子育てをひらく、ということ。
いま小1の長男は、生後6ヶ月から保育園に通っていた。
保育園は、保護者が就労などで保育が必要な子どもを預けるという要件で、我が家は保育園のおかげで産後も夫婦ともにフルタイムで働くという選択をした。
その中で、ただ預かるだけではない保育園の先生方の子どもへのまなざしや接し方、遊び方に学ぶことも多く、保育士の専門性というものを実感した。
妊娠中の両親学級で沐浴や着替え、赤ちゃんが生まれて授乳やおむつ替えなどのお世話の仕方は習うけれど、子育てはどこでも習わない。
赤ちゃんが生まれたとき、親だって親0歳だ。
子どもの発達や心理についての知識もないし経験もない。
本を読んだり調べたりして学んだりもするけれど、ほんとうに子どもというのはひとりひとり違うし、親もひとりひとりちがう。
実際には本の通りになんてできなったり、やったとしてもうまくいかないことも多い。
わざわざ小児科に行ったり、どこかの相談窓口に行くほどではない、ちいさな心配は常にある。
子どもの発達が気になったり、保育園に行きたくないと行ったり、激しすぎるイヤイヤ期、子育て自体に不安になる。自分の子育てになかなか自信はもてなかった。
保育園は、そんな親にとって一緒に子育ての伴走してくれるパートナーのような存在だったのだと、息子が小学生になって改めて思う。
家とはすこし違う保育園での息子の様子、息子のちいさな変化や成長を教えてもらったり。
子育ての不安を聞いてもらったりアドバイスをもらったり。
わたしが仕事が忙しくなったときにはわたしのことまで心配をしてくれたり。
息子のことを大切に見守ってくれる人が親以外にもいること。
それはとても心強かった。
今日ははじめて次男をファミリーサポートの方にみてもらってすこし外出をした。
春に生まれた次男は、両家の祖父母ともまだ会うことなく、家族と病院の先生や看護師さん以外の人に抱っこされたのは5ヶ月にして初めてだった。
ファミリーサポートの方と次男の最近の様子について話をし、預かり中の次男の様子や発達について話を聞きながら思ったのは、預かりだけでなくこういうちょっとしたコミュニケーションに心が軽くなるんだなということだった。
いろんな人の力をかりながら、息子たちに育っていってほしい。
そして息子たちの成長、その喜びを分かちあえる人が家族以外にもいることは幸せなことだなと思う。
そういう中で、子どもたちが親以外にいろんな大人がいることを知っていってくれたらいいなと思っている。