この世には救う価値のある美しいものもある(フィフス・エレメント)
「フィフス・エレメント」を観たのでレビューします。
【作品情報】
監督:リュック・ベッソン
出演:ブルース・ウィリス、ミラ・ジョヴォヴィッチ
【おすすめ度】
★★★★★★★☆☆☆(7 / 10)
【あらすじ】
23世紀、宇宙のあらゆる生命体は反生命体によってその存在が脅かされていた。人類も例外ではなく、今まさに滅亡の危機を迎えようとしていた。反生命体に打ち勝つには、平和を司る火・水・風・土の4つの要素に加え、第5の要素を揃える必要があった。その鍵となる異星人リー・ルーは人類と接触を図ろうとするも、殺し屋から攻撃を受けてしまう。人類は科学技術の粋を集め何とかリー・ルーを復活させるも、彼女は科学施設から飛び降りて脱走する。リー・ルーは脱走した先でタクシードライバーのコーベン・ダラスと出会い・・・
【感想】
レオンで有名なリュック・ベッソン監督が長年温めた企画を映像化したSFですが、世界観、設定の情報量が凄まじい映画でした。どこかしらの映画で観たことがある、何かしらの要素がたくさん、ありとあらゆる部分に詰め込まれているので、情報処理能力に自信のない方はキャパオーバー覚悟で観る必要はありそうです。
私は自身のキャパシティが追い付かず???状態だったので、あまりハマれず、今一つのめり込めず、情報も消化しきれず・・・よく分からないまま話が進み、悪役は勝手に共倒れし、必ず最後に愛は勝つエンディングを迎え、気付いたら「あ、終わった」という感じでした。
好きな人は本当に好きで、繰り返し観るほどに真髄を味わえる映画だと思います。レオンはあらゆる要素を限定したとても話の濃い作品だったと思いますが、本作はその対極にある濃い作品だと感じました。
【セリフ抜粋】
「この世には救う価値のある美しいものもある」
人類滅亡の間近でコーベンがリー・ルーを説得するシーンにて。第5の要素を表すセリフ。