夫婦の対話がうまくいくためのヒント。
夫が育休から復帰して生活の変化が大きい時期ということもあり、メンテナンスの仕組みとして毎週夫婦で対話をする時間をあらためてつくることにした。
その名もパートナーシップナイト。
我が家は息子たちを寝かしつけるとだいたいそのまま一緒に寝てしまうことが多いのだけど、週に1回寝かしつけ後にゆっくり話をしようという試みである。
(ちなみに出産前はパートナーシップモーニングという名前で、毎週日曜日の朝に同じ試みをしていた。なんのひねりもないネーミングである)
話すテーマや話す流れは毎回ちがう。
最初は「今日話したいことある?」とお互いに話したいことをもちよってから、「どうやって話そうか?」と話す流れを決めるという風にその時間の使い方について話してから実際に対話をはじめることが多い。
このときに意識しているのは、意思決定したいテーマと、シェアしたいテーマを区別すること。
そしてそのテーマにあわせて話す流れをデザインするようにしている。
ちょっと話は変わるのだけど、夫婦の対話は難しい。
とくに育児家事の分担(と働き方)や妊活(とキャリア)、子どもの教育など、そこそこ大きな意思決定はお互いの価値観の違いがでやすく火種がたくさんある。
対話は、お互い違いや自身の価値観と向き合うことでエネルギーも必要。
仕事や育児でつかれていたりコンディションがよくないとたいへんケンカが発生しやすくなる。
せっかく「話そう!」となっても、対話がうまくいかず話すのがいやになってしまうということもある。
どうしたらケンカにならず、よい対話ができるのか。
試行錯誤しているけれど、よくつかっていてだいたいうまくいく対話のデザインについて。
①テーマを決める
お互いに同じ方向をみて話すために、テーマを決めるとスムーズ。
たとえば、どんな1週間だった?最近の家事分担で気になってることは?旅行どうする?保育園の送り迎えの担当はどちらがする?
テーマの大きさは、話せる時間と話しやすさに合わせて調整する。
②ひとりで考える
まずはそのテーマについて、時間を決めて各自で考える。
対話はお互いの考えていることや感じている気持ちを知ること。
だからまずは自分の中にあるものを整理する時間をつくる。
この時間をつくることでフラットな関係性がうまれやすい。
時間は3分〜5分、紙に書くと話しやすい。
③順番にシェアする
ポイントは話すと聞くを分けること。
時間と話す順番を決めて話し手が話したら交代する。
いろいろ言いたくなっても聞き手は聞くに徹する。
話し手が話した後に聞き手が感想を伝えるというターンをはさむこともある。
話す順番は話したい人からでいいけれど、そのテーマを持ち出した人が明確な場合は、相手(持ち出してない人)から話した方がうまくいきやすい。
ケンカになってしまうときというのは、だいたい相手の話が聴けていない。
それで一方的に言いたいことを言ってしまっている。
(…これは夫ではなく完全にわたしのことです…反省)
だからもめそうなテーマやコンディションのときには、聞くと話すを明確に区切ることで話が聞きやすくなる。
という工夫をしています。