はじめて自ら読んだ本
今回は私が初めて自分から手に取った本の話。
私の家には小さいころから本がたくさんありました。そして幼い私には絵本を買ってくれていました。
しかし、まだ当時の私には本の面白さがわからなかったのです。寝るときには母が読み聞かせしてくれました。私の好き嫌いにかかわらず。だから自分から本を読む理由がなかったのでしょう。
幼稚園に通い始めてから、歯医者に行くようになりました。私はとにかく歯医者が嫌な子で。だから時間が早く過ぎてほしくて、初めて自分から絵本を手に取ったのです。
「おちゃのじかんにきたとら」
私にとってはじめて自分で選んだ絵本。結局母にそのときも読んでもらったのですが、この本に出会って私は本を選ぶ楽しさを知ったのだと思います。私が本を好きになった原点。それからこの絵本は大学生になっても、たまに読みたくて読んでしまう1冊です。まさに私の人生を変えた一冊ですね。
今日ふと読みたくなったので、せっかくだからと記事にしてみました。本に興味がない子がはじめて興味をもって本を手に取る瞬間。実は意外なところにあるかもしれませんね。
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