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ぶらり【加賀屋】めぐりの旅


00 旅立ち【加賀屋 白山店】

1.加賀屋との出会い

コロナ禍のさなか、飲食店の窮状が報道される。すこしでも役に立てればと思い、積極的に外食をしようと考えた。近所の飲食店を徘徊していたところ、暖簾をくぐるのが非常にハードルの高い【加賀屋 白山店】に出会う。意を決して入店すると、ひどく不愛想なマスターが席に案内してくれた。一見さんには超塩対応...だが中年のおじさんにはそれぐらいがちょうど良い。ハマってしまった...

加賀屋白山店の店構え

2.加賀屋  白山店の料理

お店に入ると、まず目を引くのがもつを煮込む大鍋。この大鍋で煮込まれたもつ煮は、他の店舗と比較してヘビーな味付け(しょっぱうまい)。良い意味で中毒性のある味である。

もつはよく煮込まれておりとてもやわらかい

鉄板のタン、ハツ、カシラ、レバタレである。

豚のタンは塩で
ハツも塩で
とてもやわらかいカシラ。叩いてやわらかくしているらしい。わたしは塩でいただくが、常連さんはタレにからしを添えて召し上がっておられる。通である
新鮮なレバー タレは醤油とザラメを8時間煮詰めるとのこと。わたしはつくねタレが一番好きである

いつもの銀色のやつを注文

いつもお世話になっております

その他の料理

お新香。シンプルにね
さつま揚げ。なにげにおいしい
いか焼き。だいすき
スタミナ焼き。多店舗ではハラミ肉を使うが、白山店ではカシラ肉を使う。ニンニクで味付けされておりピリ辛。おいしい
加賀屋ではバイスサワー

3.結論

白山店は、不愛想なマスターや常連さんがやさしく、非常に居心地が良い。料理はシンプルでワイルド、そんな感じである。
これから近隣の加賀屋めぐりの旅に出発する。

01 まずは【ニュー加賀屋 巣鴨店】

1.なにが「ニュー」なんだろう

巣鴨は、三田線との乗り換えでよく使う駅である。一杯呑りたいと思い、お店を検索すると、あるではないか【加賀屋】。あやしげな繁華街のなかにお店を発見。看板には「ニュー」加賀屋の文字。なにが「ニュー」なんだろう。調査のため入店。

「ニュー」加賀屋

2.ニュー加賀屋 巣鴨店の料理

まずは、いつもの銀色のやつ

巣鴨店ではお通しがでる。パスタサラダ

つぎは料理を注文

巣鴨店ではネギが厚めに切られておりシャキシャキの食感が際立つ。やわらかく煮込まれたもつと対照的であり良いアクセントになっている。白山店と比べるとライトな味付け。煮込み具合の違いがあるのだろう。とてもおいしい
エシャレット、すきなんです。ふつうのみそと麹みそが添えてある
カシラしお。白山店と比べると小振りかな
なんこつしお。豚ののど軟骨。やはり小振りな印象
鉄板のレバたれ
川エビのから揚げ。すきなんです
加賀屋といえばホッピーである

3.調査結果の発表

さて、調査結果の発表である。巣鴨店はメニューが豊富。白山店がシンプル・ワイルドで玄人好みの店舗だとすると、巣鴨店はよい意味で万人うけする店舗。どちらの料理もとてもおいしい。
結局、なにが「ニュー」なのかわからずじまい。残念...

02 本店【加賀屋 本郷店】

1.加賀屋の本店?

文京シビックホールでの仕事が終了したので、一杯呑りたいと思い、都営大江戸線に乗って本郷三丁目駅へGO。【加賀屋 白山店】のマスターによると、【加賀屋】の創業者はもともと板橋に店舗を構えていたが、その関係者が板橋の店舗を本郷三丁目に移転させたとのこと。つまり、本郷店は【加賀屋】の本店たる立ち位置のようだ。仕事終わりのため19:00すぎに入店したが、かなり広い店舗であるにもかかわらず、ほぼ満席。週末の金曜日とはいえ、混み具合で人気店であることが伺える。

【加賀屋】本郷店の看板

2.本郷店の料理など

まずはいつもの銀色のやつ

筍の煮つけ
もつの煮込鍋 系統的にはニュー加賀屋巣鴨店に似たライトな味。加賀屋白山店のヘビーな味(しょっぱうまい)が異彩を放つ
お新香の盛合せ。店舗で漬けているのだろうか。スーパーで売っているような漬物ではない。本格的なお味
タン ハツ カシラ スタミナはしおで
なんこつ れば タレで
加賀屋といえばホッピー
川エビの唐揚げ すきなんです メニューにあると注文してしまう…

3.結論

全般的に巣鴨店に似ている印象をもった。本郷店の店内には、各店舗の名前の入った旗のようなものが飾られている。その中には巣鴨店はあるが、白山店はない模様。おそらく店内に名前がある店舗が本流と推測。そのため、もつ煮込みなどの料理が似たテイストになっているのではないか…巣鴨店と同様、皆さんにお勧めのお店です。

03 加賀屋の派生型?【加賀廣 茗荷谷店】

1.加賀「廣」は加賀屋なの?

久しぶりの休みだったので、一杯呑りに店舗を検索。まず【加賀屋 駒込店】が射程に入ったものの、春日駅からのアクセスを考え、丸の内線で【加賀廣 茗荷谷店】さんに伺うことに。
(【加賀屋 白山店】のマスター情報では、創業者が【加賀屋】を商標登録した関係で、【加賀廣】【加賀山】という名前の店舗ができたそうな。未確認情報です)

茗荷谷駅を降りて暗い道を進むと【加賀廣】の暖簾が見えてくる。新しくてきれいな店舗です

2.加賀廣 茗荷谷店の料理

いつもの銀色のやつは置いてないようなのでサッポロを注文

今日は赤星
花らっきょう 白山店の常連さんがいつも頼んでいるので、わたしもトライ
おいしい
煮込鍋 テイストは、巣鴨・本郷店などの本流ではなく、どちらというと白山店に似ているような
タンしお 肉厚です
カシラしお こちらも肉厚です、ほおばるのが苦しいくらいです
スタミナ焼き こちらもボリュームたっぷり
なんこつたれ たれ自慢のようなのでたれで注文
鉄板のレバたれ
加賀屋といえばホッピー
ゲソの唐揚げ すきなんです
バイスサワー
エビせん 揚げ物すきなんです。それにしてもよく食うな
つくねたれ 食べ過ぎ


3.結論

料理がおいしかった。とくに串ものは、ほおばるのが苦しいくらいの肉厚。1人で食べ過ぎです。串ものが食べたくなったら、第一候補になりそうなお店でした。近いうちにまた伺いたいです。


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