日々を幸せに過ごす社畜系サラリーマンが語る 【必読】大学生が取り組むべき 8つの目標と50の行動リスト【まとめ】
大学生の間に「やるべき事」「やっておけばよかった事」とは?
この記事はシンガポールの外資系企業に勤める社畜系サラリーマンが、自身の大学生活や10年以上の社会人経験を振り返ってみて、大学生活の中で「やるべき事」「やっておいて良かった事」や「やっておけば良かった事」をまとめた記事です。
極々平凡なサラリーマンとして三人の子育てに苦労し、社会人として国内外で何度も壁にぶち当たり、いわゆる「普通の学生さん」の苦悩を知っている自分だからこそ伝えられる、決して背伸びをしていない、ありのままのメッセージを真剣にまとめました。
最近公私を通じて出会う学生さんの多くが、地道に頑張ることや、組織の一員として働くことの楽しさを軽視しているように感じております。
そしてこれは、努力自体を楽しむ機会や、社会に出る事の期待感が、大学生活の中で得られにくくなっていることが理由の一つではないかと考えています。(これらの理由については別途noteでまとめたいと思います)
今回、『日々を幸せに過ごす社畜系サラリーマンが語る 【必読】大学生が取り組むべき 8つの目標と50の行動リスト【まとめ】』では、大学生の間にしておきたいを通じて、上記気付きが得られるような具体的な行動リストをまとめました。
全ての大学生に向けて書いていますが、その中でも特に、「日々の大学生活にやる気が出ない大学生」「想いはあるけど中々行動に移せない大学生」の方に読んでもらいたいと思います。
大学生がやるべき事 8つの目標
今回、大学生がやるべき事として「8つの目標」と「50の行動リスト」をまとめました。読んでいて内容に何か感じる所があったら、是非その都度「行動」して欲しいと思います。
大学生という何をせずとも許されるモラトリアムな期間に、あえて自ら率先して「行動してみた」という一つの成功体験は、大学卒業後も何か新しいことに挑戦する際の大きな自信に繋がります。このことは、自身の経験や他の先輩の経験からも、間違いありません。
大学生がやるべき事 目標1『大学生はとにかく本を読もう』
私が全ての大学生に伝えたい一番のメッセージは『大学生はとにかく本を読もう』です。
志望していた大学に入れず、大学に行くことの意義を見つけられなかった時。大学の講義に付いていけずに留年しそうになった時。研究成果が出ずに、研究室に行けなくなった時。学生結婚して家族を養うためのお金が必要になった時。就活が上手く行かずに、そのまま消えてしまいたくなった時。
自分が人生について悩み、前に進めずもがいていた時に、いつも私を救ってくれたのは「本」でした。私が過去の苦難を乗り越える事が出来て、今、毎日を幸せに過ごすことが出来ているのは、ただ人よりも「多くの本を読み、その内容を実行してきた」から、ただそれだけだと思っています。
大学生の皆さんが今どういう想いでこのコンテンツを読んでいるのかは分かりませんが、その「悩み」を解決し、「想い」を加速してくれるのは、先人たちの知恵が濃縮された「本」です。こんな訳の分からない社畜サラリーマンが書いているnote記事ではありません。
大学生が本を読む効用やおすすめの本については、下記の参考ノートにもまとめました。時間を見つけて読んでもらいたいのですが、それよりもまず最初に、近くの本屋に行って欲しいと思います。約束します。読書は裏切りません。
【行動リスト】
01. 読書の利点を理解しよう
02. 読書戦略を考えよう
03. 読書の効果を最大化させよう
04. 大学生必読の80冊を精読しよう
05. 読書環境を整えよう
【参考ノート】
『Amazonベスト500レビュアーの社畜系サラリーマンが語る 【必読】大学生が読書をすることの2つのメリット』
『Amazonベスト500レビュアーの社畜系サラリーマンが語る 【必読】大学生におすすめの本80冊【まとめ】』
大学生がやるべき事 目標2『英語への抵抗感を無くしてしまおう』
大学生の間に『英語に対する抵抗感』を無くしてしまいましょう。これから先、もし英語を勉強しなかったら、「自分は英語が苦手だ」というコンプレックスから、一生逃れられません。大学生の間に、英語を「本気」で勉強しましょう。
個人的な考えですが、今の若手世代が英語から逃げ切ることは不可能だと思います。仕事だけでなく、プライベート面からもです。私もシンガポールで生活し、仕事をする中で心の底から感じます。「大学生の時に、もっと「本気」で英語を勉強しておけば良かった」と。
「なんで英語を勉強しないといけないのですか?」「どうやって英語を勉強するのが効率が良いですか?」
考えなくて良いです。今すぐノートを取り出して、英単語を一つでも覚えましょう。「何故英語を勉強するのか?」その理由を考える時間が勿体ないです。目の前の英単語を一つでも覚えることに意識を集中しましょう。
とは言っても、きちんと腹落ちしないと行動できない慎重な大学生が大半だと思うので、英語を勉強する効用や、効率の良い英単語の覚え方、等を下記参考ノートにまとめました。
しかし、これはあくまで私の考えです。是非、大学生の間に実際に英語を勉強し、その中で「何故自分の人生の時間を割いて英語を勉強する必要があるのか」考えてみて欲しいと思います。
【行動リスト】
06. 英語学習の必要性を腹落ちさせよう
07. 英語学習の目標を明確にしよう
08. 発音の練習をみっちりしよう
09. ボキャビルという名の英語の筋トレをしよう
10. TOEIC戦略を立てよう
11. TOEIC学習が続く仕組みを作ろう
12. TOEFLに挑戦してみよう
13. 留学生との交流プログラムを活用しよう
14. オンライン英会話に挑戦してみよう
15. 短期語学留学に挑戦してみよう
16. 長期留学に挑戦してみよう
【参考ノート】
『シンガポール在住の外資系社畜サラリーマンが語る 【必読】大学生が英語を勉強するべき理由とメリット』
『シンガポール在住の外資系社畜サラリーマンが語る 【参考】大学生が達成すべき英語の目標レベル』
『シンガポール在住の外資系社畜サラリーマンが語る 【日常】大学生におすすめの英語の勉強方法【英会話】』
『シンガポール在住の外資系社畜サラリーマンが語る 【TOEIC】大学生におすすめの英語の勉強方法【800点】』
『シンガポール在住の外資系社畜サラリーマンが語る 【必読】最強の英単語の覚え方【おすすめ】』
大学生がやるべき事 目標3『社会の入り口である、就活の世界を楽しもう』
大学生の一大イベントである『就活の世界を楽しみましょう』。就活は自分の人生を自分で選択する、大人の世界への第一歩です。自分の知恵と行動力を全動員させて、就活という祭りに参加しましょう。
「失敗したらどうしよう?」心配しなくても大丈夫です。就活だけで人生は決まりません。社会はそんなに甘くありません。社会に出てからも自分磨く旅はずっと続きます。就活はあくまで社会の入り口でしかありません。
「もし働き出して、その会社が自分に合わなかったら?」転職したら良いだけです。「働き方改革、雇用の流動化、副業解禁…」、働き方の選択肢、活躍の舞台はエントロピーのように常に拡大しています。皆様は大学時代に力をつけることに集中すれば良いのです。
ブラックなイメージが強い就活というお祭りですが、確かに自分も「評価される側」として参加していた時は辛かったです。しかし、「自分が企業を評価するんだ」と見方を変えたら、一気に面白くなりました。そして何より、組織で働くことは、大学生の時に想像していたよりずっと楽しいです。
500人以上の就活生の相談に乗ってきた社会人からのアドバイスを2つだけします。「直観を大切にしよう」「自分に自信を持とう」。この2つさえ忘れなければ、就活というお祭り、多忙な社会人生活、そして人生そのものをきっと楽しむことが出来るはずです。幸運を祈ります。
【行動リスト】
17. 就活を始める前に働くとは何か考えよう
18. 就活では論理より直観を大切にしよう
19. 「want,can,need」のフレームワークを抑えよう
20. 社会人に自分の強みを教えてもらおう
21. 業界分析は信頼できる口コミを大切にしよう
22. ESはサクッと仕上げて、面接の機会を増やそう
23. GDはグループ全員で突破しよう
24. 面接は居酒屋のおじさんと話す気持ちで臨もう
【参考ノート】
『500人以上の学生を見てきた社畜系サラリーマンが語る 【必読】就活を始める前に考えて欲しい働くことの意味』
『500人以上の学生を見てきた社畜系サラリーマンが語る 【必読】就活では論理より直観を大切にしよう』
大学生がやるべき事 目標4 『自分の学びの軸を作り上げよう』
大学の講義を受け、レポートを書いて、研究成果を発表して、大学生活を通じて『自分の学びの軸』を作り上げましょう。講義をサボって遊びたい気持ちは良く分かります。麻雀したい気持ちも分かります。でも、しっかり勉強しましょう。一般教養も、専門基礎も、専門も、ゼミも、研究も…。
抽象的な議論を自分なりに理解し、それらを表現する手法や、自由な環境下でも自分をコントロールする手法を大学で学べたら、それらは一生モノの財産になります。
何より、卒業して「4年間でしっかり経済学を勉強した!」「有機ELに関する世界最先端の知見を学びつくして、論文も出した!」と胸を張って言えた方が格好良いですよね。就活において、大学の成績を評価する企業が増えていますが、良い傾向だと思います。
結局、安易な誘惑に負けず、目の前の事に集中して、コツコツと頑張れる人が強いのです。友達のレポートを借りてアップデートして出しちゃうような効率が良い人は、一見華やかに見えますが、社会に出てから数年で伸び悩みます。社会人生活は100m走の世界ではないのです。マラソンなのです。
【行動リスト】
25. 量より質、全ての科目でA+を目指そう
26. 想起練習を通じて大学の講義を理解しよう
27. 自分なりのノートの取り方を覚えよう
28. レポートでは付加価値を意識しよう
29. プレゼンの苦手意識を克服しよう
大学生がやるべき事 目標5 『研究を通じて自分の限界に挑戦しよう』
私自身が理系大学生だったので、文系大学生のゼミ活動の事は良く分かりません。文系大学生の方は、読み飛ばすか、ゼミ活動に置き換えて頂けると嬉しいです。
私は大学生の間に、研究活動を通じて『自分の限界に挑戦してみる』ことが出来るのは、体力のある大学生の特権だと思っています。
私は毎年数名の失踪者が出る、かなり厳しい研究室で3年間過ごしました。自分の不甲斐なさに泣きながら有機合成を繰り返しました。何回も大学に寝袋を持って泊まり込みました。その中で、自分が限界まで追い込まれたら精神的にどうなるのか、またどこまで追い込んだら自分の限界なのかが、良く分かりました。
情報がオープン化される中で、企業の多くは脱ブラック化、健全化していますが、残念ながら大学の世界の多くはまだまだ昭和です。これについては賛否両論ありますが(実際潰れてしまったら元も子もないので)、個人的には、根性に自信があるのなら、厳しい研究室を選んで、自分の限界に挑戦してもらいたいなと思います。なお、私は未だに研究室時代の悪夢を年に数回見ます。
【行動リスト】
30. 頑張って1stで論文を仕上げよう
31. 基礎研究をテーマにしてみよう
32. 研究室も就活と同じで直観で選ぼう
大学生がやるべき事 目標6 『きちんと考えてバイトを選ぼう』
時間はあるけどお金が無いのは大学生にとっての一番のジレンマかと思います。学費を出して大学に通っている以上、バイトに精を出すのではなくて勉強に精を出すべき、というのは当然の意見なのですが、自分はどんなに理系の忙しい学部でも、学問とバイトの両立は出来ると考えています。
当然、授業をさぼってのアルバイトは駄目です。あくまで学業が第一優先で、その上で大学生活や今後の社会人生活を踏まえて、在学中に色々なアルバイトにも挑戦してほしいな考えています。
そしてどうせバイトをするのなら、戦略的にバイトを選びましょう。良く私はアルバイトは「2軸で考えろ」とアドバイスします。バイトには大きく、
①お金を稼ぐこと (自分の経験を売る系。家庭教師等)
②社会経験を積むこと (新たな経験を得る系。居酒屋等)
の2種類があると考えています。おすすめは、②を継続して経験を得て、長期休みで①をスポット的に実施してお金を稼ぐということです。
特に高学歴な大学生の方は①を重点的に選びがちですが、②の視野も持ってバイト選びをしてほしいと思います。正直、大学時代にしっかり日々を積み上げておけば、お金は社会人になったらいくらでも稼げます。
自分は「大学時代に魚屋でバイトをしていれば良かったなぁ」と、子どもと釣った魚を調理する度に後悔しています。他にも例えば、残り物でサクッと居酒屋飯が作れたら、未来のパートナーに喜ばれること間違いなしです。
【行動リスト】
33. 2つの軸でアルバイトを選ぼう
34. 自分なりのリーダシップを考えよう
35. お金を稼ぐことの責任感を学ぼう
大学生がやるべき事 目標7 『人生を豊かにする素地を作ろう』
趣味は身を救います。愛ある家庭は生活を豊かにしてくれます。大学まで受験勉強に集中していた学生さんは特に、将来自分の人生を豊かにしてくれる、趣味や人生のパートナーを大学生活の中で見つけて欲しいなと思います。
人生のパートナーに関しては、余計なお世話かもしれません。しかし、私は大学生の時に付き合っていた彼女と結婚して、楽しい家庭を築いています。そして、大学生の時に熱中していた魚釣りやテニスが、今でも充実した日々の一助になっています。
私が『人生を豊かにする素地』を大学で作ることをおすすめ出来る理由はこれだけです。でも、充分だと思っています。何を持って人生を豊かにするかは、属人的なものなので…。「How?」の部分は自分で試行錯誤してみてください(笑)
【行動リスト】
36. 人生のパートナーは大学で見つけてしまおう
37. 一生物の趣味を見つけよう
38. 後輩育成のスキルを身に付けよう
大学生がやるべき事 目標8 『大学の外に出て、色々なことに挑戦しよう』
大学の外に出ましょう!色々な人に会いましょう!友達と旅行に行きましょう!色々なことに挑戦しましょう!
まず、友達を大切にしましょう。モラトリアムな期間を一緒に過ごした大学時代の友人は、一生の友達になります。一生を通じて付き合える友達を作るのは簡単です。「絶対に嘘は付かない、友達の前で背伸びをしない」の2つを守るだけです。
後は一緒にお酒を飲んで、徹夜でバカやって、旅行に行きましょう。これだけで充分です。まぁ、友達と遊ぶことについては、あまり心配する必要は無いですよね…。
もう一つ、大学生のうちに挑戦しておいて欲しい事が『コンテンツを生産してお金を稼ぐこと』です。
ブログ、You tube、手段は何でも良いのですが、SNSやインターネットを上手に使って自分の知見をアウトプットし、大学生の間にバイト以外で、「コンテンツの生産者」としてお金を稼ぐ手段を学んで欲しいと思います。
自分は大学時代に、研究生活が忙しい中で家族を養うために、ブログを活用して月数十万円を稼いでいました。必要に駆られての行動だったのですが、今流行の有料note等には一切手を出さず、自身で時代の流行を分析し、検索ニーズを満たしたコンテンツを戦略的にアップしていたのだから、我ながらビジネスセンスのある大学生だったなと思っています。
私は「組織で働くサラリーマンはバカだ!フリーランス最高!」と宣言しているブロガーは大嫌いです。
私個人は、学生結婚した自分たちを助けてくれた今の会社や社会に対して、一生をかけて恩返しをしていきたいと思っていますし、何より組織が生み出した社会価値に対してあまりにも感謝の念が足りないと思います。
また、『500人以上の学生を見てきた社畜系サラリーマンが語る 【必読】就活を始める前に考えて欲しい働くことの意味』でもまとめましたが、「組織で働くこと」の喜びと醍醐味は、是非全ての大学生に体感して欲しいと思います。
しかし、人生の選択肢が組織で働くことしか無いのが、精神衛生上良くないのも事実です。働き方改革の推進により、個人のスキルが社会に直接貢献できる時代は間違いなく訪れます。
アフィリエイト商材を読者に誘導するためだけに作られた、愛の無いコンテンツを作るのは絶対に辞めて欲しいのですが、「求められる情報に対して、自身が体験した情報を分かりやすく正確にまとめる」という基本ルールの中で、自分の情報をアップすることでお金を稼ぐという経験は、自分の守備範囲を広げるためにも、大学生の間に是非挑戦してもらいたいなと思います。
【行動リスト】
39. メモ帳を持って日々の生活を記録しよう
40. フリーランスの働き方を体験しよう
41. ビジネスコンテストに出てみよう
42. 稼いだお金は体験に全振りしよう
43. お酒との付き合い方を覚えよう
44. SNSの上手な活用の仕方を学んでおこう
45. スケジュール管理の方法を身につけよう
46. 定期的な運動を通じて誰よりも健康でいよう
47. 自分の見られ方を認識しよう
48. 一次情報から思考を積み上げよう
49. 大学時代の友人を大切にしよう
50. とにかく色々な人に会いに行こう
大学生の間に「やるべき事」「やっておけばよかった事」まとめ
以上、自身の大学生活や10年以上の社会人経験を振り返ってみて、大学生活の中で「やるべき事」「やっておいて良かった事」や「やっておけば良かった事」をまとめました。
具体的な行動リストを見ても何をしたら良いのか分からない大学生のために、下記サイトで、それぞれの行動リストに関する補足情報をまとめています(情報が一部古いため、あくまで参考としてください)。
参考『ラジカルシンキング 大学生でしておきたい50のto doリスト』
会社で仕事をしていて、子育てをしていて、本を読んでいて、大学生と話をしていて、良く自身の大学時代を思い出します。辛いこともありましたが、全部ひっくるめて、楽しい大学生活でした。そして良く感じます。「あの時行動して良かった」と。
このノート記事が、皆様が10年後に自身の大学生活を振り返って「最高の大学生活だった」となるための「行動」のきっかけになれば、こんなに嬉しい事はありません。
最近インターネット上では見かける事が少ない、日々を幸せに過ごす、社畜系サラリーマンによる大学生向けの記事でした。