違和感 【木を見て森を見ず】
木を見て森を見ず
これは「細かい部分にこだわりすぎて、大きく全体や本質をつかまないこと」を意味することわざだ。
分かりやすく示すと...こう↓
木=細かい部分
森=全体や本質
となる。
では、森の本質とは何か?
【広範囲に亘って樹木が密集してる場所】のことである。
つまり、森の本質を知る(見る)には、それを形成する“木”を知る(見る)必要がある。
木を知らない人が森を理解することは不可能だからだ
木を見ることは森の本質を知る上で必要不可欠なのだ。
そう考えると、このことわざは的を得ていないことになる。
ただ、それは仕方ないこと。
ことわざは過去の人が作ったものであり、その時点で知られている知識で、物事を分かりやすく表現したに過ぎないからだ。
本質を知る、とはどういうことか少し解説したいと思う。
例えばこちら↓
これはなんだろう?
森
と思った人は本質を捉えていない
森の画像
と思った人も本質を捉えていない
本質を捉えてる人々はこう考える
“スマホ(もしくはパソコン)の画面”
または
“原子のあつまり”
という感じに捉えるのだ。
なんで正解が2つもあるのか?
と疑問に思った人もいるだろう。
本質とは人によってその意味が違う。
人によって持ちうる知識が違うからだ。
物質の最小単位である(と今現在は考えられている)“原子”を知識として持っている人からすると、ありとあらゆる物の本質はすべて“原子”ということになる。
しかし、物質は全て原子でできている、という知識を持たない人からすると、その本質はまた違ってくるのだ。
その例えとして“スマホの画面”を挙げたに過ぎない。
ということで、現代版の【木を見て森を見ず】を考えてみたい。
「細かい部分にこだわりすぎて、大きく全体や本質をつかまないこと」
これを端的に示す、良い言葉を思い付いた人は是非とも教えてほしい
新たなことわざを作るのは、そこのあなた
PS
人が作った便利な道具に囲まれ
人が作った法律、ルールに縛られ
人々は物事の本質が理解しづらい状況におかれています。
正解は無いけど、あなたの持つ知識で今話題となっている様々な問題、課題について【その本質は何か?】ということを考えてみてもらえたらなぁ、と思います😊