心が寄り道しているだけ
先日、私が受ける予定の国家試験がありました。
私は、体調やメンタルのコントロールが上手くいかず、思うように勉強できていませんでした。
だから今回は、受かるために受けにいくのではなく、少しずつできることを増やすという今の目標と、来年受けることを目指した偵察のような感覚で行くことにしました。
カウンセラーの方には、行くことはあなたにとってすごいストレスのかかることだと思うから無理しないでと言われていました。
でも、行かないと一年間後悔するんじゃないかと思い、会場に行って一科目だけでも受けてみようと決めました。
試験前日の夜、やっぱり行きたくないと思い始め、
だって勉強できてないし
絶対受からないし
朝早いし
周りに受かるために勉強してきている同級生たくさんいるだろうし
言い訳だと分かっていますが、行きたくない理由がいっぱいでてきました。
考えがまとまらず自分がどうしたいのかよく分からなくなり、明日の朝起きたときの調子で決めようと投げやりな思いで眠りにつきました。
翌日の朝起きて、やっぱり行きたくない、やめようかなと思いました。
でも後悔するんだろうな、行かないといけないか、、と思い、悩んだ挙句出掛けることにしました。
電車に乗り試験会場の最寄りに近づくにつれて、勉強道具を片手に乗車している人達が増えていきました。
その姿を見て自分の中にドロドロとした負の感情が湧き出てきました。
もう帰りたい、ここにいたくない、行きたくない、、
でも、ここまできたから行かなきゃと思い会場に向かいました。
なんとか教室の前に辿り着いて中を覗くと、勉強をしている人達がたくさん席についていました。
試験会場なのだから当たり前の光景だと思いますが、私にとっては辛くてたまらない瞬間でした。
分かっていたことだし、想像して覚悟していたつもりでしたが、やっぱり耐えられませんでした。
気づいたら、試験会場に向かっていく人達の流れを逆らって必死に駅に向かい、涙を堪えながら帰り道の電車乗っていました。
母に教室まで行ったけど受けられなかったと連絡しました。
よく行ってこれたね。
ご褒美に昼ごはんとお菓子買ってきな。
そう返ってきました。
優しい言葉にホッとした気持ちとがっかりさせてしまったんだろうなと申し訳ない気持ちが浮かび上がりました。
帰宅後も悔しい気持ちが溢れ、なんであともう少し頑張れなかったんだと思いました。これで良かったんだろうかと責める気持ちもあり、悔し涙がこぼれていました。
それでも次の日には、きっとこれが今の自分にできる最大限の頑張りだったのだと思い直しました。
周りには頑張れていないように見えても、言い訳だと思われても、私は一生懸命自分の気持ちと戦いました。その結果なのだから、よく頑張ったと認めて褒めてあげなければならないと思います。
少しずつ今の自分を前向きに捉えて、これからの励みにすることができている気がします。
前向きに至るまで、気持ちが色んな方向に寄り道してしまっていますが、それでも最終的に良い方向に向かってくれているんだなと感じます。
寄り道する人生も楽しんでみようかな〜。
そんなことを考えて今日も過ごしています。
読んでいただきありがとうございました。
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