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企業価値はどうやって算定されるか?

今日は、企業価値がどうやって算定されるかについて話していきたいと思います。

「そんなの調べればすぐ時価総額が出てくるよ!株式発行数×株価!これが企業価値でしょ?」

この言葉が出てくる人はさすがですね。投資家として100点満点です。

もちろん、株式発行数×株価は「時価総額」といわれる、最もメジャーな企業価値の指標です。

しかし

この指標は株価を要因として価値価格が変わるので、株式市場での「評価」でしかなく、実際の企業がもつ事業価値を反映できていません。

時価総額が高まって企業価値が高まっているようにみえても、実際はマネーゲームの対象となっているだけの可能性もあるのです。

それでは、

実際に企業がもつ事業価値=実力をちゃんと図って企業価値を出す方ことはできないのか?

できます。

実際、アナリストが企業価値を見積もるための方法を使えば、出すことができます。

この方法はM&Aのバリュエーション(値付け)にも使われます。

今日は、そんな方法のお話です。

なんでこんな話をするのかって?

今、毎日毎日泣きながら勉強しておるのです。

さて、今私が勉強している企業価値を図る方法をお伝えしていきます。絶賛勉強中の案件につき、間違っていたらごめんなさい。そこはご容赦くださいね。

さて、

そもそも企業価値は何だという話です。

ファイナンスの世界では、「企業価値=事業価値+事業以外の資産の価値」とされています。

難しい数式です。

そもそも事業価値って何だっけ?

事業価値は、その事業によって将来生み出される利益の合計です。

ここで重要になってくるのは、「現在」ではなく、「将来」の利益を考えることです。

去年まで100億円の利益を稼いでいても、来年から利益がずっとゼロ円となる事業は意味がありませんから!

企業価値を図るためには、将来の利益を予想するところから始まります。

では、将来の利益を予想するのはどうやってするの?

そもそもどんなビジネスモデルで儲けているのか?外部環境はこれからどうなっているのか?

そういったものが要因となります。

例えば、プリンターで考えて見ましょう。

A社とB社があったとして、どちらもプリンターを販売しているとします。

A社はプリンターの販売だけで利益を稼いでいて、B社はプリンターの価格は安いもののその後のメンテナンスやインクで利益を稼ぐというビジネスモデルだったとします。

同じプリンターの販売でも、ビジネスモデルが全然違います。

そうなれば、来年以降に生み出される利益額に違いがでてきます。

当然、企業価値も変わってきます。こういうことも加味が必要です。

そうなれば、じゃあなんでA社はプリンター販売だけやってるの?

もしかするとA社は意図的に販売だけをしているのかもしれないし、本当はB社を真似したいけどできない理由があるかもしれません。

その理由を知るために、経営や企業の歴史、技術、サプリチェーンなどの分析も必要になってきます。大変だぞ・・・。

次に、「今年の1億円」と「来年の1億円」の価値の話がきます。

なんの話だ?と思うかもしれません。

「今年の1億円」と「来年の1億年」の価値は同じに決まってるじゃないか!と普通思います。だって金額同じなんだから、と。

実はファイナンスの世界では、全然違うのです。

ファイナンスの世界では、今年1億円の方がより価値があると考えられています。

なぜか?

1つ目のポイントは金利です。

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