【イタリア国立大学】①卒業論文・大学卒業 ラウレア
はじめに
以前公開していた2018年~19年の記事に
加筆、改訂を加えてまとめました。
ただし当時の手続き事項なので、
最新の情報は
各自でお調べ頂きますようお願い致します。
イタリアの大学へ正規留学するには、
まず▶東京イタリア文化会館にお問い合わせ下さい。
下記情報は、国立の教育機関に
外国人枠として正規入学する事を目的とした、
個人の経験による
入学手続きや大学生活のまとめ(2012年当時)です。
大学卒業資格(Laurea)
イタリアの大学には、
日本のような「同級生全員での卒業式」は無い。
一般的には試験期間のように年に4回、
卒業認定式が行われる。
卒業認定は、以下2種類の方法がある。
Discussione(ディスクッスィオーネ:討論)
Proclamazione(プロクラマツィオーネ:公表)
Discussione
当日、教室内でPowerPointなどを用いながら
複数人の教授と対面で口頭試問をする。
試問終了後、卒業予定者と観覧者は全員退室し、
教授のみで点数を話し合ったのち、すぐに最終卒業点数が発表される。
家族親類、友人達など数人~20人ほどが
口頭試問に立ち合い見守る場合が多い。
Proclamazione
約1ヶ月~2週間前の期日までに卒業論文を提出し、
複数の教授によって審査される。
当日は少数~100人以上の卒業予定者、
更にその家族親類、友人達が大講義室に集まり、
最終卒業点数が一斉に発表される。
両種共通点
教授陣は流れ作業のように卒業認定をこなしていく為、
自分の番が終わった学生から順に大学校舎を出て
各自で好きに卒業を祝い始める。
日本のように
終始卒業生全員で行うセレモニーではない。
卒業論文(Tesi)
イタリア語で
一般的な論文を「Tesi(テーズィ)」と言い、
大学生にとって「Tesi」は『学位論文』
つまり『卒業論文』を意味する。
学部、学科によって必要作成ページ数が異なるので注意。
関連記事:
▶大学のシステム ⑥卒業論文(Tesi)
基本的にTesiはMicrosoft Office Wordで作成し、
最終的にPDF形式で提出する。
その後、データのみで保管するか
書籍形態として印刷するかは各学生の選択による。
写真や書類等と印刷するコピステリーア(コピー屋)では
論文書籍化のサービスも行っているので、
値段や必要日数などは各自で問い合わせる。
各大学、学科の授業詳細については、
希望大学のHPで各自ご確認下さい。
▶在日イタリア大使館(東京)
▶在大阪イタリア総領事館(大阪)
もしくは留学エージェント会社などに問い合わせる等、
最新の情報は必ずご自身でご確認下さい。
▶本記事の出典元ブログ記事
▶元ブログ「シエナの坂道。。」
【イタリア国立大学正規留学】目次
▷▷大学のシステム
学士/修士/博士課程
▷▷申請手続き
・渡航前
① 準備(1)
② 準備(2)
③ ビザ(1)
④ ビザ(2)
⑤ 住居証明
⑥ 学費納入
⑦ 海外保険
⑧ ビザ申請予約
・渡航後
⑨ 滞在許可(1)
⑩ 滞在許可(2)
⑪ 滞在許可(3)
⑫ 滞在許可(4)
⑬ オンライン入学登録
▷▷大学生活
① 授業期間
② 授業と復習
③ 期末試験
▷▷卒業論文・大学卒業
① ラウレア ←今ここ。
② 始め方
③ 進め方
④ 完成後
⑤ ラウレア当日
▷▷番外編
卒論執筆の裏話