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2023年てんぐが見たドラマ

 今日はシャケを食べる日、もといクリスマスイブですね。
 そして、クリスマスイブということは、今年も残り一週間ということでもあります。早いもんですねえ。
 というわけで、今日は2023年にドラマをちょっと振り返ってみます。

天龍八部&有翡

 今年は天龍八部有翡と、久しぶりに見応えのある武侠ドラマが見れた一年でした。
 実は、どちらも最初の期待値はそんなに高くなかったんですよ。それでも、実際に見てみたらめっちゃ相性良くて、帯放送だったから毎日の録画視聴が生活の基準になっちゃいました。
 どちらも武侠初心者にもハードルが低く見やすい内容になってました。そこもまた面白さを感じる理由でしたね。
 HuluやU-NEXTなどで配信されてますので、年末年始に時間がある方は、どちらかをご覧いただくのも良いかもしれません。

 あ、天龍八部と言えば。
 ドニー・イェンが喬峯役のシャクラが年明け早々に公開でしたね。

 基本的に大河ドラマ級に長尺なのが金庸作品です。
 なのでドラマの方は丁寧に原作をまとめて再構築してくれたから面白かったわけですが、二時間枠の映画にまとめるのには不向きなんですよね。
 でも、ドニーさんの降龍十八掌や打狗棒法が見れるってのは、それだけで見たくなる要素満点です。
というわけで、来年の映画開きはエクスペンダブルズ4でもデューン2でもなく、このシャクラになりそうです。

三体

 中国ドラマといえば、この「三体」も凄いです。
 ここまでハードSF作品はあまり縁がなかったてんぐですが、その訳のわからない情報が飛び交う中で発生する科学者連続不審死事件や、その背後に蠢く秘密結社など、それが「人間」のやったことなら理解する取っ掛かりは存在する。
 そんな経験に基づく信念に従ってあきらめず、初歩は初歩でも確実な知識を得るために児童書を買って勉強する刑事の史強シー・チアンに視点を据えるというか「通訳」に据えると、ガチのサスペンスとして見れてきます。
 まだ21話から30話まで未視聴ですし、年内に見終わるかどうかも怪しいところですが、それでもこれは傑作だと太鼓判は押せます。

 いっそ原作にも手を出そうかなって思ってましたが、その前に来年配信開始されるNetflix版も見ようかなあ。

キングダム 戦国の七雄

 ヤンジャンじゃない方のキングダムもかなり面白かったです。
 ちょっとドキュメンタリー風というか、ドキュメンタリー作品の再現ドラマパートを膨らませたというか、そんな作風でしたが、これが滅法ハマりました。

 改めて戦国七雄の時代に触れると、この時代の歴史は、この後にも続く歴史におけるパターンや人物像の類型などによって構成される世界観のアーキタイプという意味での「神話」だったんだろうなと、そんなことを考えてました。

 戦国の七雄は国の興亡をテーマにしていましたが、人物にスポットを当てた第二弾は作れないかなと思ったら、既に作られていて、年明け早々にチャンネル銀河で放送されます。

 これは絶対に見ようっと。

英国スキャンダル

 映画D&D公開とほぼ同タイミングで旧AXN(現アクションチャンネル)で放送してた英国スキャンダル、これも印象に残りました。
 こちらのヒュー・グラントの英国面全開の演技は、「こいつネヴァーウィンターの領主やってなかったか?」「貴君はレベルズ・エンド監獄に行くのがお似合いだ」と言いたくなりました。
 でもこのドラマの何がいちばん凄いかって、この事件は、あのマーガレット・サッチャー台頭前夜、同時にWOWOWでドラマ版が放送されたキム・フィルビー亡命事件などとほぼ同時期の実話を基にしてるってことなんですよ。

 なんというか、大英帝国ってのは面白い国ですねえ。

実写ワンピース

 Netflixからは、実写ワンピースも滅法面白かったです。
 原作やアニメの雰囲気を適切に再現しつつ、そこに「力」が全ての無法の海と、そこに漕ぎ出すルフィたちに「狂気」を抱かせるというアレンジに魅了されました。

 シーズン2以降も楽しみです。

スターウォーズ:アソーカ

 今年はこれは外せないなってドラマは、やはりアソーカです。
 反乱者たちがめっちゃ好きで、さらにはクローンウォーズ時代からアソーカ・タノが推しだった身としては、まさに「待ってました!」という気分でした。
 そして、そんなてんぐの期待値をデイヴ・フィローニは軽々と越えていきました。そんなフィローニの剛腕を一番強く感じたのは、やはりあのアナキン=ベイダーが堂々と登場した5話かなあ。

 そんなデイヴ・フィローニですが、こんなニュースも飛び込んできました。

 このテンガロンハットの似合う旦那が采配振るってくれるなら、スターウォーズは今後ますます面白くなっていくでしょうなあ。

特攻野郎Aチーム&探偵物語

 レトロな傑作ドラマを放送してくれるのもBS、特にBS12の持ち味のひとつです。
 そんなBS12、今年下半期は特攻野郎Aチームと探偵物語を放送してくれました。
 今見ると、「うーむ、不適切。」と苦笑しつつも、当時の世間の雰囲気や時代を超える作劇の教材としても毎週楽しみに見ています。
 探偵物語はそろそろ終盤に差し掛かってますが、Aチームはまだまだしばらく楽しめそうです。

2024年の気になるドラマ

 さて、2024年から放送される、今の時点で気になるドラマは、ざっと以下の通りです。

 この他に、そろそろAmazon Primeの力の指輪シーズン2も来年のどこかで配信されそうです。こちらも楽しみです。

 この他に、そろそろNetflixのストレンジャーシングスやウェンズデーのシーズン1もちゃんと見たいです。

 こうして並べるとつくづく思いますが、いま一番欲しいものは何かって、時間なんですよねえ。

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