強いこだわりを感じました。

『不思議の国のアリス』に関しては、物語を知っているつもりでしたが、展示を見てみてこんなシーンあったっけ?と思うことも多々ありました。ルイス・キャロルさんはこの話を子供用に書き直してもいるようなので、そちらの方をずっと読んできているのかもしれません。
アリスが大きくなる場面、このように大きくなっていたのも初めて知りました。

まぁ、たしかにそうなるかも…と思いました。

今回の展示はイラストを中心とした展示でしたが、もう一度お話を読んでみなければなと思わされた展示でした。

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あまおと
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