浅草キッドや深夜高速

今回、全部読めるもんなら読んでみろ!と言いたいぐらい書きました。

自分が充実してるかどうかは、夜に聞く、フラカン、フラワーカンパニーズの深夜高速や、浅草キッドを聞いて、グッと来るか来ないかで、わかる。ってこの頃気づいた。多分それで頭に浮かぶ感情や思い出って大切なんだってことも。
大事な記憶は、スリープしようが電源切ろうがすぐに思い出せるものである。

金や名声やフォロワー数が及ばない居場所は、その逆位置にあるInstagramを見てる僕たちには無いんだろう。
若様って、「人間そのもの」に、引いては「人間の欲」と、さらに言えば、「DNA」に反抗するような考え方を持ってる。
漫画『銀魂』の虚に反抗する松陽先生みたいな。
同じ生き物だけど、色んなクリーチャーを産んだ結果、繁栄を目的とするその中に、絶滅を目的とする生き物が生まれる。

「若林正恭」という、いわば商標権だけで飯が食えるほどのブランドを背負った彼。
彼だからこそ。08年M-1前の彼もそうだが、そのブランドがない似たような考え方を持つ人間は「めんどくさい」とあしらわれるのが関の山だ。

皮肉だが、この本の説得力があるのはその金や人気が裏打ちされた上での、若林さんの文章構成力や表現力なのかと少し侘しい気持ちになる。

世界一「他人を気を遣える国」から、「世間を気にする国」へ。

それを打破しうるもの、それが〝血の通った関係と没頭〟

いま、僕自身に置き換えた。血の通った関係と没頭という存在。ラジオ、サッカー、本、ROCKもそして今勉強してる会計と法律ってあった。やべぇ。よかったなお前。幸せ者じゃないか。

そして松永さんの解説。
開いて1秒。え、松永さんこんな風に書けるの?でした。
もうこれは、学校社会からドロップ・アウトした彼が書いた最初の「恩師への手紙」なのでしょう。3年間、貴方の成長をずっと見守ってきては、時には依頼をする。そんなアシストをしてくれる存在。それはつまり「先生」
こえて、「恩師」なのではないでしょうか。

今日、実家に整理がしやすいグッズを買いに100均に行きました。
それを持ってレジへ向かう途中に便箋のコーナーがあって、なんの気無しに買ったのです。

その7時間後に『表参道のセレブ犬とカバーニャ要塞の野良犬』を初めて電子書籍として買って読みました。

僕が恩師と言える人が、今年結婚されて、その誕生日がもう少しで迎えます。便箋も、その時湧いた、久しぶりに手紙でも書こうという思いから。その恩師には3年間部活で、2年間担任で、生徒会でも指導していただきました。家族以外で1番顔を合わせてました。

表題で使った曲が『たりないふたり』の山里さん、若林さんのそれぞれのラジオでは定番曲なんですよね。

生きててよかった。たとえ死のうが、死んでもやめんじゃねーぞ!

たまたま、昨日ライブをしていたONE OK ROCKのTakaも
「頼むから死ぬなよ。生きて誰かに愛してるって伝えてやれよ。」
って言ってたのが印象的でした。

そんな中で、松永さんの文章を読んでいく内に、勝手に今の僕と松永さんを重ねてしまい、だんだん目頭が熱くなりました。何から書き出したら良いか。迷いながら、今日も深夜ラジオをつけています。

文責 kk (RN 四畳半クライフ)

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