助けが必要だったのはお前のほうだ(ナイト ミュージアム2)
「ナイト ミュージアム2」を観たので、レビューします。
【作品情報】
監督:ショーン・レヴィ
出演:ベン・スティラー
【おすすめ度】
★★★★★★☆☆☆☆(6 / 10)
【あらすじ】
元警備員のラリーは自分の会社を興し、事業を成功させていた。一方かつての職場だった自然史博物館は、休館により多くの展示物がスミソニアン博物館の地下へ移送されることになった。だが移送時に魔法の石板が紛れ込んでしまい、移送先の博物館で多くの展示物が動き出すハプニングが起こってしまう。展示物の一人ジェデダイアからSOSを受けたラリーは、事態収拾のためスミソニアン博物館へと向かう。
【感想】
より広くなった舞台にアクション味をプラスした、博物館版トイストーリーの続編です。ラリーが成功者として登場する冒頭は何かの冗談で、夢オチから始まる物語かと期待してましたが、どうも現実のことみたいでした。ラリーはもはや残念なイケメン、冴えない中年ではありません。劇中でも華麗に懐中電灯で闘う、新ジャンルのアクションで魅せます。いい意味でも悪い意味でも、前作の抜け目ある頼りなさは感じられなくなったので、本当に同一人物なのか疑う余地は感じられました。
ある展示物とラリーがいい関係になり、だけど一線は引いてお別れするラストが、ややほろ苦いです。引き続き、超気楽に楽しめる映画でした。
【シーン抜粋】
助けられなかったことをラリーがジェデダイアに謝罪するシーンにて。誰かを救おうとする人間は自分が救われたいだけなのかもしれない、そんなSOSのシンプルなQEDのセリフ。
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