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ぼくたちはひとり切り裂きジャックたち
シリーズ・現代川柳と短文NEO/018
だれだってひとりではなにもできない。その意味でだれもが同類のはずなのに、孤独感を覚える人とそうでない人がいる。だいじょうぶ。みんなひとりきりなんだ。血まみれなのはきみだけじゃない。ぼくだってほら。でもぼくたちはふたりってわけじゃない。ひとりとひとり。合わせて何人だろう。霧が出てきた。とても数えられない。
題:小町が行くぼくは1本の泡立つナイフ
/石田柊馬
【本日の現代川柳】
ぼくたちはひとり切り裂きジャックたち
/今田健太郎