Ptf.125 《自分を作った映画》でデュエル!
★今回の概要
抜き打ちで自分の好きな映画プレゼン(決闘)をします(決闘とは言いつつ、リスナーのみなさんにおすすめもしつつ、無理やり言語化することで「好き」の理由を自分たちに問うてもいます)
★こんな話題が出ました
GN:URI/「自分を構成する要素Best ◯◯」について話してみてください/ギスギスしたい/「自分を作った映画」でデュエルしましょう/今田の第3位『ダンボ』/高澤の第3位『A2』/象が空を飛ぶアニメ/オウム真理教信者を扱ったドキュメンタリー/『ダンボ』物心ついて初めて観た映画。これで培った感覚でいまも映画を観ている(今田)/シンプル/かわいいし/阿久悠は悪友が由来/『A2』大学院生の頃に渋谷のユーロスペースで観て衝撃。映画に対する価値観が打ち砕かれた(高澤)/『A』よりも個人にフォーカスしている。オウム真理教という所属団体ではなく「人」/サーカス団という所属団体ではなく「象」/ドキュメンタリーに対する固定観念を変えてくれた/「中立はない」と意識した映画/鼻からピーナッツをマシンガンみたいに撃つ/赤ちゃんダンボを包んでいた布の質感/布に包まれた中から耳に包まれたダンボが出てくる/貨物車の天井にキリン用の穴/結果:ドロー/今田の第2位『ロボコップ』/高澤の第2位『ひみつの花園』/『ロボコップ』犯罪者にボコボコにされてロボット警察官になったマーフィーが主役/『ひみつの花園』利重剛が出てくる(バディとして)/ロボコップのバディはパワフルな女性警察官ナンシー/映画(画面)に経済は映らないが、重火器は映る。よってロボコップが強い=おもしろい/『ロボコップ』悪役をぶちのめすのがエンディングの20秒前。エンタメ脚本のお手本(今田)/『ひみつの花園』くだらなさのお手本、映画の笑いの感覚を作ってくれた(高澤)/ちょっと『ロボコップ』は強すぎたので第2位もドローで/今田の第1位『劇場版 少女革命ウテナ アドゥレセンス黙示録』/高澤の第1位『さらば、わが愛/覇王別姫』/『覇王別姫』は長すぎる、『ウテナ』はテレビアニメ50話を映画1本に圧縮して90分以下/『ウテナ』1998年製作だが、観たのは2021年。それを「自分を作った映画」ベスト1にランクインさせた。この熱意がなにより傑作の証明/最近『輪るピングドラム』の映画を観た影響もあるかも。ただ『ウテナ』を観ていたらトリコロールケーキはたぶんやっていなかった。自分がやりたかったことの理想のひとつ。めちゃめちゃ作り物/『覇王別姫』フィクションだが、文化大革命が下敷きにある(高澤)もっともらしいことを言っているが、結局BLだろう?(今田)BLだが小さい話ではない。存在と存在との物語。セットも美しい。話の深みもあり、目で楽しめる部分もあり(高澤)『ウテナ』姫宮アンシーはデュエルの勝者に与えられる報酬=ヒロイン。ウテナは主役だがヒロインではなく王子さまになりたい。アンシーもウテナも物語に隷属させられているキャラクター。そういう役割。そのまま物語に囚われていていいのか、という問い。その物語から「解き放たれる物語」はどう作ればいいのか。つまり「飛躍」の描き方。トリコロールケーキも「飛躍」の劇団だが、その何段階も上をやっている。しかも大プロジェクトで(今田)/『覇王別姫』京劇という圧倒的な物量のバックボーンから的確に引用される語り(高澤)すごいと思うが、物量をどこまでも使っていいなら理論的にはなんでも可能(今田)『ウテナ』アニメは厳しく制限されたリソースで作らねばならない。だからこそ制限を逆手に取った演出が生まれる。リンゴがウサギになる伝説的なシーン。細田守も参加している。あと、シリアスとふざけを並行させて平気なのも幾原さんのすごさ。これもトリコロ的にものすごく共感できるところ(今田)『覇王別姫』チェン・カイコーはお父さんが紅衛兵だった。軽はずみなテーマ選択ではない(高澤)『覇王別姫』は京劇が背景にはるが、『ウテナ』は寺山修司がある。万有引力。ジュリアス・A・シーザーが音楽。幾原さんは舞台も好き/幾原作品は「大事なのは愛」と繰り返し口で言う。この「口で言う」が重要。トリコロも大事なことを口で言っていたつもりだが、なぜか笑われる。「学歴なんかどうだっていい」「人ん家で騒ぐな」など。『ウテナ』は、テレビアニメで消えたウテナが劇場版のスクリーンに着陸するように見えた。「アニメの映画化」という企画にすごく意識的。『覇王別姫』長いが、その長さに俳優陣の熱い演技がパンパンに詰められている(高澤)そんなに言うなら1シーンでもコピーして吟じてください(今田)できない。中国語だから(高澤)/正確にやれとは言ってない。熱意だけ見せてほしい。ぼくはウテナの真似ができる。アンシーにヌードデッサンをされるシーン。聴きますか?(今田)聴かない。『ウテナ』を観る前に今田の演技が先になってしまう/結論は出ない/高澤は『ウテナ』を観る/今田さんみのあるネコの動画
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