FUKU⭐︎JYOSHI

2024/4/16作成
前書略

君のためじゃなくなってから30分の睡眠を削って私のための可愛いができていく。やっぱりレースとフリルが好きだ。存在しない君のために装うのはとっても楽しい。腰につけたシュガリーアップルの香り。ピンク色のワンピースを着て外に出る。だいすき。だいすき、と囁きながら腰を振る。君の目を見たくない気分になって目を閉じた。気持ちいいですか。気持ち悪いですか。(気持ちなんてない?)
どうしようもない事だから占いに頼る、全部自分のせいだって知っていても。占って。いちごと太陽が僕を刺す。見ていて、ずっと私だけ見ていて欲しい、世界中の全員、私だけを見る世界を想像して、いく、いく、いっちゃうーってAV女優ごっこで遊んでいる。春は君が生まれた季節だから、似合ってるね。首に巻かれたミサンガを思い出して君の一生のお願いについて考える。何度も生まれ直した僕が出来なかったこと、僕らの最終目的地について。……君のことを忘れられてない!!何度生まれ直しても僕ができなかったことだから君のことが好き。
君を僕の中で殺したいって思ったから空の青、白い鼻水を垂らしたら神様が生まれる。ママになった私は子供を求めて子供を喰った。君をまた殺せた、もっともっと欲しい、子宮の中をかき混ぜる苦しさに耐えて耐えて耐えて一緒に一緒に死のうね。

追記 ミサンガは首吊りに向かないね 祈る者に死は似合わないし

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