性格分析・診断の際に考えたいこと
性格分析というものが世の中にある。
・就職活動における自己分析
・適職診断
・強み分析(ストレングス・ファインダー)
・性格診断(16Personalities 等)
基本は、質問項目に対して「当てはまる」「当てはまらない」を答えていく形式だ。全ての質問項目に答えると、結果として、性格の傾向や向いている職業等の示唆が示される。
これを回答するにあたり、悩ましい設問に出会ったり、答えづらい感覚を持ったことのある人も多いのではないか。私の場合「こういう時は当てはまるが、別の時はまるで当てはまらない」という、なんとも歯痒い思いを持つことが多い。
つまり、回答する際に常に別軸の判断基準があり、その基準に依るところが大きいということだ。また自身の例で恐縮だが、例えば「集団ではリーダーになるほうだ」という設問があったとする。
これに対して、「数名の小集団であればリーダーになることが多い」「ただし、会社組織内など大規模な集団では自身からリーダーに手を挙げることは避ける」というのが私の本音である。
この本音を回答に反映させることが難しいことが多い。結果、「どちらかというと当てはまる」というあいまいな回答をしてしまったり、「(プライベートでは)当てはまる」ひとつの側面に寄った回答方針を取ってしまうことがあるのだ。
そうして得られた「診断結果」を、どのように受け取ったらよいか。もちろん、納得できる示唆を得られることも多く、助かっている。ただ、もしかすると、先ほどの「小集団であればリーダーが多く、大規模な集団ではリーダーを避ける」⇒汎化させると「内弁慶」であるという基準が自身の本質を表しているのではないかとも思う。
まとめると、性格診断や適職判定においては、悩ましい設問にこそ自身がパターン分けして考えていることがあり、そのパターン分けの基準を考えると更に一段深く、自身への理解を深めることが出来るのではないかと思う。性格診断の結果によって得られる示唆と、その過程の逡巡。どちらも参考にして、自己理解を深めていきたい。
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