妊婦だけどビール検定2・3級併願受検して合格した
ビール検定の存在を知ったその日に受験を決意し、申し込み。10月末までの開催だったので試験日まで2週間しかない!
ちなみにテキストを読む前の私のビール知識は、エールとラガーがあることくらいは分かってるけど、どっちが下面発酵でどっちが上面発酵だったっけ?くらい。あと一時期チェコに住んでいたので、チェコビール関連は分かる。旅行の時は必ず現地のビールをチェックするので銘柄と国・都道府県だけは知ってる。そんな程度。
1週目
とりあえず公式テキストをKindleですぐ購入し、寝る前にこつこつ読み進め、4日で読了しました。
感想は、意外にちゃんとした暗記問題だということ。ちょっとしたビール好き程度じゃ受からない。数字や人物名なんかを覚えないと無理。
公式テキストを読み終わったので、ちょっと値が張って逡巡しましたが2級と1級の過去問集を購入しました。これもKindle。今回の裏テーマは紙の本からの卒業なので電子本で頑張ってます。
過去問集は2日くらいで終えました。曖昧なところはしっかり間違えます(笑)ここまでではじめの1週間は終了。
2週目
2週目はもう一度テキストを丁寧に読みました。とくに日本のビールの歴史、トラピストビールの銘柄と修道院など、あまり馴染みがないところは書き出したり、文字面だけでは覚えづらい醸造工程や買収の経緯については別の本を参照して理屈込みで覚えるようにしたり、フィルタープレスとかグラウラーとかイメージの湧かないものは画像検索したりしました。
海外の買収・合併関連はもともと持っていたこの本の最後のほうに結構詳しく書かれていました。
ビールの作り方についてはこちらの本が詳しい&分かりやすく、化学が苦手でテキスト読んでも全然覚えられない!って人におすすめです。
さらに、念のため今年のWBC(ワールド・ビア・カップ)で金賞をとった日本銘柄もチェックしました。
仕事が結構ごたごたしていたのでテキスト2周目の読書は6日もかかってしまいました。
前日
再度同じ過去問集を解いて確認し、間違えたところやその周辺知識をざっとおさらいして早めに寝ました。正直まだ間違えてます。
当日
テストはCBT方式とのことですが、受けたことがないので当日までどきどき。
会場に着くとすぐに携帯の電源を切り(フライトモードとかではだめ)、飲み物も含めてすべての荷物をロッカーに入れなければいけませんでした。さらに、試験中のトイレ利用はNG。席を立ったら棄権とみなされてしまうそうです。
今トイレ行ったばかりだけど、妊婦はめちゃくちゃ頻尿だし、めちゃくちゃ喉が乾くので一気に不安に・・・
受付の圧に屈し、試験会場に通されました。膀胱よ、もってくれ。
はじめにチュートリアル的な画面で練習し、いざ3級の試験からスタート。画面では2級が選べないようになっているので、3級→2級の順番に受けなければいけないようです。膀胱問題があるのでできれば3級はさくさく終わらせたい!
あいまいだなーと思うものは「後で見返す」みたいな印をつけられるので、一応つけておきました。20分ほどで100問解き終わり、あいまいな問題を再度チェック。知識系は考えても時間の無駄なので、結局3級は30分くらいで終了させました。
その瞬間、「合格」ですって画面になりました。早すぎる。心の準備が。
まぁ3級は大丈夫と思っていたのでとりあえずほっ。膀胱問題に加え、久々のテストで集中力の問題もあるのでさっさと2級を受けます。
2級は「後で見返す」にしたものが100問中、25、6問ついてしまいました。2級は70点以上で合格なんですが、80点以上と勘違いしていて、「20問以上は間違えられない!」と時間ギリギリまで粘りました。
こういう試験ってぎりぎりに回答を変更するのってどきどきしますよね。
結果は100問中86点で合格できました。
終えてみて
前日にパートナーから「ビール飲めないのに、ビア検ってどう?」と聞かれました。飲めないのは仕方ないけど、ビア検の勉強して、これまでヘイジーIPA一択で好きだと思ってたけど、値段ばかり高くて嫌厭してたベルギービールにも興味が出てきてるし、キリン一番搾りの麦芽100%&第一麦汁だけの味も改めて感じてみたいし、熱処理されたクラシックラガーとの違いも比べてみたいし、注ぎ方の違いを味わいに銀座のTHE BARにも行ってみなきゃとか、飲めないからこそ「飲めるようになったら何飲むか」でわくわくしてます。
公式テキストで一通りの知識はつくので、この後ビール関連のサイトを見たりお店に行っても分からないことはあまりない、むしろ知識が補強されていくと思うので、ビア検おすすめです!
ところで来年はクラフトビール30周年としてクラビ連がビアEXPO 2025を開催するようです。4月なので、この日前後は授乳を中断して行くしかないと思ってます!