東京都庭園美術館の展覧会
緑に囲まれた道を行くと、
白い邸宅が見えてきた。
緑、白、青。
とても絵になる景色だった。
東京都庭園美術館にいってきた。
ちょうど開館40周年記念だったらしく、
美術館の建物自体をピックアップした
『旧朝香宮邸を読み解くAtoZ』が開催されていた。
おもしろいと思ったのは、
AからZで始まるキーワードが各部屋に配置されており、
AからZのアートなポストカードを集めながら邸を見学できたところ。
最後には26枚(+表紙1枚)のセットができた。
旧朝香宮邸をぐるぐる見学して、
全体的に可愛らしいお家だなと思った。
壁には可愛いお花が咲いていたし、
ベランダやお風呂場の色彩も可愛かった。
市松模様のベランダやウインターガーデンも暖かい印象であったし、
可愛らしかった。
また、建築やインテリアのことは全く分からない私でも、
”すごいな!”と思ったのは【大客間】だ。
ガラスの模様もすごくて、部屋から香水塔も良い距離感で見られる。
この部屋にいろいろなお客様がきて、会談をしたんだろうな~と思うこともできた。(本当のところはわからないですが。)
もちろん、東京都庭園美術館なので、
庭園もある。
邸の中からも様々な視点の庭園が見られた。
広い芝生には、老若男女が遊びにきていた。
子供が走り回っていて、
おじいさんがカメラで植物の写真をとっていた。
カップルたちもお散歩をして、
とても幸せな空間が広がっていた。
芝生がメインかなと思いきや、
日本庭園もあり、茶室まであった。
海外からのお客様も楽しめるようにと立礼席もあって、
おもてなしの心だなと驚いた。
そこまで広くないはずなのに、様々なお庭を楽しむことができした。
今回は、建物自体の展覧会だった。
私はこの美術館に初めていったが、
”素敵だな。”と思ったこれらの装飾はきっと普段は脇役なのだろう。
この空間にどのように作品が展示され、
どのように訪れた人達が見て回るのか。
違う展覧会も見に行ってみたいなと思った展覧会だった。
東京都庭園美術館
『開館40周年記念 旧朝香宮邸を読み解くAtoZ』
会期2024年2月17日ー5月12日