☆【ウィキペディア】2024/9/4 恩納村立うんな中学校での講義+ワークショップ
画像はホテルの朝食バイキングです。
糸満市での研修から一夜明けて、昨年も伺ったうんな中学校での授業です。
昨年はこんな感じです。
説明の内容は昨年とほぼ変わりません。昨年のような内容で、というご要望がありましたし、生徒さんは昨年とは違うのですから、新たな気持ちでお話しできます。
ただ今年は、生徒たちが調べる時間をもう少し増やして、私の話は詰め込み駆け足バージョンで行いました。
昨年とのスライドを比較してみると、同じ部分はあるものの75%くらいは異なるスライドで、同じようなポイントをより伝わりやすくしようとしている自分に気づきました。
前回はグーグルフォームに記入してもらおうとしたら、フォーム内の輻輳が起きてしまったという失敗経験があるので、今回はワークシートに記入してもらいました。
採用されたのはいずれもWeb出典でしたが、図書館の本を活用するという意味では、もしかするとこの中学校の特徴が少し影響しているのかなと思ったのです。
うんな中学校は、おそらく少子化の影響でしょう、恩納・仲泊・山田・喜瀬武原・安富祖の各中学校の統合によりできた中学校です。恩納村では唯一の中学校になっています。統合は2020年のこと。まだ4年しかたっていないので、校舎はとてもきれいです。
恩納村は長細い形をしていて、一番長いところで22kmほどもあります。うんな中学校はちょうどその真ん中へんに位置しています。
つまりこれは東京の中央線で言えば、中野から立川までの距離の間に、武蔵境付近に中学校がひとつある感じです。
これだけ広域の場合、生徒の登下校はスクールバスとなります。
つまり自由に学校の放課後時間を過ごすというわけにもいかず、学校図書館の利用もゆっくり・・・というわけにはいかないようです。
それでも、学校図書館にある本でウィキペディアの編集デモンストレーションをすることで「図書にはそんな本もあるんだ」「図書館にある本でウィキペディアの出典になるんだ」ということを少しでもアピールできたらと思いました。
図書館にあったこの本で、「シャリュモー」という楽器の記事に出典を付けたというわけです。
ワークショップでは生徒が調べた出典を4つ反映しました。
編集成果の一部
調べたことが、ウィキペディアに記載され、誰かの知識の助けになる。
今回は話す時間を短くしたため、その意義や目的についてきちんと伝わったかどうかわかりませんけれど、最初はあまり反応しなかった生徒たちが質疑応答ではちょっとなじんできた様子も見せてくださって、うれしかったです。
年齢層に合わせて、もっとうまく伝えられるように今後も考えていきたいと思います。