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お返ししたくなる心遣い。

他人に何か恩を与えられたら、自分もそれを返さなくてはならない、と感じる。
この心理的現象を”返報性”と呼ぶそうです。
最近この現象の力を実感する出来事があったので、そのことを書いてみようと思います。
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心機一転、おしゃれ美容室に行ってみた。

僕の話です。
無事に大学を卒業し、社会人への切り替えっぽいことを何かしたいなぁと考えた時、髪を切ってみようと思いました。
せっかくなので通い慣れた地元のところではなく、都内のおしゃれ美容室に行ってみよう。

早速行ってみると、入った瞬間バーカウンターのようなテーブルに案内され、コーヒーをいただきました!(驚)
そこでどのような髪型にしたいかカウンセリング。
それからカットに移り、マッサージまでしていただき、帰り際にはお手紙もいただきました。

こんなに丁寧に接してくださるのか!すごい!!
初めての経験をちょっと嬉しく思いながら帰路につきました。


予想以上の仕掛けで心を掴む

この出来事を思い返すと、冒頭の返報性のことを思い出しました。
「やさしく解説、5分で読める影響力の武器」という本に書いてあった内容で、そこでは自分の影響力をいかに発揮して相手の心をつかめるか、という内容が書かれていました。

それを踏まえて考えると、この美容室はお客さんに”また通いたい”と思わせる仕掛けがたくさん存在していたのです。
美容室にバーカウンターというギャップや丁寧なカウンセリング、帰り際にいただいたお手紙など、
普段とは違う”特別感”をお客様に提供したいというオーナーさんの心遣いが盛り込まれたサービスになっていました。

こうしたお店側の予想以上のサービスにより、お客さんの記憶にも残る。
お客さんもこれだけ良くしてくれるなら”また通ってみたいな”と思う。
このお店はOPENからまだ4ヶ月だと言っていましたが、
こうした1つ1つの丁寧な接客がリピーターの獲得に繋がっているそうです。
事実、その戦略は僕自身にもヒットしていて”また通ってみたいな”と素直に思いました。

GIVEの行動が自分をつくる

僕が”また通いたいな”と素直に思えたのもこの返報性が持つ、”他人に何か恩を与えられたら、自分もそれを返さなくてはならない”という心理的戦略がうまく組み込まれているからだと思います。

今回僕は特別な感覚を味わえましたが、1つ1つのサービスに目を向けるとそれらは決して特殊なことではなく、僕自身の生活や今後の仕事においても応用できることのように思います。

会社の新人の立場としては、まずはきちんと学ぶこと。
その上できちんと挨拶をしたり、自分から周りの人に声をかけ、自分という存在をいち早く認知してもらうことが、新人のできるGIVEのあり方の1つのように思います。

そうした積み重ねで自分を信頼していただけるように、任せても大丈夫と思われるように、自分から周りに働きかける・GIVEするという考え方と行動が必要なのだと感じました。

分野が違っても”素敵なサービス”が提供できる自分でありたい。
おしゃれ美容室から帰って尚、そんな気付きのお土産をいただきました。

ライ

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