<Vol.117>セラピストとして成功したければ、まずは"身なり"を整えて。

このセラピストは"アタリ""ハズレ"か、、

年間に数百名のセラピストと触れ合っていると「あぁ、この人は良さそう!」「この人はちょっと厳しそう…」という感覚が徐々にわかってきます。

成功パターンは数あれど、失敗パターンは(ある程度)限定的です。

今日はそんなことについて考えてみたいと思います。


<清潔感に勝るものなし>

アタリのセラピストに共通すること、それはもう、、シンプルに「見た目」です。

え、そんなこと?と思いますよね。

そうなんです、そんなことなんです。

大切なのは美人かどうか(イケメンかどうか)ではなく「清潔感」があるかどうかです。

もう少し本質的なものに言葉を変えると、

「自分がどのように見られているかに意識をもっているかどうか」です。

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先日、セラピストになりたいという求職者に会いました。

30代半ばの男性で(コロナの影響もあり)一念発起してセラピストに転職するとのことでした。

気持ち(志望動機)はとても熱いものがあったのですが、ちょっとこのままでは厳しいな…と。

なぜかというと、、

面接の場にクロックスを履いてきていたんです。

そしてそのクロックスの先端が破れている(割れている)んです…。

これはクロックスを履くな、ということではないですよ。

初めて会う場で(そして自分を売り込む場で)自分がどう見られるかを考えられていない現状がよくないわけです。

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人間の清潔感というのは「端」に現れます。

手先(特に爪)、髪先、口先(歯や唇)、靴の先端、シャツの襟や袖口、財布や鞄の角…などなど。

小さな部分への配慮ができない人間は、お客様への気遣いもおざなりになりがちです。

そして自分が逆の立場であれば、そんなセラピストに体を触られるのは嫌ですよね。

その想像力に欠けている状態では、まずセラピストとしての成功は難しいです。


<端を見る意識>

セラピストという仕事は「商品=人=自分」です。

自分に磨きをかけられないというのは、埃が被っている商品を陳列させているのと同じ状態です。

そりゃあ買わないですよ、人気が出ないのも必然です。

これはサロン全体でも同じことが言えます。

うまくいっていないサロンほど「端」が乱れています。

店頭、椅子の配置、棚の上、タオルのたたみ方…などなど、細かい部分への配慮が足りません。。

そしてそんな環境に慣れてしまうと、その乱れが"見えなく"なってしまうんです。

その状態でどれだけ集客に力を入れたって、、

お客様が逃げていくのは必然です。

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皆さんのお店はどうですか?

そして皆さん自身もどうでしょうか?

お店の営業中だけ、対お客様にだけ、良い顔をしようとしてもダメです。

普段の身なり、自宅の中から整えていかないと「端」の乱れは見えません。

そう、"見えない"んです。

"見える"ようになるためには、見ようとする"意思"が大切です。

ぜひ今日から心がけてみてください^^

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セラピスト特化型の人気コラムです。普段セラピストを教育する立場にある筆者が、セラピストとして大切なことをギュギュッとまとめてお届けします。

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