ドラマ「悪女(わる)」を見て②
前クールに放送されていたドラマ、「悪女(わる)~働くのがカッコ悪いなんて誰が言った?~」
今日は第2話「女の敵は女!?」について書いていきます。
第2話の舞台は人事部。人事部で課長を努める夏目(石田ひかりさん)がとにかく怖い上司なんです。笑
男性社会の会社で女性が活躍するには、「男性の2倍頑張らなければならない」という夏目。
だから、課内の女性営業にキツくあっていくんです。「あなたのために言ってるのよ」と。
そんな他の女性社員を徹底的に支配&攻撃する態度から“女王蜂症候群”なんて呼ばれてしまう…なんて話です。
たしかに、男性社会のなかで女性が活躍するためには、頑張らなければならないことは沢山あります。
でも、それは「もともとの」社会だからではないでしょうか。
休みの日にはゴルフに行って、仕事終わりには麻雀に行って、
お酒の席では沢山お酒を飲んで「いい飲みっぷりだねー」とか言われて…
もともとあった、長い時間かけて主に男性が作り上げてきた社会に「女性がお邪魔してる」みたいになっているから、
女性が頑張らなければならない、風になっているように思います。
ゴルフとか、お酒とか、麻雀とか、ドラマのなかでも良く出てきた描写なんですが、
もちろん女性の中にも好きな方はいると思います。
そこで男女の線引きをする必要はないです。
でも、「男性に負けないように」って
無理してやりたくもないゴルフや麻雀をする必要も、無理な量のお酒を飲む必要もないですよね。
そこに無理な努力をする必要ってないと思うんです。これは今まで無理してきた男性に対しても同じです。
多様性を認めて、働き方も変える。
例えば、昔は残業が正義だったかもしれませんが、今はちがいます。
決められた時間内にいかに効率よく仕事をするか、そしてプライベートも充実させるか。
人生のうちで働く年数がのびているからこそ、上手く仕事と付き合っていくための術を身に付けないといけないですよね。
だから無理な努力はしない。
今度私の会社ではゴルフコンペがあります。
営業のずっと上の先輩社員に「この仕事を長く続けるんだったら絶対ゴルフはやりな!」と誘われますが…
私は絶対に行きません(笑)
やりたい人だけがやったら良いじゃないですか。
それで仕事に繋がることもあると思いますが、それはゴルフを趣味とできる人のアドバンテージです。とても良いことです。
でも、それがストレスになる人がいることも理解してほしいです。
「仕事と上手く付き合っていく」
自分で選んだ仕事なのだから簡単なようにも思えますが、意外と難しいテーマです。
男女関わらずみんなが働く世の中だからこそ、
自分の考え方を人に押し付けないで働いていきたいものですね。
多様性が受け入れられて、古い考え方や文化がアップデートされて、
私が「女性営業」ではなく「営業」と呼ばれる日を、心待ちにしています。
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