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4年連続赤字の会社を継ぐ①

願わくば人気者になりたい。

小学生は足が速い。
中学生は面白い。
高校生は頭が良い。
大学生はノリが良い。

あくまでも僕の小さいコミュニティによる
統計だから色々と誤差はあると思う。

今の会社は人気がない。
要は仕事が入らない。

会社における人気とは何なのか。
社会人における人気者とは何なのか。

ここ最近の悩み。

仕事がないあまりに、
日々営業の電話をしているのだけれど、
「広告デザイン会社なんですけど…」の時点で、
「ウチは間に合ってます」ばかり。

電話越しに拒否ばかりされて、
存在してないのと同様だとさえ感じる。

と言うより存在しなくても良い。
存在するべきでないとさえ思える。

電話越しで空気を漏らし、
電話を切って空気を吐き、
気分が悪くなり空気を吸う。

人間最下層の空気の出し入れの完成だ。

「人気者になりたい」とふと考え、
子どもの頃を想起し始める。

それがくだんの人気者の条件。

社会人における人気者の条件は、
いくつかあって職種によって異なる。
と思う。

ただ一つ言えることは、
「明確性」と「役割以上」。

これが僕が考えた
社会人における人気者の条件。

明確性とは、
自分が何者であるかを
他者に具体的に知ってもらうこと。

例えば絵描きの場合は、
どんな絵を提供し、
どんな作用をもたらし、
今後どう価値が上がるのか。
と言うこと。

ここは範疇を越えない限り、
ある程度のリップサービスが必要だ。

◯ニューヨークの個展で人気を博した
◯どんなインテリアにも調和する
◯今は数万円だが予約が殺到しているため
今後値段が跳ね上がる可能性もある。
といった具合だ。

要は自己プロデュースが上手く、
自身の価値を理解している人。

賞を獲得していると、
人気はさらに跳ね上がる。

人は思っている以上に、
「賞」という言葉に弱い。

パッケージに「〇〇賞受賞」と書いていれば、
どんな賞かも知らないくせに安心する。

「安心したい」「楽したい」
人間は都合が良い。
僕はその筆頭だけれど。

「楽がしたい」「安心したい」から、
日々営業電話を闇雲にし続けている。

シゴトクダサイ。。

そして何より「役割以上」の人が人気者だ。
要は圧倒的な実力者。

一つ伝えただけで、
十以上の提案ができる人。

外部と連携して、
或いは外部を頼らずに一人で完結する人。
それもすべて完璧に。

仕事を依頼する身としては、
これ以上ない「楽ができる人」だ。

さっきも言ったように、
基本的に人は楽がしたい。

だから、必然的に役割以上の人を求める。

ゆえに、この人は人気者になる。

簡単な数式だ。

たとえば電話で「何でもします!」
なんて言っても信ぴょう性に欠ける。

要は態度で示せと。
賞を見せてみろよと。

僕は一つの賞しか獲っていない。

世間からすれば、
社会からすれば、
圧倒的な実力者には程遠い。

周りのスタッフも同様で、
特別な能力は持ち合わせていない。

ただ一つ言えることは、
それなりに実績がある。
それなりにキャリアがある。

シゴトクダサイ。。。

ため息ばかり増えて、
仕事が増えない。

人気者になるためにどうすれば良いか。
どうアピールすれば世間に知ってもらえるか。

「悩んでいる暇があったら電話しろ」
ごもっともだと思うし、
少々稚拙にも感じる。

まずは分析して、
どう他者に伝え、
どう訴えかけていくのか。

そこが欠落したままでは、
本当に今以上にどん底のような気がする。

なんて考えてはみるものの、
また週明けから拒否続きの電話が始まる。

仕事が増える方法論を
ご教授いただきたいです。

プライドなんてとうの昔に捨ててます。

今はとことんやってみるけれど、
どれもうまくいかず立ち往生しています。

苦しいです。
悔しいです。

シゴトクダサイ。。。。

メガッパ

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