今年の結婚記念祝祭日は新鬼平とランチデートと韓国風ディナー
今日のてんぐ家は結婚記念祝祭日でした。
正確には結婚記念日はこの日付ではないんですが、特別なことをするには平日だと都合が悪い。なので、5月第2土曜日を祝祭の日と定めております。
というわけで、今年は奥さんと一緒に映画やランチ、そしてディナーを作りました。
まずはこちらから。
新鬼平犯科帳「血闘」とランチデート
昨年の藤枝梅安も良かったですが、この鬼平も良かったです。「ザッツ池波ワールド!」という点では梅安をも凌ぐ、正統派の王道時代劇ですからねえ。
幸四郎さんの新鬼平も、吉右衛門さんのと同様に洒脱な雰囲気が出てましたし、同時に染五郎さんの本所の銕時代とも違和感なかったです。こちらの時期のエピソードも見たくなってきました。
そんなわけで、見終わった後もしばらく夫婦そろって浸ってましたし、お昼もそれに合わせたくなりました。
なので、ランチデートはトロロ御膳になりました。
藤枝梅安は、どの飯が最後の晩餐になるかわからないって稼業だから、その分だけメシの美味さには気合が入ってました。
一方で鬼平は、そこまで死と隣り合わせの日常じゃないから、肩の力が入らない江戸のファストフード事情を素で感じられるって感じでしたね。
一方その頃世界では〜鬼平の時代背景
鬼平の時代背景は松平定信による寛政の改革の時期にあたりまして、西暦に換算するとざっと18世紀末にあたります。
で、この時期というのは、ヨーロッパではフランス革命期、つまりベルサイユのばらの時代なんですな。
本日本編と、さらにe-honで手配した外伝2冊も読み切りましたが、「国内で武人階層や戦争請負人が軍勢を率いて領地争いはしていない」って程度には平穏で、矛盾や不平等が罷り通っても大君主の政府が定める法秩序が存在する世界とそうでない闇の領域が併存してる近世って、古今東西を問わず「時代劇」に向いてるんでしょうな。
そう言えば、Netflixで配信してるソード・オブ・デスティニーも同じ時期でもありました。あれも乾隆年間の白蓮教徒の乱がモデルでしたし。
とはいえ、鬼平とオスカルやアンドレとサイレントウルフ義士団が同時代人というのは、なかなか不思議な気分になります。
今年の結婚記念ディナー
去年は映画D&Dの記憶も色濃く残ってたのでこんなディナーでしたが、今年は冷凍庫に残ってた鳥の骨付き肉の扱いを考えてるうちに、参鶏湯にしようということになりました。
ついでに、韓国風ミニおにぎりのチュモッパッに韓国風の豆腐サラダになりました。
来年も、気持ちの良い結婚記念祝祭日を迎えたいものですなあ。