【ウィキペディア】2023/7/29 福岡WikiGap2023 @福岡県立図書館
内容
時間と人数と環境
11:00-16:30 (編集に携わった人数 27名 )
福岡県立図書館 別館研修室
インターネット環境ありだが、モバイルWi-Fiを4台レンタル
事前打ち合わせ
WikiGapイベント https://w.wiki/5PfE
ウィキペディアタウンの要素を含む
幕末から明治時代にかけての福岡の女性6名に関する記事の充実化と作成
二川玉篠、貝原東軒(記事なし)
高場乱、原采蘋(出典不足)
野村望東尼、亀井少琹(ブラッシュアップ)資料は、福岡県立図書館、ふくおか資料室を中心に、九州大学附属図書館、北九州市立図書館、NDLデジタルコレクションなどから200以上の資料を用意
SNSで参加者募集
後援:福岡県教育委員会、丸善雄松堂株式会社
ワークショップ内容
新規作成記事2、ブラッシュアップ対象記事4
プロジェクトページに署名をする編集
出典付けの練習
目的
福岡県の人々が、福岡県で活躍した女性たちについて知り、調べ、記録する
ウィキペディア上のジェンダーギャップのバランスをとる
ウィキペディアに対する理解を深め、出典の大切さ、情報源を確認することを大切さを考える。
継続できるプロジェクトになるように運営する
ウィキペディアに関する講義
事前告知やフライヤーなどでイベントの主旨はあらかじめ伝えられていたが、まずは動画を見ていただくこととした。
2018年から始まったスウェーデンでのWikiGapおよび、2019年の東京・スウェーデン大使館での初開催などの歴史を踏まえて、2019年の福岡WikiGapのようすについても使えた。
ただし、2019年御福岡WikiGapは女性の記事を新規作成し、特筆性のある人物であればジャンルは問わず、資料を自身で用意するか、翻訳移入という形式だったのに対し
https://ja.wikipedia.org/wiki/Wikipedia:%E3%82%AA%E3%83%95%E3%83%A9%E3%82%A4%E3%83%B3%E3%83%9F%E3%83%BC%E3%83%86%E3%82%A3%E3%83%B3%E3%82%B0/WikiGap%E3%82%A4%E3%83%99%E3%83%B3%E3%83%88/%E7%A6%8F%E5%B2%A1
今回のWikiGapは「福岡県の歴史上の女性たち」というコンセプトのもと、以下の六人についての資料をあらかじめ用意して、グループ分けをして編集作業を共同でやる形とした
最終的にE、Fグループは特に設けず、リスト上位4人についての編集が行われた。
その理由として、海獺が興味を持ったきっかけについて説明し、高場乱から
筑前五女と三閨秀の6人(2人は重複)として設定した。
これはいずれも幕末から明治期にかけて福岡県で活躍した女性たちで、貝原東軒は少し時代が早いものの、高場、野村、二川、原、亀井はつながりがあり、高場と原は男装で帯刀していたという共通点がある。
このようにキャラクターが立っている人物たちを6人選び、その情報をウィキペディアに記すことで、参加者には
ジェンダーギャップの是正
情報発信・情報リテラシーの向上
ウィキペディアに対する理解と、編集に対する興味
などの参加メリットがある。
基本講義
ウィキペディアに関する講義は、基本的なもののほかに、書籍とウィキペディアの違いについて多めに解説。ティラノザウルスの姿の変遷を例示にして、情報が更新されることでの信頼性について説明した。
イベントガイドページを作成し、イベント後に役立つツールなどにリンクをすることで、継続的な編集につなげる工夫をした。
用意した資料について
公共図書館司書と、大学図書館司書の二名が積極的に取り組んで下さり、膨大な量の資料が集められ、皿に書籍に関しては該当ページに6人6色に分けられたしおりが挟まれた
資料リストはグーグルスプレッドシートで公開され、イベント後も加筆の際にも参加者各自がアクセスできるようにした。
またWebで確認できるものを少し海獺がまとめておき
イベント会場内には国会図書館のデジタルコレクションを参照するためのノートPCも用意した。
編集の練習
まず、プロジェクトページに
参加者各自が署名をしてもらうというミッションから始め、同時に同じページを変数すると競合が起きることがあるとこを知ってもらった。
次に例題として「出典を付ける」練習をしてもらい、その後はすぐに実際の編集に取り掛かっていただいた。
新規記事作成
新規記事についてはあらかじめひな形を用意し、限られた時間で「さて、何をどう書けばいいか」と考える時間を少なくし、問いに対しての回答という流れで編集できるようにした。
成果
高場乱 出典付けと加筆
原采蘋 出典付けと加筆
二川玉篠 新規作成
貝原東軒 新規作成
野村望東尼、亀井少琹 については編集の手が回らなかった。
これはあらかじめ、「ある程度完成した記事に手を入れるのは難易度が高い」と説明していたことによるものと思われる。
参加者の感想(抜粋)
資料を潤沢に準備してあり、限られた時間内で適切な資料に行き当ることができた。貴重な地域資料の活かし方を学ぶことができた。
福岡六女について、福岡に住んでいながら誰一人として知らなかった。時間があっという間で、集めていただいた資料を全部活用できなかった。
参加メンバーには興味深い方が多そうだったので、終了後、希望者による懇親会が設定されていれば100点満点。
県立図書館の資料を使ったところ。 使える資料がわかった。
さらに記事の精度を高めていきたい
追記
貝原東軒の記事は、新着記事のおすすめである「新しい記事」に選出され、ウィキペディア日本語版のトップページに1日表示された。