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あまい夢を(みんゆんぎ)



3月9日



春の足音が聞こえてきて、柔らかな日差しを見上げてはそれが思っていたよりも眩しく思わず手でそっと太陽を隠してしまう。


重かったはずの足取りも春の陽気と共に自然と軽くなり、柄にも合わずそんな日はスキップをしてみたくもなる。


そして足下にふと目を落とすと春を待ちわびる花々が目に飛び込んできて“どんな色の花を咲かせるんだろ”そんな幸せを噛み締める季節にゆんぎさんは産まれた。





そういえば、ゆんぎさんの事を気になり始めたのはいつからだろう。





思い返してみれば、私に防弾少年団の彼等を教えてくれた友人に「多分あんたゆんぎさんのことすごくタイプだと思うよ」そんなことを最初に言われた。けど、その時の私はテヒョンさんを知るのに精一杯だったので「え〜そうかなぁ」とまさに他人事だった。(その後この友人の先見の明に脱帽したので私は一生あんたについてく)



テヒョンさんのたくさんの映像や写真を漁りまくっていた頃、そこにテヒョンさんとはまるで正反対に見える彼がいた。



同じクラスにいたとしても教室の隅っこで1人別の世界にいるような、もし私が同じクラスにいたとしてもきっと話すのはプリントを渡す時とか必要な時だけで、どことなく彼の放つオーラに近寄りづらさを感じてしまいそうだ。
(今なら隣の席にでも座ってゆんぎさんの世界を邪魔しない程度に横目でちらちら見るけど←)

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実際ゆんぎさんはみんながわちゃわちゃ集まって写真を撮ったりしている時も割と1人別のところで自分の時間を楽しんでる姿をよく見かける。



“きっとゆんぎさんって1人が好きなんだろうな”



実際に“1人でいることが好きで私生活に他の人が入ってくることを望んでいません”と答えたこともある。あぁ、だよな...と納得。



けどゆんぎさんを知れば知るほど見えてくる。



ゆんぎさんってもしかして1人でいる時間も好きだけど、それと同じくらい、もしくはそれ以上に誰かと過ごす時間も好きなのでは。



先程の続きで“自分だけの空間や時間がない事がしんどかったが、ある瞬間からそれがすべてなくなりました。防弾少年団としてやっていきながら7人がとても大切な存在になりました”と話している。



孤独が好きだったはずの彼は自分でも気づかないうちに、いつの間にか愛が溢れる場所にいた。







2010年12月24日のクリスマスイブ

ホソクさんが初めて宿舎の中に入った日。不安や緊張や期待、色々な感情が混ざり合う中なかなかそこに馴染めなかったホソクさんに真っ先に近寄って話しかけたのはゆんぎさんだった。

この話を聞いた時すごく意外だった。ゆんぎさんは一匹狼的なイメージだったから、自分から話しかけたりしないだろうなと勝手に思ってた。しかもボクサーパンツ一丁で出迎えたゆんぎさんはまじ少年だし、2人が初めて出会ったのがクリスマスイブって...(サンタさんありがとう)

そんな練習生の頃、他の練習生が実家に帰省する中、年末に宿舎に1人残って過ごすことになったホソクさん。慣れない環境もあってか体調も良くなく、そんな彼を気にかけてチキン片手に宿舎に戻ってきたゆんぎさん。
後にこの時のゆんぎさんのことをホソクさんは“感動を通り越して思わず惚れた。女子だったら絶対落ちてたよ”と太鼓判を押している。(何回も想像してみたが落ちない理由が見当たらない)

親元を離れ1人不安の中にいたホソク少年にとってどれほどこの時のゆんぎ少年の存在が心強かったか。ましてや出会って間もない相手にここまでできるだろうか。

今でこそ“希望”と呼ばれているホソクさん自身が初めて“希望”に出会ったのはゆんぎさんの存在だったのかもしれない


SOPEのはじまり





“爺と孫”なんて呼ばれてしまうゆんぎさんとテヒョンさん。

別に仲が悪かったわけではなく、特に深く関わりがなかったとゆう2人。そんな2人の距離がぐっと縮まったと言われるのがボンボヤのハワイ編

ひょんな事からペアになった2人。意見が合わない時は手を繋ぐルールも速攻使用されたり、ゆんぎさん考案の階段ゲームで負けたテヒョンさんがゆんぎさんをおんぶするシーンはまさに孫が爺ちゃんをおんぶするようでめちゃくちゃ可愛い。
(後の伝説じぃまごコンビの誕生である)


ハワイでバーガーキングを食べたかったゆんぎさんだが、なんだかんだ結局弟には甘いヒョンだ。結局テヒョンさんの食べたい韓国料理屋に行く。久しぶりに食べた冷麺はとても美味しかったようで、涙ながらに食べる姿はめちゃくちゃ可愛い。

そしてそんなハワイよりももっと前。
2013年6月韓国で行われたミニファンミーティングの際、みんなでケーキのろうそくの火を消す時、乗り遅れてしまったテヒョンさんに気付いて自分の指をそっと差し出し、ろうそくに見立てて消させてあげたこと。いつも見てないようでしっかり見てる。ふとした時にふわっと感じるゆんぎさんの優しさはとびきり愛おしい。


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ゆんぎさんの指ろうそくを消すテヒョンさん





そして忘れてはいけないのがゆんぎさんの“永遠のルームメイト”であるジンくん。


一見正反対に見える2人だけど、お互いとても相手を思いやるのが上手なので必要以上に干渉もしない為、言葉が少なくとも不思議とお互いの思ってることも分かるらしく、とても気が合うようだ。


今でこそもはや熟年夫婦の風貌で、弟達がわいわい騒いでるところを少し離れたところで2人が見ている姿は、まさに愛おしい我が子を見守るよう。


そんな2人が2019年の長期休暇に釣りに行ったそうだ。その時にジンくんがTwitterにアップしてくれた4枚の写真がある。3枚はジンくんのソロ写真で、釣れた魚と一緒に写ってたりする。そして残りの1枚がゆんぎさんとのツーショットなのだが、遠目に写されたその写真は2人共帽子を被っていて顔の表情がよく見えないが、少なくともあまり楽しそうな感じはこの写真から伝わらない(笑)
そして何度か釣りに行ってるにも関わらずゆんぎさんは釣りにハマってはいないそうで、ただ“ジンくんが喜ぶから”行くのだというから驚きだ。
ゆんぎさんはいつだって自分よりも一緒に過ごす相手の幸せな姿を考える人みたいだ。


SIN婚夫婦?いや熟年夫婦





そんなゆんぎさんが2020年11月に肩の治療に専念するため活動を休止することになった。

ちょうどアルバムBEのリリース時だったこともあり、そこにいるはずのゆんぎさんがいない光景をたくさん目にすることになった。

不思議な事に7人の内のたった1人、その1人が抜けただけでいるべき場所のその空いたスペースがとても広くとても寂しく感じた。



“あぁ、そっか私いつの間にかゆんぎさんを目で追っていたんだ”



6人がゆんぎさん不在の時に“ちびゆんぎさん”との写真をたくさんあげてくれたのだが、最初の頃こそ微笑ましく見れていたものの、その写真が更新される度に“このちびゆんぎさんを見なくなるのはいつだろう”と少しの不安と一緒にいつになるか分からないその日を指折り数えた。

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マンネ達に遊ばれる“ちびゆんぎさん”





その日は突然訪れた。
そこには“ちびゆんぎさん”ではなく、どこか控えめながらもセンターに立って両手でピースをしているゆんぎさんが確かにいた。

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“ゆんぎさん、おかえりなさい”



何度この言葉を言える日を待ち侘びただろう。
大好きなゆんぎさんが帰ってきた。


ゆんぎさんが私のことを知らなくても、
私はゆんぎさんのこと少しだけ知ってるよ。



2016年、韓国雑誌のインタビュー記事


人間ミン・ユンギの目標は何ですか?

いい人間になりたいです。でも全員に対していい人にはなれないですよね。それは僕の欲でもあるけど、少なくとも正直な人間、嘘をつかない人間になりたい。なので僕がこれまで書いた歌詞のような人生を生きたい。10年、20年経っても歌詞に恥ずかしくないように。
(GRAZIA2016年9月号)


いい人間になりたいと話していたゆんぎさん。
私からしたら年下のゆんぎさんから学ぶ事のほうが多くて、たくさんの刺激をくれるゆんぎさんの存在はまさに“いい人間”そのものだよ。
誰に対しても常に平等に接するゆんぎさんにとっては国や性別、生い立ち、そんなものは関係なくて、ゆんぎさんの思い描く世界はきっと本当に壁のない1つの世界なんだろう。
ゆんぎさんが取り組む慈善活動。その行動を見て今まで立ち止まる事のなかった募金箱に足を止めてみたのは私だけではないはず。ゆんぎさんの踏み出した一歩があったから私も迷わず踏み出せたのだからゆんぎさんの一歩はきみが思っているよりとてもとても大きな一歩だよ。


みんなとは違う。世界でたった1人のみんゆんぎ。
そのたった1人のきみに出会い知っていくうちに、いつの間にかきみの事が大好きになってた。




もしかしたら来年の誕生日は一緒にお祝いすることができないかもしれない。できればその時が来る前に一度で良いからきみの姿を直接見て目に焼き付けておきたいけど、いつくるか分からない少しのお別れが私達には必ずやってくる。

でも大丈夫“幸い僕たちの絆は今もなお変わらないまま”そうゆんぎさんが歌詞に乗せて言ったように変わるものもたくさんあるけど、きっと私達の絆は変わらないよ。

これからもきっと想像する以上に楽しい日や幸せな日がある反面、辛い日や苦しい日もたくさんあるはず。だからもし、そんな日があれば1日の終わり柔らかくてふかふかの布団に入ったらそっと目を閉じてみて。そしてゆんぎさんの思う幸せな瞬間をたくさん想像してほしい。



ジンくんと釣りに行くのはどう?料理上手な2人だから魚が釣れたら料理して食べるのも楽しそうだね。もし釣れなくても2人にとってのんびり過ごすその時間は特別に楽しいはず

ナムさんとは曲作りかな?昔のように些細なことで喧嘩をしてホソクさんに怒られるようなことはないだろうけど(笑)これからも良きライバル良き理解者としてたくさん素敵な曲を届けてね

新人歌手SOPEのお疲れソングに次ぐセカンドソングも聞きたいな。日本公演で聞けるのを楽しみに、その時はホソクさんとまたお揃いジャージを着て踊ってほしい(次のジャージは何色だろう)

2018年のフェスタ会食にて、テヒョンさんとジョングクに“サラハンダ”と伝えた事を聞いて「僕にも言ってくださいよ〜」と言ったジミンちゃんにいきなり言ってみる?びっくりするだろうなぁ

いっそ石に変身してテヒョンさんと世界中を旅する?意見が分かれたら手を繋ごう。世界中のたくさんの美しい景色を目に焼き付けて、それがどんなに綺麗で素晴らしかったかまた教えてね

ジョングクと久しぶりに2人でヤンコチを食べに行くのもいいね。ヤンコチ屋台も開かなきゃ。店の名前は決まっているから、絵の得意なジョングクに屋台の看板を描いてもらおう





そして、もしゆんぎさんの想像する幸せな瞬間の中に私達がいたとしたら、その時は私達夢の中で待ち合わせしよう。ゆんぎさんが“会いたい”と願ってくれたら、そこまで会いに行くね。




きみがいるから愛に溢れたその場所は
いつの間にか世界中の愛が集まる場所になった




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誕生日前日の3月8日Twitterに流れた
“ビルボード単独パフォーマンス決定”
あの場所できみが願って、迷わず口にした夢




また1つ夢が叶ったね。




ねぇ、ゆんぎさん
次はどんな夢を見る?





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3/9  ゆんぎさん 
お誕生日おめでとう


“とびきりあまい夢を見てね”








※個人的な思いや解釈等も含まれてますが、見てくださったあなたと一緒の好きが少しでも見つかると嬉しいです。
最後まで読んで下さりありがとうございました