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【要約】あなたの「眠っていた力」が目を覚ます生き方②~野口嘉則~
自我の確立の2つ目の側面
自分を見失わないために
「他者や世間に振り回されることなく自分の頭で考え、自分の意志で判断し、自分の責任で選択できるようになるためにはどうすればいいか」
自我の確立には他者の期待や周囲の影響に応えることで自分の気持ちや欲求を抑え込むのではなく、自分の意志を尊重することが重要です。
人間の成長は自我の確立を基盤に成り立っています。
価値ある何かに集中したいのであれば、自我を確立することで自分のことを忘れて集中することができるようになります。
自分の軸を持つ
他者の意見に振り回されるのではなく、自分はどうしたいのかを決めて自分の軸を持ちましょう。
これにより相手の意志を尊重することも可能になります。
自由のための内発的動機
情報や知識を得るだけでは、本当の自由にはなれません。
自由に生きる力を持つためには自分で決めることができ、自分をよりどころとして生きることが必要です。
外発的動機(良い成績を取って褒められる、資格を取る、学校の勉強など)と内発的動機(自身から生じる興味や関心、子ども時代の遊びなど)があります。
内発的動機に基づく行動が豊富であれば、人生の選択が主導できるようになりますが、その経験が乏しいと外発的動機に依存しがちです。
今、自分はどちらの動機で行動していますか?
疑問を持ち、思考を深める
社会的な通念に流されるのではなく自分の頭で考え、疑問や矛盾を抱えることが重要です。
本を読む時には筆者の意図に左右されずに、自分がどう感じたかに重点を置いてみましょう。
葛藤を重ねることで人は成熟していくのです。
複雑な問いと成長
善悪の単純な判断を超えて、複雑で答えのない問いに向き合うことで成長が促されます。人生の達人はその葛藤を楽しみながら生きています。
反抗期と自我の確立
子どもの成長過程における反抗期は、自我を確立するための葛藤を示しています。
親の価値観や親への依存の状態から自由を獲得するためには強いエネルギーが必要でそれが反抗期となります。
孤独を恐れない
人は孤独を恐れるあまり依存的になったり、自分の気持ちを抑えたり、さらには攻撃的になったりすることがあります。
しかし、孤独を恐れず一人の時間を楽しむことができるようになると、自分を大切にしながら他者も大切にできるようになります。
一人の時間を大切にしよう
引きこもって一人の時間を満喫することで自身の内面を見つめ直し、自我の確立につながります。
自分を大切にできるようになると、他者との関わりもより豊かになるでしょう。
まとめ
このように自我の確立には自分自身と向き合い、葛藤しながら成長していくプロセスが不可欠です。
他者や社会に流されず自分の意志で選択し行動することで、より豊かな人生を送ることができるでしょう。