Amazonベスト500レビュアーの社畜系サラリーマンが語る 【おすすめ】大学生のための学年毎の読書戦略
大学生のための学年毎の読書戦略
学生の頃から年間100冊以上の読書を15年以上続けており、Amazonベスト500レビュアーの称号を1年足らずで獲得した活字中毒者こと社畜系サラリーマン山田による、大学生のための学年毎の読書戦略を紹介します。
大学生の間に読むべき本の冊数は500冊
「Amazonベスト500レビュアーの社畜系サラリーマンが語る 大学生は何冊の本を読むべきなのか」にて大学生が4年間で読むべき本の冊数を500冊だとまとめました。また、学年ごとに読むべき本のジャンルを紹介しました。ここでは、500冊の本を大学在学中に読むための、各学年毎の読書戦略についてまとめています。
500冊の本を大学在学中に読むための戦略について
上記ジャンルに関する具体的な本の紹介は「Amazonベスト500レビュアーの社畜系サラリーマンが語る 大学生におすすめの本80冊」でまとめていますが、まずは4年間で自身がどれくらいの本を読み、卒業までにどういった知見を得たいのかという大局観を掴んで欲しいと思います。4年間という期間の中で、まずは大学の専門分野を軸に、ビジネス基礎や一般知識をバランスよく学ぶことが重要です。
そのためには、まずは自己啓発の名著などを軸に、広義の生きる・学ぶ・働く等のコア概念を理解し、少しずつ自身の専門にシフトしていくという、基礎から応用の流れを常に意識することがポイントです。
大学1回生の読書戦略
大学1回生の間は、まずは読書習慣を身に付けましょう。読書習慣が無い方には、ノウハウ系の本が読みやすくておすすめなのですが、その中でも最初に「本の読み方」や「学習」に関する書籍を読んでおくと、その後の学習効果が高まります。 高校生時代に本を読む習慣が無かった方は、まずは大型書店に向かう習慣からスタートする事も大切です。
読書習慣が既に身に付いている方は、背伸びの意味も込めて、一般教養講義に関する「教授おすすめの一冊」も挑戦してほしいです。 おそらく少し難しい本を紹介されると思いますが、レポートで反映すると 高い評価をつけてもらえるので、一石二鳥です。
大学2回生の読書戦略
大学2回生になったら、専門の講義がメインになると思いますが、ここは死ぬ気で踏ん張りましょう。特に理工系学部の場合、2回生の専門基礎を抑えないと大学院を卒業するまで苦しみ続けます。
理論系の専門書については、読むだけで理解するのはかなり困難なので、大学の講義を集中して聞いたり、先生に確認するなど工夫して、章毎に自分の言葉で内容が説明出来るようにするのが大切です。
また、この時期は偉大な先人の生き方を学ぶのにも適しています。中弛みしがちな大学2回生の期間に、有名なビジネス人、思想家、芸術家等の生き方に関する書籍を読んで、生きることに関する抽象的なイメージを作っておくと、大学3回生になって就活を始める前に、自分の中のやんわりとした軸が出来ると思います。小説もたくさん読んでほしいです。
大学3回生の読書戦略
大学3回生になったら、まずは若手社員向けのビジネス書を数冊読み、働くことのイメージを持って、インターンシップに備えましょう。また、志望する業界の最先端の動向を読み込む事もおすすめします。小説もビジネス系のものを読み、働くことに対するプラスのイメージを作るのも良いと思います。この時期も継続的な読書は必須です。
大学4回生の読書戦略
大学4回生になって無事に就活が終わったら、自分の好きを追求してほしいと思います。趣味でも、研究でも、旅行でも、プログラミングでも、ブログでも、何でも良いです。大学4回生の間に、読書で得た知識を実体験を通じて「知見に落とし込む」感覚を作っておくと、社会人になった際に読書で自己を修正する習慣が作れます。
理系の学生は院に進学する人も多いですが、その場合は研究に関する論文を読みながら、研究に貢献する読書も続けてほしいです。研究活動とビジネス活動は、そう遠いものではないと、個人的には思っています。
大学生の学年毎の読書戦略 まとめ
今回大学生にとっての読書戦略として、500冊の本をどうやって学年ごとに読んでいくかを紹介しました。当然、大学に入学する前にどれだけ本を読んでいたか、本に親しんでいたかで本を読むスピードも異なりますので、あくまで参考として、自分オリジナルの読書戦略を立てて欲しいと思います。
今回、各学年ごとに抑えておきたいジャンルをまとめましたが、その時に興味がある本を読むのが効果が高いのも事実です。余りにジャンルが偏り過ぎるのもバランスが悪いですが、本屋で興味を持った本を手当たり次第読んでいくのも、一つの読書戦略と言えます。とにかくたくさん、本を読んでくださいね。