読書感想:両京十五日〜これぞまさしくガチ中華の冒険活劇!
先月に1巻、そして今月の21日に2巻が出た「両京十五日」。
これがとんでもなく面白かったです。まだ3月ですが、今年ベストワン最有力候補と言っても良いでしょう。
当たり前のように出てくる歴史的な故事や警句の引用や、本編の時期に至る明初の歴史と政治体制、南京と北京を繋ぐ大運河の地理、白蓮教団も含めた多種多様な民衆社会の暮らしぶり、料理やスラング(皇太子殿下だってバリバリに使ってます)、科学知識の存在、そして習俗とその認識のされ方。
こういった諸要素の描き方を読んでいて「