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「組織のアルゴリズム」で足りないピースは部分購入することで埋める

データドリブンアプローチとスキルベース型組織

現代の組織開発において、データドリブンアプローチは不可欠ですよね。
データドリブンとは、データを基にした意思決定を行うことで、組織の効率性や効果を最大化する手法だと信じています。

前述のスキルベース型組織は、各メンバーのスキルセットに基づいて役割を割り当てるため、データドリブンアプローチと相性が良く、最適な人材配置が可能になるハズです。
しかし、経営指針や事業計画を考慮すると、どうしても組織内で不足するスキルや能力が出てくるのは当たり前ですよね。
そこで、、、

人材採用がとても重要

になってきます。
このような不足を補うために、人材採用活動が重要な役割を果たします。
組織の分析・解析・構築がしっかりと行われているからこそ、具体的な不足部分を特定し、その部分を埋めるための採用戦略を立てることができます。
これは間違いありません。
これができない場合、採用戦略自体が不明確になるでしょう。
「本当に必要な人材」を見つけることが困難になることは必須です。
つまり、明確な組織分析・組織開発が出来ていないと、しっかりとした採用計画を作成することはできません。

採用戦略と計画の必要性

しっかりとした採用計画がなければ、積極的に人材を探すことは難しくなり、結果として優秀な人材が自然に集まるのを待つしかなくなります。
足りないピースが何かを分かっていなければ自然に出てくるのを待つしかないワケです。
しかし、待つだけでは会社の価値やブランド力がなければ、魅力的な母集団を形成することも難しくなります。
とはいえ、会社の価値やブランド力というのは、一朝一夕で構築できるものではありません。
となると、しっかりとしたブランディングを行わなければなりませんが、それこそ組織開発をする上で重要になるMVVや会社の軸、方向性が定まっていないと難しいワケです。
したがって、採用活動を進めるにはまず組織全体の基盤を強固にする必要があります。

組織を車に例えてみる

組織を車に例えてみると、その構造や運営がより理解しやすくなる気がしています。
私だけかもしれませんが笑

車のエンジンが力強く動くためには、各部品が正確に組み合わさり、それぞれの役割を果たす必要があります。
同様に、組織も各メンバーが自分のスキルを最大限に発揮し、協力し合うことで、初めてスムーズに動き出します。

エンジンとオイル

エンジンは組織の核心部分、つまり企業理念や価値観に相当するのかな?
データドリブンなアプローチは、組織のエンジンを潤滑に動かすオイルのような役割を果たすと考えています。
データによって組織の状態を正確に把握し、最適な戦略を立てることで、組織全体が効率的に動き出します。
これは、エンジンが適切な潤滑油で最大のパフォーマンスを発揮することと同じです。

タイヤとハンドルとブレーキ

タイヤは車を前進させるための重要な要素であり、スキルベース型組織はその役割を担うのではないでしょうか。
各メンバーのスキルを適切に活用することで、組織はどんな道でも進んでいくことができます。
スキルの偏りや不足があるとタイヤバランスが崩れ、組織も思うように前進できなくなります。
ハンドルは車の方向を決めるものであり、経営指針や事業計画は組織の進むべき方向を示します。
明確な指針がないと、車が迷走するように、組織も目標を見失ってしまいます。
したがって、しっかりとした経営指針が必要です。
また、車にとってブレーキが重要なように、組織にも適切な制御機能が必要です。
これは、コンプライアンスや内部統制システムに相当し、組織が暴走しないようにする役割を果たします。

結局車好き

な私としては、このように組織を車に例えることで、組織開発における採用活動の重要性と複雑さをより直感的に理解できると感じます。
採用は、組織という車に新しい部品を追加するようなものですよね。

企業理念というエンジンを核に、データドリブンアプローチでオイルを補給し、スキルベース型組織でタイヤを整え、明確な経営指針というハンドルで方向性を定めることで、初めて効果的な採用活動が可能になります。
つまり、組織全体がしっかりと機能していなければ、新しい人材という部品を適切に組み込むことはできません。

採用活動は、組織の現状を正確に把握し、不足している部分を明確にした上で行うべきです。
それは、車の性能を向上させるために必要な部品を慎重に選ぶのと同じです。
ただ人を増やすのではなく、組織のニーズに合った人材を見極め、その人材が組織内でどのように機能するかを予測することが重要です。

さらに、採用した人材を組織に溶け込ませ、その能力を最大限に発揮させることも重要です。
これは、新しい部品を車に取り付けた後、全体のバランスを調整するのに似ています。

このような視点から組織と採用を見ることで、より戦略的で効果的な人材獲得が可能になり、組織全体の成長と発展につながるのではないでしょうか。
採用は単なる人員補充ではなく、組織の未来を左右する重要な活動です。

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