売れない美容師の自己肯定感
美容師になって常々感じていたのは、
「私って、器用。」
教えてもらった技術は、感覚で覚えていくタイプで、なんとなく言われたとおりのカタチになるので、お店の技術テストも、あまり苦労せず合格していきました。
この器用さが、私の持ち前の自己肯定感の低さと化学反応を起こして、
"褒められた!好評価された!"と、
勘違いしたのです。
「なんとなくできる」を、
「できる」と、思い込み、
安心を得ると同時に、できると思い込む事で、本当はわからない部分があるのを隠して、安心とは真逆の、不安を持ちながら仕事をするようになりました。
このときには気が付かなかった、自分の自己肯定感の低さ…。
今の時代、よく耳にする自己肯定感って?=======================
【自己肯定感】とは、
自分自身を受け入れ、尊重し、ポジティブに捉えることができる感情のことをいいます。
他者と比較してなにができるか、
何を持っているかなどで優劣を決めるのではなく、評価や成果の有無に関わらず自分軸を持ち、そのままの自分を受け入れます。
自己肯定感は、恐れや不安といったネガティブなモチベーションではなく、信頼や安心感をベースに前進する力を与えます。
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私の場合、できないと不安になり、できることで安心感を得ている、典型的な自分軸がないタイプ。
いわゆる、他人の評価が軸になる、他人軸の生き方。
人からの評価が大事で、ネガティブな部分を隠すように、無意識に人前で、元気にポジティブに振る舞っていました。
こうやって、振り返って文章にすると、改めて、とても窮屈な人生だったなと…。
自己肯定感の低い人生からの脱出の前に、
なんで、こんな自分になったのか?
ちいさな頃の記憶へと、つづく。