真田忍者の事績を見てきました
三連休中日の今日は、吾妻群中之条町の民俗博物館ミュゼに行ってきました。
ここって、連休などで帰省する度に何かしら面白いことをやってるんですが、今回はコレでした。
そうなんです、吾妻って真田忍者の拠点だったんですよ。
武田家の上毛の覇権確立への尖兵となり、あるいは真田家のサバイバルに貢献してきた吾妻忍者とその事績、ご存知手裏剣や苦無や鎖鎌などの忍具、そして外部には完全に解読不能な暗号化された秘伝書などの貴重な史料の数々が展示されてます。
また、武田家や真田家に仕え、戦国きっての梟雄から重んじられつつ、「潜入先の馬が気に入ったので最後は堂々と名乗りを上げて乗り去った」とか「空き巣の類と思われるのが嫌だから襲撃予告を出して、その通りに襲撃して敵の拠点を奪取した」とか「太平の時代で生きる術を見つけられなかった家中きっての忍びが盗人に落ちぶれ、討手として差し向けられた古馴染みの忍びと相討ち同然の最期を遂げた」とか、そんな人間味のあるエピソードが多いのも、吾妻の真田忍者の特徴ですね。
そして、彼らの主君であった真田昌幸も感状を出すなど、一般の武士たちと同等に重んじていたことが伺えます。「真田太平記」の昌幸と草の者たちとの結びつきは、この史実を投影したものだったのかな。
この企画展、前半と後半で展示内容を変えながら、今年の12月11日まで開催されております。
また、先史時代の化石類や動物の剥製、奈良時代や平安時代、室町時代から江戸時代を経て近現代までの暮らしを伝える史料や証言も展示し、古き良き懐かしさを思い出させる展示物も多い常設展もあります。ここは何度行っても飽きないんですよねえ。
ちなみにミュゼはInstagramのアカウントを開設してます。
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今年はまだ三連休は何回か残っておりますし、機会を見つけて是非ともお立ち寄りくださいませ。
そして来年は、中之条ビエンナーレも開催されますからねえ。
こちらも楽しみです。
おまけ
ミュゼのケヤキも撮ってみるかなと撮ってみたら、なかなか良い画になりました。