レバナスに全額入れるのは正解か不正解か?
正解も不正解もなく、その人の考え次第です。
だってそうでしょう?その人のお金をどう扱おうがその人次第なのだから。
○ ▲ ▢
さて、今日は久々に投資の話をしようと思います。
私はレバナスに全額は入れていませんが、基本的にはフルインベストメントを貫いています。有り金はすべて投資に入れてやってます。
銀行の預金口座には常に10万円程度が残るようにしておいて、あとは全部投資です。
おおまかなポートフォリオでいくと、個別株(主にグーグル、モデルナ、アップル、テスラ、エヌビディア)が50%ぐらいで、ETF(TECL)が20%ぐらい、投資信託(主にレバナス)が10%ぐらい、仮想通貨(主にIOST)が10%ぐらいです。残りの10%はお試しで買ったまま保有してる個別株たちです。
今回のnoteの記事タイトルは「レバナスに全額入れるのは正解か不正解か?」としましたが、主題は「投資に全額いれるのは正解か不正解か?」ということです。
それでは、改めて問いを振り返ります。
「投資に全額いれるのは正解か不正解か?」
答えはもちろん既にでていますね。
私の考え次第です。
そりゃあ私のお金ですから。私の勝手です。
と、いうことでここから私の考えをつらつらと書いていきますので、ツイッターで日々繰り広げられているあーでもないこーでもない論の攻撃策、あるいは防御策の一案として楽しんで読んでいただけると幸いです。
「投資に全額いれるのは正解か不正解か?」
私的には「正解」なので全額入れています。
なぜ正解か?
①上がる期待をうっすら持っているし、②投資に入れているお金は半分ぐらいになってもいいか、と考えているからです。
要素を2つにわけてお話していきます。
①上がる期待をうっすら持っている
現在の米国株投資を取り巻く環境は非常に厳しいです。
どう厳しい状況かがわからない人は気をつけましょうね。
それは、極寒の地で全裸で凍えながら、なぜつらいのかわかっていないようなものだからです。
なぜ厳しい状況か?
金融政策が引き締め方向に動いているからです。
2020年3月から金融緩和策が取られ、株式相場にとって好条件の環境が整っていました。加えてコロナによる巣ごもり・リモート需要の拡大によってDXが大きく促進された期間にもなりました。
金融緩和 & DXの促進で、IT企業にとっては株価だけではなく、ビジネスとしての環境も好循環となり追い風になったのです。
結果として、IT企業の業績は大きく伸び、株価も大きく上昇を続けました。
そして時は流れ、環境は変わりました。
金融緩和だった政策は、これからは金融引き締め(金融正常化)へと向かうターンです。
2020年3月から金融緩和を続け、2021年11月から金融引き締めが始まっています。このままいくと2024年頃まで金融引き締めが続く予定です。
金融政策は株式市場に影響を与えます。
金融引き締めは、端的にいうと株式相場を押し下げる要因となり、停滞する可能性が高いです。
今までの金融緩和では追い風がビュンビュン吹く中で走っていたから株価は上がったけれど、金融引き締めのこれからは向かい風がビュンビュン吹く中で走らなければいけない!というイメージなのです。
アゲインストの風が猛烈に吹く中で、保有銘柄がしっかり走ってる姿を見なければいけないのです。
そんな、環境が最悪のなかでなぜ私は上がる期待をうっすら持っているのか?
理由は2つあります。
ひとつは、業績相場となるからです。
業績相場とは、金融環境よりも個別企業の業績拡大を要因として株価が上昇する局面のことをいいます。
つまり、業績がいい会社の株価はあがるし、業績がパッとしない会社の株価は下がる、というシンプルな構造です。
たとえ強い風が吹いていても、ウサイン・ボルトは速いんです。
ウサイン・ボルト的な強い銘柄を持っていれば、金融引き締めの環境でも上がっていくのです。
もうひとつは、去年同じような環境の中でも上がっていたからです。
実は、金融引き締めの流れは2021年春ごろから始まっていました。
具体的には2021年には金融引き締めの"予定を立てる"ことが開始されていました。
それを受けて、去年の夏ごろのFOMC(アメリカの金融政策会議)から暴落がくる、暴落がくると言われ続けていました。
しかし、フタを開けてみると毎回のFOMC後に株価は上がるという状況です。
予想:今回は下がる → 結果:上がる。
予想:今回こそ下がる → 結果:上がる。
予想:今回こそさすがに下がる → 結果:上げる。
こんな感じです。
やがて、米国株はもう一生上がりつづけるんじゃないか?と感じる勢いでした。
なぜ、毎回上がる現象が起きていたか?
それは、FRBのパウエル議長がうまく株式市場の期待値をコントロールして、上昇相場の中で金融政策をうまく株価に織り込むことに成功をしていたからです。
その光景を目の当たりにしていた人間からすると、これから実際の金融引き締めが始まっても同じように株価はあがっていくのではないか、と思わせてくれるものがありました。
だから、私は金融政策的に厳しい状況にあるとはわかってはいながらも、心のどこかではうっすらと上がるかもしれないと期待しているのです。
②投資に入れているお金は半分ぐらいになってもいい
もちろん本当に半分になれば悲しいですし、もし0にでもなったら少しは困ります。
しかし、投資に入れているお金は当たり前ですが普段使いしているお金ではありません。
もし将来、家を買うとか車を買うとか結婚式をするとか引っ越しをするとかパソコンを最新のハイスペック機に買い替えるとかで、ある程度まとまったお金が必要になれば、その時は現金に戻す必要がありますが、当面はその必要性はありません。
また、中期的にみても、毎月の給与を本気で貯めればそれなりに貯められるので、暴落してしまったらしてしまったで、また頑張って貯めればいいか、と考えています。
同じ1000万円あるとしても、それが給料で貯めた1000万円なのか、宝くじで当てた1000万円なのかで意味合いは全然違います。
給料で貯めた1000万円は、また給料で貯めればいい。
しかし、宝くじを当てた1000万円をもう一度当てるのは、自分ではコントロールしようがありません。
再現性がないのです。
私は一定のビジネススキルを持っていて、しっかりとした稼ぐ力を持っている、という自信(過信)があるから、全額を投資につぎ込むことができるのです。
さらに非常にラッキーなことに転職市場で評価される専門的なスキルもたまたま持ち合わせているので、高い給料を求めて転職する、という選択肢もまずまず現実的なものとしてもてています。
お金は無くなってもまた稼げばいいからね!の精神です。
と、いうことで、「投資に全額いれるのは正解か不正解か?」という問いに対する私の回答は「正解」であり、理由は、①上がる期待をうっすら持っているし、②投資に入れているお金は半分ぐらいになってもいいか、と考えているからです。
あなたはどう思いますか?
・上がる期待が持てる?それとも上がる期待が持てない?それはなぜ?
・投資金を失ってはいけない?それとも失ってもいい?その許容範囲はどれぐらい?それはなぜ?
これらを考えてみるとまたひとつ、投資が楽しくなるかもしれません。
○ ▲ ▢
「今日のnoteが面白かった!」という方は、ぜひちきりんさんの『自分の意見で生きていこう』という本を手に取ってみてください。
骨太な内容ながら読みやすい語り口で書かれています。
現代のSNSにおける自分の意見の発信とそうでない発信について、そして自分の意見のつくりかたについて深い洞察で論じられています。
今回のnoteはこの本を読んで、たまには自分の意見を書いてみようか!と思って書いたものでした。
最後に1点。
気づいた人はいたかな?
実はこれ、漫画ハンターハンターに出てくるセリフです。
こういった遊び心を入れるのも面白いですね。
最後まで読んでいただいてありがとうございました。
では、また。
ここから先は
レイチェルマガジンーメンバーシップに移行しますー
レイチェルマガジンは2024年11月に廃刊となります。12月からメンバーシップに移行します。
またお目にかかれるときを楽しみにしています。