木を見て森を見ず これは「細かい部分にこだわりすぎて、大きく全体や本質をつかまないこと」を意味することわざだ。 分かりやすく示すと...こう↓ 木=細かい部分 森=全体や本質 となる。 では、森の本質とは何か? 【広範囲に亘って樹木が密集してる場所】のことである。 つまり、森の本質を知る(見る)には、それを形成する“木”を知る(見る)必要がある。 木を知らない人が森を理解することは不可能だからだ 木を見ることは森の本質を知る上で必要不可欠なのだ。 そう考
わたしはウイルス わたしは他の生き物に寄生しないと生きれないのです。 わたしは特にヒトに住み着きます。 ヒトはどんどん増えてくれてます。 地球を埋め尽くすほどに... そして、自ら密集したりします。 増殖したわたしの仲間を撒き散らしてくれます。 なので、わたしたちが増殖しやすい環境が整ったというわけです。 だから私たちは増殖しています。 ただ、それだけです。 あなたがたの敵ではありませんよ✨
ここはオデンランド とっても寒い国です。 山の奥深くにホテル『ODEN』がひっそりと佇んでいました。 このホテル、冬は休業しており、休業中の管理人を毎年雇っているのです。 今年はジャックにこるソンと妻(ウインナー)、息子(ダイコン)が管理人をすることになりました。 彼らはホテルに着くやいなや、おでんの気配を感じていました。 管理を始めて数日後、ダイコンは広い通路で卵を転がして遊んでいました。 ふと卵が転がった先に、扉が開いている部屋があるではありませんか。 部屋
ある日、地球にUFOが降り立ちました。 そこから現れたのは それはそれは大きな知的生命体でした。 生命体はこう言いました。 「まもなく我々が地球を占領する。我々の邪魔をする者、我々の食料を奪おうとする者、目障りな者、気にくわない者。これらすべてに制裁を加える。ただし、我々を楽しませる者、我々を笑わせる者がいれば、ペットとして迎え入れてやろう」 生命体は宣言通りに瞬く間に地球を占領しました。 生命体は宣言通りに邪魔をする者達に制裁を加えました。 ある時は燃やし あ
僕は見(ケン)。 小学6年生です。 僕にはちょっぴり苦手な友達がいる。 それは彼、聞(ブン) 君。 なんでかというと、 聞君はいつも言っていることが曖味で、本当かどうか分からないから。 ぼくは気になったことは絶対にはっきりさせたい性格だから、本当かどうか、 よくわからない情報が嫌いなんだ。 聞君はたくさん友達がいて、いつも色んな話をしている。そこで珍しい情報を手に入れて、 僕のことを驚かせたいらしく、たまに僕に自慢してくるんだ。 さあ、今日もやってきたぞ。 聞
日本のとある小さな森の中 ここにはたくさんの動物が住んでいます。 中でも珍しいのはこの2匹 キツネのコン(♀)とタヌキのポン(♂)です。 この2匹は結婚して一緒に暮らしています。 キツネとタヌキが結婚?なぜ?と思うでしょうね。その真相はこの物語を読んでのお楽しみ🎵 時は2ヶ月前に遡ります。 キツネのコンには5匹の子供がいました。子供たちはまだ自分では狩りをできない年頃です。 子供が生まれてから、父親は来る日も来る日も餌探しに森中を駆けまわっていました。しかしここ
うまお「うまこ、久しぶり」 うまこ「うまお、久しぶり~」 うまお「最近どう?」 うまこ「どうもこうもないわよ。毎日毎日走らされてくたくたよ。坂を登らさせられたり、草が全く生えてないところを走らされたり。私、時々なんのために生きてるのか分からなくなっちゃう」 うまお「だよなぁ。俺も同じ。たまに人がたくさんいる賑やかなところで走って一番になっても、俺らの飼い主が得するだけっしょ?俺らタダ働きみたいなもんじゃね?」 うまこ「タダ働きな上に超重労働。人間がよく言ってるブラッ
広い宇宙にぽつんと、青い星が漂っていました。 青い星には、長い年月をかけて様々な生き物が誕生しました。 青い星ではあらゆる生き物が精一杯生きていました。生命力に満ち溢れた温かい星でした。 ある時、とても賢い「ヒト」という生き物が誕生しました。 ヒトは武器を造りだし、力を合わせることで、時には自分よりも一回りも二回りも大きな動物を狩りました。そしてそれを食べ、子孫を繁栄させました。 もちろん、力を合わせたからといって、簡単に獲物を狩れたわけではありません。 時には負傷し
井戸の中、蛙は必死に努力をしました。誰とも会わずに一人で自分磨きをしていました。 そんな中でも、オス蛙が欠かさずに行っていたことがあります。 毎日、何度も何度も井戸の出口まで飛び跳ねて、美しい蛙を見に行ったのです。 あの美しい蛙の顔を忘れないように… あの顔を見ればどんなに辛くても努力を続けられたのです。 ある日突然、一枚の手紙が井戸の底に落ちて来ました。 オス蛙がそれを拾い、ひっくり返すと… 手紙の裏には「オス蛙さんへ」と書かれていました。オス蛙は手紙を読んでみることに
私はスイカ。 大きな甘い果実をその身に宿します。 みんな知ってるでしょ? じゃあ、私たちがなぜ果実を作るか、知ってる? それはね「スイカという種を絶やさないため」。 スイカの中には黒い種がたくさんあるわよね? 誰かに食べてもらって 種を運んでもらって そこで芽を出し、花を咲かせ 果実を宿す。 そしてまた食べてもらって... その繰り返し。 そうして私たち「スイカ」という種は、今日まで生存してきたの。 他の野菜や果物たちも、この戦略で今まで生き抜いてきたのよね。 でも
僕はプラナリア。 とっても小さな、水の中に住む生き物さ。 これは有名な話かもしれないけれど、 僕は身体を切られても簡単には死なないんだ。 身体を縦に真っ二つに切られても、横に真っ二つに切られても死なないよ。 死なないどころか、再生もできる。 切られたら1匹だったのが2匹になる、というわけさ。 凄いでしょ? 人間が僕達プラナリアの、この「能力」に興味を持ち、たくさん研究して、わかったんだってさ。 そして、人間と同じで、脳もあるし、神経もある。 今のところ、僕たちは「
オス蛙は井戸に掴まりながら外の蛙達と話していたので、手の力はもう限界。 外には出れませんでした。 再び井戸の底へ落ち、怪我をしてしまったのです。 オス蛙は外の世界を思いながら、傷が癒えるのを待っていました... そんな退屈なある日、可愛らしいメス蛙を井戸の中で発見しました。 勇気を出して声を掛けるとメス蛙は近寄ってきて、怪我のことを心配してくれました。たくさんお話をして、オス蛙とメス蛙はすっかり仲良くなりました。 美しい蛙への想いは更に薄れていきました。 オス蛙はくる
私、桜。 私、この世の花の中で最も美しいと自負しておりますわ。 だってそうでしょ? 毎年春になったら、私の花観たさに一斉に人間が押し寄せてくるのですから。 他の花ではこんなことありませんものね🎵 でも、私聞いたことがありますの。 「花より団子」 なんなんですの!!この言葉!! 私を観るよりも団子食ってるほうがいい? 理解不能ですわ。 しかもこの言葉を作ったのって、随分昔の人らしいじゃない。 今はね、そんな時代じゃないの。 「花より団子」じゃなくて「団子より花」の
これは、あるオス蛙のお話... ここは日本のとある井戸の中。 あるオス蛙がその家族や友達と一緒に暮らしていました。 オス蛙は過保護に育てられ、跳ぶ力がとても弱かったのです。 仲間の蛙達はたくさん跳ぶ練習をしていました。みんな、成長すると井戸から出て行きます。外の新しい世界へと。 オス蛙は外の世界へと旅立つ仲間を羨ましそうに眺めていました。しかし、高く跳ぶことへの恐怖が大きな壁となって、オス蛙の前に立ちはだかりました。 しばらくして井戸の中には、友達はほとんどいなく
まえがき こんにちは、らーと申します。 今回「柴丸とみっちゃんの誕生日」という超短編小説を書きました。 この小説は私の処女作であり、私の「2つの想い」が込められています。 (※2つの想いについては小説の本編をまっさらな気持ちで読んでもらいたい、という願いを込めて「あとがき」に書かせて頂きました。) 素人の文章で非常に読みづらい、分かりづらいかも知れませんが、どうか温かい目で最後までご覧頂けたら幸いです。 それでは、本編のはじまりです♪ 「柴丸とみっちゃんの誕生日