奇跡は起こらないようでよく起こる(メン・イン・ブラック3)
「メン・イン・ブラック3」を観たのでレビューします。
【作品情報】
監督:バリー・ソネンフェルド
出演:トミー・リー・ジョーンズ、ウィル・スミス
【おすすめ度】
★★★★★★★★☆☆(8 / 10)
【あらすじ】
地球防衛組織MIBのエージェントであるJとKのコンビは、今日も多種多様なエイリアンたちを監視する日々を送っていた。ある日、エイリアンが収容される月面の刑務所から、凶悪なボグロダイト星人アニマル・ボリスが脱獄してしまう。彼は過去にタイムスリップすることで、自分を逮捕したKを葬ると同時に、叶わなかった地球侵略を実現させてしまう。異常事態に気付いたJは、改悪された過去を元通りに修正するため、過去へタイムスリップを試みるが・・・
【感想】
MIBの一員である主人公が引き続き、エイリアンから地球を防衛する物語です。前々作はゴキブリ星人で、前作はヘビ星人で、今作はサソリ星人との死闘を繰り広げます。毎回ガンツを彷彿とさせる内容ですが、元ネタはこちらが先なので、ガンツがMIBを彷彿とさせているのだと思います。
前作までは多種多様なエイリアンとの軽快なやりとりにフォーカスしており、コメディ色の強さが見られました。しかし今作は、Kの命を救うために過去の世界へタイムスリップするという、シリアスさとスケールの大きさが前提として存在します。そのため、今までで一番物語に深みがあるように感じられました。特に終盤で、JとKの意外な繋がりが判明するシーンは、普通に感動します。脇枠の予知星人も、いい味出してました。
【セリフ抜粋】
「奇跡は起こらないようでよく起こる」
予知星人グリフィンがJとKに説諭するシーンにて。このろくでもない、すばらしき世界を表すセリフ。
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