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社会不適合者の能力特化論 ~古代ギリシャより伝わる四大元素論~
前回の記事↓
なんで4つなのか?
さて、人が特化するべき能力は千差万別で色々あるはずなんですが・・・
今回は、何であえて「4つ」にまとめることにしたのか?について書いていきます。
これは古代ギリシャにあった「四大元素論」を参考にしています。
まず、四大元素ってのはアレです。
「火・地・風・水」の4つです。
![画像1](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/23267953/picture_pc_7e0b3d05135fab523fb2f9430856df55.jpg)
『Final Fantasy Ⅴ』あたりをやったことある人なら聞き覚えがあるでしょう。あと、『Dragon Quest Ⅶ』あたりでも出てきた覚えがあります。
これは紀元前5世紀ぐらいの古代ギリシャの話になりますが・・・
当時は今みたいに科学が発展していて原子が発見されていた・・・とかが無かったために、万物の根源である原初的要素は「アルケー」と呼ばれ…
それ(アルケー)は「水」である!とか言われました。
その他にも、いやいや「火」だ!とか「空気」だ!とか「土」だ!とか・・・・・・色んな説が出てきていました。
次第に、この世は四大元素「火・地・風・水」で構成されているという説が出てくるようになります。
これは、エンペドクレスという人物が始まりだったと言われてますが、プラトンやアリストテレスといった有名な哲学者も重要視して、そこから有名になっていきます。
この辺はマニアックな話になってきますが、古代ギリシャのそうした思想が西洋全体に伝わるようになり、西洋魔術でも錬金術でも占星術でもタロットカードでも四大元素論は出てきたりします。
トランプの4種のマークも実はこれに対応しています。
(クラブ⇒火,ダイヤ⇒地,スペード⇒風,ハート⇒水)
![トランプ4](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/23270441/picture_pc_030fd3f6e773284c3b4a6376f1076b21.jpg)
4つの抽象的概念
さて、ここで重要なのは、四大元素論がそれぞれ指しているものは「抽象的な概念」であるということです。
それぞれ以下のような要素に対応しています。
・火:精神・理想・直観
・地:物質・現実・感覚
・風:思考・切る・線
・水:感情・包む・円
それから、「精神⇔物質」と「思考⇔感情」は対の概念となっています。
言い換えると「火⇔地」と「水⇔風」が対になっているわけです。
「精神・物質・思考・感情」の4つは人の意識を構成する要素としても重要かもしれない・・・
ということで、四大元素論はそれベースで考えていきます。
カール・G・ユングのタイプ論
それから、カール・G・ユングの提唱した『タイプ論』が四大元素論と絡めて考えられるようになります。
![画像2](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/23268186/picture_pc_3d1c4fc6b541ad9c5632f754b0bb6643.jpg)
『タイプ論』とは、人間は「直観」「感覚」「思考」「感情」のどれかを重視して、それを優先機能として生きていくという仮説の元…
「直観タイプ」「感覚タイプ」「思考タイプ」「感情タイプ」の4タイプがいるというものです。
(あと、「内向タイプ」と「外向タイプ」もユングのタイプ論によるものですが、それはさておき・・・)
ちなみに、「感覚タイプ」は「感覚の蓄積(経験)」から物事を判断するので、「経験タイプ」と呼んでも良いと思います。
ユングの『タイプ論』は、有名所だと「MBTI」という性格検査に応用されて使われているようです。
MBTIとは、日本MBTI協会公式サイトによると「ユングのタイプ論をもとにした、世界45カ国以上で活用されている国際規格に基づいた性格検査です。」・・・とのことで、世界中で普及している性格検査法のようです。
それはただ単に「分析するだけ」というより、それによってより深く自分の心を理解し、 自分をより生かすための座標軸として用いることを目的としているようです。
以下は、公式サイトの『MBTIの特徴』より引用です。
MBTIは、一人ひとりの性格を心の機能と態度の側面からみたものです。それらは、「ものの見方(感覚・直観)」と「判断のしかた(思考・感情)」及び「興味関心の方向(外向・内向)」と「外界への接し方(判断的態度・知覚的態度)」の4 指標であらわされ、16 タイプに分類してとらえようとします。MBTI は、16タイプそれぞれの強み、特徴、そしてその人の今後の課題を整理し、個人の成長や人と人との違いを理解し、周囲の人との人間関係作りにも役立てることができます。
MBTIでは、「ものの見方(感覚・直観)」と「判断のしかた(思考・感情)」に加えて、「興味関心の方向(外向・内向)」と「外界への接し方(判断的態度・知覚的態度)」で判断するみたいですが、それらの性格検査で『タイプ論』が使用されているという話でした。
それから、タイプ論の4つは、西洋占星術だと以下の属性に対応していると言われています。
・直観タイプ:火属性
・経験タイプ:地属性
・思考タイプ:風属性
・感情タイプ:水属性
このように、四大元素論の話を人間の性格の4要素の話に置き換えると…
ちょっと具体的にイメージしやすくなるんじゃないでしょうか?
占星術の話を少々
ちなみに、西洋占星術ではこれらの4種の要素を元に性格診断をしたりするので、この辺は具体的に使える概念でもあります。
以下の星座がそれぞれ4つの属性を持っていることになっています。
・火属性:牡羊座・獅子座・射手座
・地属性:牡牛座・乙女座・山羊座
・風属性:双子座・天秤座・水瓶座
・水属性:蟹座・蠍座・魚座
それから、占星術では「太陽」「月」「水星」「金星」「火星」といった惑星が、自身が生まれた時点でどの星座にあったのかを算出したりします。
例えば以下の状態だった場合。
太陽:牡羊座
月:蟹座
水星:魚座
金星:牡牛座
火星:射手座
自分の持ってる四属性の割合は「火:2,地:1,風:なし,水:2」ということになります。
これが自分の特徴を表しているということでよく当たったりしますし、さらにより深く占っていくと自分の本性みたいなものまでよく分かるようになってきます。
このように、西洋占星術は自分について知ったり確認したりするのにとても優れたツールです。
※西洋占星術について詳しくは、ブログ『哲学思考のなれの果て』の以下の記事で書いたりしてます↓
4種の特化と四大元素
さて、色々と脱線しましたが・・・
話を「能力特化論」に戻しましょう。
つまり言いたいのは、能力特化論にある《体:physical》《情:emotion》《知:sapience》《芸:art》の4つの要素は、以下の四大元素に対応しているということです。
![画像4](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/23269722/picture_pc_7218ec8ec350ef24d47ea4986d687510.jpg?width=1200)
それから、これはカール・G・ユングの言った「直観タイプ」「感覚タイプ」「思考タイプ」「感情タイプ」にもリンクしてるわけです。
つまり、直観タイプが《芸:art》を使い、感覚タイプが《体:physical》を使い、思考タイプが《知:sapience》を使い、感情タイプが《情:emotion》を使う・・・みたいな感じになります。
そもそも、四大元素論というものは、カテゴリー的に宇宙論みたいなもので、宇宙論ってのは宇宙全体の秩序の話みたいなものです。
今回の場合、「精神(火)⇔物質(地)」と「思考(風)⇔感情(水)」で対になってる二組が重要みたいな感じになります。
それが人間の意識にとっても重要になってくるし、人間の生き方にとっても重要という話になります。
宇宙論と紐づけてこうしたことを捉えることで、
宇宙全体のバランスをも考慮した理論を作ることができる
ということが、ここでやろうとしている能力特化論の目論見です。
![画像5](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/23269742/picture_pc_7b751414c6e022f097665eff8a92ab55.jpg?width=1200)
そんなわけで、「四大元素論に基づいた、4種類の要素からなる能力特化論」というのを考えていきます。