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【ウィキペディアはちょっとだけ】2024/03/11 東京都稲城市 ネットリテラシー講座

レポートでなくて投げかけ

今日は18:30から、「生活困窮世帯及びひとり親世帯に対する子どもの学習・生活支援事業」に通っている「中学生」を対象に、情報リテラシーを中心とした話を稲城市でしてきました。

平日、学校が終わって、中学生たちは今日の会場に集まります。学校の授業の補習的なことを大学生とマンツーマンでやるのですが、もしかしたら小腹空いてるんじゃね? と思ったわけです。

なので、海獺は55袋入りのたべっ子どうぶつを持って行きました。話を聞きながら食べるもよし、家に持って帰るもよし。事前に主催者の方に「おやつの差し入れはアリですか」と聞き、許可をいただいた上で。

もちろん、タダで差し上げるだけのためにではなく。たべっ子どうぶつを使って、話すことの補完を行いました。

「たべっ子どうぶつから得られる知識」

知識が広がれば、楽しめることが増えるという話を前段にして、画像のようなスライドを提示しました。

  • なぜ カルシウムとDHAが入ってるとわざわざ書いてあるのか

  • なぜ 卵を使っていないとわざわざ書いてあるのか

  • ビスケットに動物の名前の英単語が書いてあるが、それぞれの複数形はどうなるのか

等を考えてもらいました。

普段何気なく見ているものが知識を増やすチャンスになるよということと、2018年の菅田将暉さんのCM動画を数秒見てもらって、お金を稼いでも失ってしまうことはあるけれど「学んだことは誰にも奪われない」んだということを強調してみました。

生成AIの話も多様性の話も、彼らの年齢層以外は考慮せずに、先入観を持たずに、説明しました。

「仲が悪い人からは、パスはこない」と多様性の話を締めくくりました。

生成AIについては「いろいろ便利に使えるけど、学校の勉強にも使えるけど、それで得られるのは学力ではなくて、生成AIを使うスキルだけ」と説明しました。

事前に聞いていた通り、参加してくださった中学生たちの目に見える反応は薄かったのは事実ですが、最後に色紙に寄せ書きを書いてくださいました。

大人たちに書きなさいと言われて書いたものかもしれないけれど、彼らの言葉が記されています。なんだか申し訳ないような気持ちで感謝しました。

全体的に声が小さいのが気になりました。よく知らないおっさんに何を聞かれても、はきはきと答えるなんてことは望むほうがどうかしてます。

でも、最後の手袋の話をすればよかったなぁと、帰路でずっと後悔しました。

<手袋の話>

冬には、よく手袋が落ちてますよね。
どうしてだと思いますか?
つけたり外したりするときに落ちるから?
そうですね。ではなぜ落としたことに気づかないのでしょう?
それは、音がしないからです。

声を出していくことを忘れてしまうと、苦境に陥ったときに、誰にも気づかれなくなるよ。

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