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道草を一緒に楽しめる関係。

リモートで働く人がふえて、それが長期化して職場のメンバーと会わない状態が長期化してきて、雑談だいじだよね、みたいな話をよく聞くようになった。

振り返ってみると、仕事が楽しくて仕方ないという時期はだいたいよい雑談相手がいてたくさん雑談をしていて、雑談から新しい施策や改善がうまれていた。

雑談によってチームのパフォーマンスかあがる実感はある。

だけど、だからといって強制的に雑談タイムをつくるとかはなんかちがう気がする。

雑談は、テーマもゴールもないおしゃべり。

アジェンダを決めて、タイムキープして、決定事項とtodoをまとめる会議とは対極にある。

効率や時短みたいなキーワードからはほど遠いものだ。

テーマなく話すには、お互いの相手への興味とリスペクトがいる。

ゴールなく話すには、相手と話すその時間を楽しむ気持ちがいる。

雑談というのは、行き先を決めない散歩を一緒にするようなものなのだと思う。

ひとりが道端に気になる花を見つけたら一緒にしゃがんで観察して、もうひとりがおもしろそうなお店をみつけたら一緒に入ってみる。 

細道を進んでみたり、あやしい看板の方向に行ってみたり。

そんな道草もふくめてその人との時間を楽しむこと。

と、考えてみると、雑談→いい仕事という矢印ではなくて、一緒に道草も楽しめるような関係性があるから雑談がうまれ、だから仕事が楽しかったり成果がでるのかもしれない。

雑談が楽しいのは、雑談を楽しめる相手とのおしゃべりだからなんだろうな。

雑談しようよ、って話せる人がいるってなかなか幸せなことですね。

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みたむらさやか
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