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自分の中で当たり前のことに自分では気付けない。

cotreeさんからお声がけいただき、定期的にカウンセリングを受けることになったときに考えたのは、45分という時間をどう使おうか?ということだった。

ちょうど時期的にも育休復帰前ということもあり、最近もやもやしていた復帰の不安やキャリアについて話すことでなにか道筋をみつけられたらいいなと思った。



仕事はやりがいもあって、おもしろくて、がむしゃらに働いていたら気付けば働きはじめて10年以上。ワーキングマザーになって6年がたっていた。

二度目の育休はそんなタイミングで、ここらで一度キャリアの棚卸しをしよう。

そう思って、育休中こつこつキャリア棚卸しと整理をすることにした。


仕事を離れて自分と向き合える時間は貴重だし、自分なりにこれまでのキャリアを意味づけて、フレッシュな気持ちで復帰したいと思っていた。

だけど、復帰が近づいていろいろな不安がうまれてきたり、キャリアについても言葉としてうまく整理がしきれず、もやもやしていた。


と、まずそんな状況をカウンセラーさんにお伝えしたら、わたしの不安な気持ちを受けとめながら、丁寧に質問をしてくれた。

話しながら、働く中で大切にしてきたことやこだわったこと、バラバラに感じていたことたちがすこしづつ整理できた。

同時に、あの仕事楽しかったな、この仕事のチーム大好きだったなとたくさんの感情がわきおこって、わたしがんばってきたなと自分で自分をねぎらうような気持ちになった。

話は仕事だけにとどまらず、高校大学のマネジャー時代のことや子育ての話にもなった。


まとまらないわたしの話をぜんぶ聴いて、カウンセラーさんが言ってくれたのは、

「さやかさんは、人や組織が成長する環境をつくることが好きなんですね。相手はさやかさんのおかげで成長したと気付かない、自分で成長したと思う。でもそういう状態を目指しているんじゃないかと思います。マネジャーのときも、仕事でも、子育ても、一緒ですね」

という言葉だった。


びっくりした。


そして思い出した。


わたしの大学時代の卒論のテーマは人と組織が成長する環境についてだった。


それは、マネジャーになった高校時代からずっとわたしの中にある関心で、だけどすっかり当たり前にありすぎて、自分では見えなくなっていた。


バスケのマネジャー、総務、株主総会、社内部活、人事、労務、内部監査に新規事業に編集にマーケティング、ワークショップにコミュニティづくり、そして子育てとパートナーシップ。

これまでやってきたことは一見バラバラで、一貫性がない(ように見える)。

(そういえば新卒で入った会社の最終面接でも社長にそんなにバスケ好きでがんばってきたならうちの会社で働かないでバスケやればいいじゃんと言われて絶対落ちたと思った)


だけど、「人と組織が成長する環境をつくる」

その言葉を真ん中においてみたら、ぜんぶつながっている。


なんだかこれまでの自分をまるっと受けとめることができる気がした。


自分の中で当たり前にあることは、なかなか自分で気付けない。

渦中にいると、自分のことは意外と見えなくなる。


カウンセリングを受けることは、そんな自分で見えない部分に光を当てるような行為なのかもしれないなぁと思います。


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みたむらさやか
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